小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて19年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

バレエ教室の友達

2014-09-29 04:59:58 | バレエ
バレエの発表会が終わった。
2年に一度の発表会は、バレエ教室に通う子供たちにとっては大きな一区切り。
連日のレッスン、そして舞台のプレッシャーから解放されたことが遥と葵の帰宅後の安堵の様子からよく分かる。





今回の発表会を最後に遥と同い年の二人が一区切りをつけて教室を後にするという。
3歳のときから一緒に教室に通ってきた二人。幼い時分から遥と葵とともに成長する姿を近くでみてきただけに、いつかこの日が来ることは分かっていたものの、正直、寂しさがこみ上げてくる。






今日の舞台での子供たちの晴れ姿を思い出しながら、昔の発表会のプログラムを取り出してきて古い写真を見比べてみる。
9年間とは、これほどまでに彼女たちを成長させたのかと思うと、しみじみと感慨深い。




3歳から9年間、毎週欠かさずのレッスン、特に、B2クラスに上がってからは週3回に増えた。
自宅からの送迎を含めて、どれだけの時間をバレエのために費やしてきたのか。
そして、この9年間で得たものは一体何なのだろうと、ふと考えてみた。




一番大きなものは、バレエの基礎的な動作によって獲得した所作、立ち振舞だろう。
日々のレッスンで培った体幹を使ったボディバランス、しなやかな動きは、彼女たちにとって一生涯の財産である。



発表会など舞台での経験を通じて得た度胸やプレッシャーを克服する力も大きな財産だ。
大勢の観衆の前で踊ることは、普段はできない貴重な体験。
これまで彼女たちは何度も大きな舞台を経験してきた。
その経験がこれからの人生の糧となり、様々な局面で役立つに違いない。



そして、バレエを通して娘と母と一緒に過ごした時間がどれだけ貴重なものか。
この時間こそが何にも増して大きな財産である。

発表会ともなれば、衣装の準備や舞台裏での裏方として母たちはてんてこ舞いである。そうやって母が忙しくも娘に寄り添ってやれることが、どれだけ精神的な支えになっていることか。



レッスンの送迎中に車の中で何気なく交わした会話。時にはレッスンがつらく、一緒に思い悩んだ時期もあったに違いない。
そんな風に親子で共有した時間は、母と娘の絆をより一層強くしたことだろう。

どれだけ貴重で、どれだけ大切な時間であったのか、そう思えるのは、もしかするともう少しあとになってからなのかもしれないが。






遥と葵にとっては、この二人に会えたこともバレエ教室を通じて得た貴重な財産。
どこかでまた会えるはず。いや、必ず会えるでしょう。


これまで本当にお世話になりました。ありがとうございました。

二人のこれからの人生に幸多からんことを祈ります。




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