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庭にはいつもの年より早めに牡丹の花が咲きだしました。
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あまりにも早いので今年は戸惑ってしまいますね。
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牡丹の花はすぐに散り始めるので撮影するタイミングも難しい。
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なんとも大味な花・・。
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やはり絶滅指定種のクマガイソウも早い!
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見事な咲き具合です。
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木の下に合ったクマガイソウも、木が枯れても覆いすることでなんとか咲き始めました。
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楓の花も・・。
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こんなに早いので郷里への帰省の時には花が皆、散っているのではないかと心配です。
さて本日紹介する作品は、福田豊四郎とともに独特の風景画を描く画家として、小生の蒐集対象となっている画家の一人である奥村厚一の作品の紹介です。
初夏(仮題) 奥村厚一筆 その11
絹本着色額装 軸先木製 合箱
全体サイズ:縦1400*横635 画サイズ:縦435*横510
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子供の頃、川で馬を洗う風景はよく見かけた光景です。小生のような北国では木材の切り出しなどで、馬というと冬にそりを使ったので馬というと冬の馬橇というイメージですが・・。
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「初夏」というのは、当方での仮題です。
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最近は馬を川で洗っている風景はありませんが、衛生上の問題でしょうか?
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印章は以前に本ブログで紹介された「その9」と同一印章と推定されますが、下記の写真のように若干違うようです。ただし下記の検討により真作に相違なしと判断しています。
早春 奥村厚一筆 その9
紙本着色額装 軸先象牙 共箱
全体サイズ:縦1450*横 画サイズ:縦438*横520
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作品によって印章の若干の違いはあるもので、これは印章の摩耗、絹本による朱肉への影響によるものと当方では判断しています。印章は確実に一致するとは限らない例は多々あります。ただ本日の作品は今少し検証してみる必要があろうかと思い、他の作品すべてを比較したところ、「早春」は紙本、本作品「初夏」は絹本による違いと判断しました。「早春」の真贋についても検討しましたが、問題はありませんでしが。
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共箱はありませんので落款以外の字体の比較はできませんでした。なお表具はきちんとしています。
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印章からの疑問はともかくしばし展示室に飾っています。
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奥村厚一の作品の特徴は、変なことですがシミが入りやすい作品が多いというところです。その点からも本作品には疑問はありません。
このような地についた検討はある程度の作品数による蒐集がベースとなりますが、一番大切なのは第一印章を重んじて作品の入手を判断することと、蒐集する作品、さらには手元に置く作品を吟味すること、それにはよく勉強することと感じました。
*残念ながら不躾なコメントが投稿されたためコメントに制限をかけましたのでご了解願います。「UNKNOWN」の方のコメントはすべて削除されますが、不快や悪意のない普通のコメントなら通常に公開していますのでご安心ください。
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あまりにも早いので今年は戸惑ってしまいますね。
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牡丹の花はすぐに散り始めるので撮影するタイミングも難しい。
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なんとも大味な花・・。
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やはり絶滅指定種のクマガイソウも早い!
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見事な咲き具合です。
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木の下に合ったクマガイソウも、木が枯れても覆いすることでなんとか咲き始めました。
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楓の花も・・。
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こんなに早いので郷里への帰省の時には花が皆、散っているのではないかと心配です。
さて本日紹介する作品は、福田豊四郎とともに独特の風景画を描く画家として、小生の蒐集対象となっている画家の一人である奥村厚一の作品の紹介です。
初夏(仮題) 奥村厚一筆 その11
絹本着色額装 軸先木製 合箱
全体サイズ:縦1400*横635 画サイズ:縦435*横510
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子供の頃、川で馬を洗う風景はよく見かけた光景です。小生のような北国では木材の切り出しなどで、馬というと冬にそりを使ったので馬というと冬の馬橇というイメージですが・・。
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「初夏」というのは、当方での仮題です。
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最近は馬を川で洗っている風景はありませんが、衛生上の問題でしょうか?
