夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

人物図 木村立獄筆 

2014-08-23 08:00:47 | 掛け軸
作品の題目は「人物図」としましたが、なにか題材がありそうな作品ですね。調査中・・・。

人物図 木村立獄筆 
紙本着色軸装 軸先本象牙 合箱
全体サイズ:横322*縦1800 画サイズ:横298*縦923



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木村立嶽:(りゅうがく、りつがく)。富山生まれ、幼名は専之助。父親の定吉は大工で、富山藩十代藩主前田利保(としやす)の推薦により、江戸幕府の絵所で学ぶこととなり、狩野派の伊川院栄信(いせんいんながのぶ)、晴川院養信(せいせんいんおさのぶ)、勝川院雅信(しょうせんいんただのぶ)を師としました。




雅邦、芳崖、狩野勝玉と共に勝川院門下の四天王と称された。やがて富山藩の絵師として取り立てられる。藩主の前田利保とは関連が深く、『本草通串(ほんぞうつうかん)証図』(利保の編纂といわれる)の下絵を描き、利保の隠居所の千歳御殿(ちとせごてん)の襖絵(ふすまえ)や能舞台の松の絵も手掛けた。また「立嶽」という画号も利保が与えたと言われています。



明治期には江戸に移住しましたが、富山にも多くの作品が残されています。明治期には、東宮御所の絵を手掛けるなど、様々な仕事をしています。また当時盛んに行われた博覧会に、多くの作品を出展して大賞などを受賞しました。



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