夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

沙河停車場附近戦後 橋本関雪筆

2011-05-21 08:37:44 | 掛け軸
最近、麻雀が好調・・・、本日より出張にて北海道へ。
月曜日までですので、ブログは二日間休稿させていただきます。

橋本関雪は「蘆葉観音図」「大黒図」に続き、第三作目です。

沙河停車場附近戦後 橋本関雪筆
紙本淡彩額装 
画サイズ:縦238*横380



関雪は栖鳳の許で四条派を学ぶも、それでは物足りず、南画や大和絵を取り入れ、独自の作風を成しました。当時は困難であった中国大陸旅行にも生涯に三十数回中国に旅行をし、中国ブームのきっかけを作ったそうです。

行動力があり歯に衣着せぬ言動が栖鳳と合いいれなかったようです。

本作品は、1904年の日露戦争の沙河会戦(10月)はロシア陸軍が大日本帝国陸軍に対して行った反撃により始まった会戦です。

下の写真は文献参考印章です。

 

10月9日にロシア軍の攻撃が始まり、それを帝国陸軍が迎撃するという形で戦いが始まりました。関雪は明治2年(1883年)に生まれていますから、戦後とは日露戦争のことか上記の日露戦争おける沙河会戦のことでしょう。本作品は軸装から額装へ改装しました。


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2 コメント

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第三作目 (米吉)
2011-05-23 23:11:01
三作を比較すると関雪の作品とはとても思えません。
一作一作を別人が描いているようです。
時代背景に即した画風があるようですね。
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関雪 (夜噺骨董談義)
2011-05-24 05:46:26
そうですね、さらに関雪の真骨頂は動物を題材にした絵ですが、それは見事です。
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