夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

楼閣型砧青磁香炉

2014-05-21 01:38:32 | 陶磁器
出張している間にホテルで不思議な夢をみました。熟睡できなかったためもあるのでしょうね。
夢の内容は簡単いうと
「皆がうやまう祭壇、どうも悪魔を祀った祭壇のようですが、思い切って壊してみたら、実に中身はちゃちでったという夢」
とうも日頃、非常に大切と思っていることは実は意外とたしたことはないという夢らしい?? 砂上の楼閣??
地位、名誉、組織・・、実は砂上の楼閣らしいと・・。

もう一晩は内容は忘れましたが、「物欲」にこだわるとえらい目にあうという夢・・。
骨董蒐集は物欲そのもののような気がするので、そろそろ卒業しろということかな???

で、本日の作品は楼閣・・。

楼閣型砧青磁香炉 
合箱
口径45*最大胴径80□*高さ120



「宋時代に砧青磁 龍泉窯」として売られていましたが詳細は不明です。当方の知るべきところに非ず・・。



このような氏素性の解らぬ作品にちょっかいを出すのは、当方の悪い癖です。形が面白いので入手しました。これも物欲か??



香炉には面白い形の作品が多々ありますが、その多くが奇をてらうことが多く、さも面白いだろうというのはこちらもへそ曲がり故、面白くないものです。




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砧青磁(きぬたせいじ):南宋時代(1127~1279)に浙江省龍泉窯でつくられた青磁のうち粉青色の上手のものを日本で「砧手」と呼んだところからこの名があります。 砧青磁の素地は灰白色で、釉薬は厚く掛けられていて、釉肌は粉青色と呼ばれる鮮やかな青緑色をしています。 砧青磁の砧という名称は、青磁鳳凰耳花入「千声」(重文)「万声」(国宝)などの形が砧に似ていたためといい、また千利休所持の青磁鯱耳花入(千利休・伊達家・岩崎家伝来・静嘉堂文庫美術館蔵)の「ひびわれ」を砧を打つ「ひびき」にかけて千利休が名付けたともいいます。

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夢に従い、そろそろ骨董蒐集の休息期間に入ります。






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