小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて19年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

大きなかばんをやめてみませんか

2013-07-24 04:54:52 | インポート
目に止まったある広報誌の記事から
要旨を自分用のメモとして

-----------------
どの組織も人件費を削減し、無駄を省く合理化が徹底的に進められている。
その結果、一人でこなさなければならない仕事量が増加し、さらに仕事のスピードアップが求められている。
ほんの10数年前までの感覚ではとても今の時代に生き残れない、そんな実感を多くの人が抱いている。
このような労働環境の中で肉体的、精神的に疲弊し尽くし、心の健康を崩す人が後を絶たない。

昔の勤め人の多くは、男性なら手ぶら、女性でも小さなハンドバッグ一つだった。
ところが今は、家に帰ってからも仕事を片づけておこうと大量の資料を持ち歩くようになり、誰もが大きなカバンを携帯している。
コンピュータの大容量データが小さなメモリスティック一つで持ち歩けるようになったのに。

果たして、持ち帰った仕事を思い通りに何回できただろうか。
帰宅してみれば疲れて寝てしまい、翌日は、やり残し感や罪悪感があるばかり。
心が晴れることがなく多忙感や焦燥感が日々募っていく。
精神的負担という負のスパイラルを自ら招いていることに気付かずに、まじめな人ほど精魂尽き果ててしまう。


できることからやってみよう。

まず、仕事中以外は仕事を持ち歩かないこと。
そのために大きなカバンを止めてみませんか。

予定どおりに終わらなくてもあとは明日。
こうしてケリをつける習慣が心身を守る大切な知恵だ。
やってもやっても仕事がたまっていく労働環境の中で完璧主義を貫くことはもはや不可能。
60点取れればよくできたと自分を認めてあげよう。
40点分の余力を明日に残しておいたほうが、結果的には自分を追い込まずに済む。

この時代こそ、一番大切にしてほしいのは、何事にも余力を残しておくこと。
余力があれば周囲の人の仕事ぶりにも寛容になれる。その分、人間関係も丸くなりチームワークが向上する。
自分の心に余裕がなくなれば、人の心も見えなくなり、お互いを責めるようになって、ぎすぎすした人間関係が始まる。
ハンドルに「遊び」がない車ほど怖いものはない。

岩崎クリニック 岩崎靖雄氏
-----------------------------------