春 奥村厚一筆

春　奥村厚一筆
絹本着色絹装軸軸先樹脂共箱二重箱
全体サイズ：縦1458＊横661　画サイズ：縦430＊横515

早春賦の歌を口ずさむこのごろ・・連休は雪らしい。
自宅のあきや管理から除雪と水道パンク緊急処置の請求書

人間ドックも目新しい指摘事項なし
ただしダイエット

事務所も来週から引越し・・有志で新都心お別れ会・・そしてなぜかいつもと違うメンバーでマージャン・・これじゃ体にいいわけない
これは米吉さんの得意のカラオケのレパトリーですね。



春の日差しに桜の木が影をつくり、ほのぼのと暖かい。気持ちよさそうに鶏が地面を啄ばむ。春の景色を正面から素直に描き、日本人であれば、いつかどこかで見た風景と感じさせる一作となっている。生涯一貫して風景画にこだわった厚一らしい一作である。秋野不矩は奥村厚一の風景画について、次のように述べている。「奥村さんその人にあるような気がする作品である。」







　　

奥村厚一：京都生。京都絵専卒、研究科修了ののち西村五雲に師事する。

第二回日展特選。「我らは世界性に立脚する日本絵画の創造期を期す」として、昭和23年の創造美術結成。

秋野不矩、福田豊四郎、山本丘人、吉岡堅二ら東西の中堅作家13名の創立会員の一人として参画。以後新制作協会日本画部から創画会への変遷とともに歩み、生涯一貫して風景画にこだわった。風景画を追求し、晩年は水墨調の画風を展開した。創画会会員。

京都市立芸大名誉教授・嵯峨美短大教授。昭和49年（1974）歿、享年６９才。

山本丘人、吉岡堅二については後述したいと思っています。
このブログ内でリンクが完結できるようになれれば・・・。