小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて19年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

羽生九段勝利!

2023-01-22 18:30:24 | 将棋

第72期ALSOK杯王将戦七番勝負第2局 羽生善治九段VS藤井聡太王将

101手目、羽生九段の▲4八香をみて藤井王将は投了を告げた。

4八へ香車を合駒する以外は全て詰み。

最後まで仕掛けられた藤井王将の罠を正確に掻い潜っての勝利。

相掛かりとなった本局、周到に用意された作戦だろう。

一局を通じて、羽生九段が終始積極的な差し回しを見せたのが印象的だった。

それにしても52歳の羽生九段がタイトル戦で藤井王将を下すとは信じられない。

これで3局目以降が俄然面白くなった。

頑張れ中年の星、羽生九段!

 

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第72期ALSOK杯王将戦七番勝負第2局が1月21・22日の両日、大阪府高槻市の「摂津峡花の里温泉 山水館」で行われ、挑戦者の羽生善治九段が藤井聡太王将(竜王、王位、叡王、棋聖、20)に勝利し、1勝1敗のタイとした。

将棋界のスーパースター同士が激突する大注目のシリーズ。次戦、第3局は1月28・29日、石川県金沢市の「金沢東急ホテル」で指される。

 

 


嫌われた監督

2023-01-22 08:14:57 | 図書館
図書館で借りた本
 
 
嫌われた監督
 
以下、自分用メモとして
 
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よくファンのために野球をやるっていう選手がいるだろう?
あれは建前だ。
自分がクビになりそうだったら、そんなこと言えるか?
みんな突きつめれば自分のために、家族のために野球をやってるんだ。
そうやって必死になって戦って勝つ姿を、お客さんは見て喜ぶんだ。
俺は建前は言わない。
建前を言うのは政治家に任せておけばいいんだ
 
 
「あんた、嫌われたんだろうねえ」
室内の沈黙を破るように、隣にいた夫人が笑った。
その声につられて落合も笑った。
だが私は笑えなかった。
微かに戦慄していた。
落合という人物の根源を目の当たりにした思いだった。
理解されず認められないことも、怖れられ嫌われることも、落合は生きる力にするのだ。
万人の流れに依らず、自らの価値観だけで道を選ぶ者はそうするより他にないのだろう。
監督としての八年間だけではない。
野球選手としてバッターとして、おそらくは人間としても、そうやって生きてきた。
血肉にまで染み込んだその反骨の性が、落合を落合たらしめているような気がした。
そして私を震えさせたのは、これまで落合のものだけだったその性が集団に伝播していることだった。
いつしか選手たちも孤立することや嫌われることを動力に変えるようになっていた。
 
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落合博満の内面を深く掘り下げた名著。
一気に読了。