小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて18年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

旅先で見えぬはずの自分が見えた

2023-01-12 08:23:31 | 雑感
昨年訪れた旅先での写真から。
紀勢本線の山中、前の普通列車にはねられた鹿を処理する特急くろしおの運転士。
運転席のすぐ後ろに座っていたため、本部との無線でのやりとりなど一部始終を聞くことができたのは、貴重な体験となった。
無線で知らされた地点に近づくと列車を徐行させながら鹿を確認し、10m程手前で停車させ、かばんの中から取り出した作業用のビニール手袋をはめて、雨の中を外に出て、黙々とそして淡々と作業をこなした若い運転士の姿に、プロ意識を感じて心を動かされるものがあった。
自分なら息絶え絶えのまだ生温かい鹿の死体に触れることすらできなかっただろう。
この事故で特急列車の到着時刻は大幅に遅れた。


人混みを避けて朝早くに訪れた神社。
冷たい早朝の澄んだ空気を吸って深呼吸をすると、信仰心の薄いこんな自分でも自然と厳かな気持ちになった。
一畑電車、特急やくもなど念願の列車に乗ることができたが、岡山からは想像以上に遠かった。


露天風呂から見た船の明かりといい、この坂道からの朝日といい、大島の海の青さといい、本州最南端の街は、噂に違わず自然豊かな美しい街だった。


灯台近くの駐車場のおじさんが商売上手だったのも、今にしてみればいい思い出になった。
自分の与えられた場所でみんな一生懸命に生きている。




新幹線と普通電車を乗り継いで軍港の街へ。

結局ダジャレかい(^^)







ライトアップイベントでは、ガンダムが街を襲う短編映像がプロジェクションマッピングを利用して上映されていた。
映像、音響、噴水が連動した大掛かりなアトラクションであったが、それを見た第一印象が「お金かかってるなあ」だった自分を素直な人間ではないと客観的に俯瞰で感じた旅先での夜。
大袈裟に言えば、このとき自分は、見えぬはずの自分が見えたのである。

見えぬはずの自分が見える - 小樽のパパの子育て日記

人はなぜ旅をするのだろうか激しく共感した一節があったので記しておく。ーーーーーーーいつだったか、たった一人で湖の傍に居たとき「ここは死後の世界の一場面ではないか...

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今年も旅に出よう。