夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

古染付 唐子図皿

2017-11-18 00:01:00 | 陶磁器
最近のアクセスの多い作品のひとつに下記の作品があります。



床の間に現在飾られている織部の香合です。



さて本日は現代では忘れ去られつつある古染付の作品の紹介です。週末ということで気軽な作品をひとつ・・。

古染付 唐子図皿
口径143*高台径*高さ24



補修跡があり、いわゆる参考作品程度の価値のものでしょうが、古染付の魅力十分の作品となっています。



洒脱な呉須の絵付、虫喰、高台内の鉋の削り跡、砂付き高台とこの4条件が揃っているのがいいです。骨董市やネットで気に入った作品があるとたまに食指が動きます。



時代が下がるとこの条件が少なくなる、もしくは無くなっている作品が多くなります。これは明末赤絵も同様で、綺麗な仕上がりの作品はかえって価値が下がります。



このような評価したのは、日本人の趣向であり、欧州、中国などの他国にはない評価です。



以前はこのような古染付は高かったのですが、いまではかなり手頃なお値段で入手できます。上記の4条件を備えているものを入手するとかなりの確率で贋作が排除できるかと・・。ただ聞くところによると、この条件を鵜吞みにするとその条件どおりの贋作があるとか、あくまでも最後は雰囲気で購入することがいいようです。


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