当方の郷里出身の画家である平福百穂は「梅」を題材にした作品を数多く描いています。当方でも3点か4点ほど作品を所蔵してますが、本日紹介するには「白梅」と題された作品です。
白梅 平福百穂筆 大正10年(1921年)頃
紙本水墨布装軸 軸先 共箱
全体サイズ:横440*縦1990 画サイズ:横300*縦1280
水墨で勢いよく描かれて枝に僅かな着色で描かれた梅・・。日本画家は桜より梅を描くことが多いようです。
そもそも本作品が真作かどうか? 贋作の多い平福百穂ですので本作品を真作と判断するのに躊躇する方もおられると思いますが、総合的に判断して当方では真作と判断しました。一番疑問と思われるのが箱書きの落款でしょう。印章については数多くの印章があり、統一された資料の少ない平福百穂ですので当方での判断は難しいですが、真贋の判断で迷うのが箱書きの落款でしょう。字のうまい平福百穂にしてはぎこちない?
ただ実際の落款や作行きをみると真作と判断してもいいという当方の見解です。
描いたのは大正10年頃と推察しました。異論のある方もおられるとも考えられますので、あくまでも「伝」としておきましょう。
ただ平福百穂の真贋は平福穂庵、寺崎廣業らに比べて数段難しいのが現状です。
季節は過ぎた題材ですが、ちょっと掛けてみて様子をみることに・・・。
白梅 平福百穂筆 大正10年(1921年)頃
紙本水墨布装軸 軸先 共箱
全体サイズ:横440*縦1990 画サイズ:横300*縦1280
水墨で勢いよく描かれて枝に僅かな着色で描かれた梅・・。日本画家は桜より梅を描くことが多いようです。
そもそも本作品が真作かどうか? 贋作の多い平福百穂ですので本作品を真作と判断するのに躊躇する方もおられると思いますが、総合的に判断して当方では真作と判断しました。一番疑問と思われるのが箱書きの落款でしょう。印章については数多くの印章があり、統一された資料の少ない平福百穂ですので当方での判断は難しいですが、真贋の判断で迷うのが箱書きの落款でしょう。字のうまい平福百穂にしてはぎこちない?
ただ実際の落款や作行きをみると真作と判断してもいいという当方の見解です。
描いたのは大正10年頃と推察しました。異論のある方もおられるとも考えられますので、あくまでも「伝」としておきましょう。
ただ平福百穂の真贋は平福穂庵、寺崎廣業らに比べて数段難しいのが現状です。
季節は過ぎた題材ですが、ちょっと掛けてみて様子をみることに・・・。