夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

呉洲方壺 河井寛次郎作 その1

2020-10-14 00:01:00 | 陶磁器
本日はひさかたぶりに河井寛次郎の作品の紹介です。



呉洲方壺 河井寛次郎作
共箱 
高さ110*幅140*奥行き135



棟方志功の作品と並べて展示したり、棟方志功の作品と愉しむには河井寛次郎の作品は必須ですね。



河井寛次郎はある意味で神の手の持ち主と言っても過言ではないでしょうが、やはりその作品の面白さは長年の精進によって生まれた釉薬やフォルムにあります。その精神性の高さは観る者に感動を与えるものですね。



本作品は残念ながら造形にはそれほど面白味はありませんが、共箱に収められており、おそらく個展、展示会での販売品であった作品でしょう。箱には番号札もありました。



河井寛次郎の作品は作品本体には初期の頃を除き、銘がなく贋作は共箱にも及んでいます。浜田庄司共々、真贋については要注意の作品群ですね。作品には銘がないので釉薬、造形の出来からの判断が必要です。

*本作品は真作に相違ありません。本ブログでは浜田庄司、河井寛次郎については注意書きに「伝」がない限り真作です。



新たに作られた展示室の廊下に棚に飾って愉しんでいます。



当方所蔵の粗品では推し量れませんが、棟方志功と河井寛次郎、互いに大いに感化しあったのでしょう。

**ちなみに棟方志功の作品は「伝」ですよ

本ブログには紹介できていない作品は多々あるのですが、そろそろ毎日までブログを投稿しないで済みそうです。






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