夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

萩焼杓立 十代三輪休雪作

2010-08-02 07:05:04 | 陶磁器
萩焼杓立 十代三輪休雪作
共箱
幅80*高さ166

戦後・萩の興隆は三輪休和氏によってもたらされたも言われています。

原点は古陶の研究にあったということです。

古陶を超えた、休和の萩がいくつも生まれたといえるでしょう。

毛利氏の御用窯であった名門三輪家の十代目三輪休雪(のちに隠居して休和と号す)は萩焼中興の祖といわれています。

特に後年彼があみだした淡雪のような白色の藁灰釉「休雪白」は、現代萩焼の代表のようになっています。

さすがに高くて、なかなか手には入りませんが、どうしても欲しくて、最近「杓立」を入手しました。

でも、私としては、わりとたいしたことのない釉薬という感想ですね

萩焼は茶器として優れたものとは私は感じていません。

あまりにも品格がなさ過ぎて・・。

そう、コマーシャルベースに乗った焼き物は一般的によくありません。

近代の柿右衛門、徳田八十吉、藤原雄、三輪代々かな。

十一代は「鬼萩」と呼ばれていて、さらに評価が高いですが・・・。

使ってみないことには解りませんが・・。

十代三輪休雪:明治28(1895)年 山口県萩市阿武郡椿郷東分村に、旧萩藩御用窯三輪家九代雪堂の次男として生まれる。

本名は邦廣。昭和2(1927)年 九代雪堂の隠居にともない三輪窯を継承、十代三輪休雪と号す。昭和17(1942)年 川喜多半泥子、荒川豊三、金重陶陽と「からひね会」を結成。

昭和31(1956)年 山口県指定無形文化財「萩焼」保持者に認定される。

昭和32(1957)年 「萩焼」の無形文化財記録保持者に認定される。

昭和42(1967)年 隠居して「休和」と号す。弟の節夫が第十一代三輪休雪(現・壽雪)を襲名。紫綬褒章を受章。

昭和44(1969)年 十一代三輪休雪の次男、三輪栄三を養嗣子とする。

昭和45(1970)年 「萩焼」の重要無形文化財保持者に認定される。

昭和48(1973)年 勲四等旭日小授章を受章。

昭和56(1981)年 10月24日 死去。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (寅吉)
2010-08-02 23:32:31
今日のブログの文章は理解不明です。何で購入した杓立に「どうしてもほしくて・・・わりとたいしたことない釉薬・・・」とコメントしているのでしょうか?
萩焼き全体の事を言っているのであって、この休雪作の杓立てのことではないですよね?
返信する
説明 (夜噺骨董談義 )
2010-08-03 00:04:44
そうですか・・・理解不明?
世に騒がれたものとはいかなるものか・・と思い購入。しかしながらわりとたいしたことはない・・・値段も割高のわりには・・・。
バブル時に高い値段でたくさんデパート等で売りに出されたものには値段と見合うだけの価値はあまりなかったのでは・・・。

ひとつの釉薬のみ、ひとつの窯での焼き方のみ大きくとりあげられたけど、ただそれだけ・・。

魯山人の言葉だったかな・・「世の中からほめられたらおしまい・・常に創造的なものは世間一般からは理解できない」

解るかな~~~
本日、会食で同席した御仁から、小生は奇人・変人であると言われましたので・・・

多少、天邪鬼と思って読んで下さい。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。