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印章は以前に本ブログで紹介された「その9」と同一印章と推定されますが、下記の写真のように若干違うようです。ただし下記の検討により真作に相違なしと判断しています。
早春 奥村厚一筆 その9
紙本着色額装 軸先象牙 共箱
全体サイズ:縦1450*横 画サイズ:縦438*横520
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作品によって印章の若干の違いはあるもので、これは印章の摩耗、絹本による朱肉への影響によるものと当方では判断しています。印章は確実に一致するとは限らない例は多々あります。ただ本日の作品は今少し検証してみる必要があろうかと思い、他の作品すべてを比較したところ、「早春」は紙本、本作品「初夏」は絹本による違いと判断しました。「早春」の真贋についても検討しましたが、問題はありませんでしが。
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共箱はありませんので落款以外の字体の比較はできませんでした。なお表具はきちんとしています。
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印章からの疑問はともかくしばし展示室に飾っています。
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奥村厚一の作品の特徴は、変なことですがシミが入りやすい作品が多いというところです。その点からも本作品には疑問はありません。
このような地についた検討はある程度の作品数による蒐集がベースとなりますが、一番大切なのは第一印章を重んじて作品の入手を判断することと、蒐集する作品、さらには手元に置く作品を吟味すること、それにはよく勉強することと感じました。
*残念ながら不躾なコメントが投稿されたためコメントに制限をかけましたのでご了解願います。「UNKNOWN」の方のコメントはすべて削除されますが、不快や悪意のない普通のコメントなら通常に公開していますのでご安心ください。
いつもHPを拝見させていただいております。私は、20代後半の古伊万里から始まって、今、明治~昭和の日本画にはまっている50代前半なのですが、子供の教育費、老後の費用のため、お小遣いもままならず、また、日本画に対しては識がんも未熟なため、少しづつおこずかいを節約し、専ら、骨董屋さんの作品を見て研究しています。
去年、若い頃に勝ったROLEXを売却して、骨董資金をねん出し、春挙、曼舟の作品を骨董屋さんから購入しました。
骨董屋さん曰く、古伊万里も日本画も同じだそうで、品のある作品は、専門家からではないとなかなか手に入らない。先日、ヤフオクで、菅楯彦の作品を手に入れましたが、実物を目にして、その言葉の意味を実感しました。
あなた様の所蔵品、日本画から濱田庄司にまで至り、大変品のある作品ばかりで、識がんについても、驚くことが多いです。
お父様形から受け継いだものも多いとのこと、大変うらやましい限りです。
私も、お爺さんも骨董が好きだったので、遺伝かなと思っています。
今は、少し溜まったおこづかいで、栖鳳の小品にしようか、梶原緋佐子にしようか、もっと待っていれば、いい作品に出合えれるか等と、考え、楽しんでいます。
また、良い作をご紹介ください。
(最近、古着屋で和服を買い、パジャマ替わりに着て、骨董を見ながら、楽しんでいます。HPのあなた様の着物には到底及びません。)
風より。
早くに亡くなった父の家業を継いだ母が事業を整理する際に、借入金返済以外にお世話になった方々に骨董品を差し上げた時から当方の骨董蒐集はから始まっています。差し上げた作品をもったいないと思いながら、手元に残っていた骨董品を調べていくうちに興味が湧いた次第ですが、そのような状況ですから始めた当初は父の代から残っていたのは極僅かな作品だけでした。当方はサラリーマンですが、当時は子供がいなかったので、その分投資できたのものと心得ています。また蒐集後に、父や母から伝わった作品のほとんどが差し上げた方々の好意や当方の金銭の支払いで戻ってきました。時間とともにいつのまにか作品の数が増えましたが、資金繰りのために処分した作品も数多くあります。
骨董蒐集は「買う、売る、勉強する。」に尽きますね。買うだけでは自分の所蔵している作品の価値が解らず、高く売れるものと妄想を抱いてしまいますが、処分すると実によく価値が解りますね。意外に二束三文の作品が多く、値段がつけばいいほうの作品もあります。
日本画は今は買い時ですが、たしかに品格のある作品の入手は難しいです。専門家から買うのは資金が豊富ならそのほうがいいでしょうね。
本ブログで紹介できる作品も数少なくなってきましたが、体力、時間、作品数が許す限りは投稿していきたいと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。