家族でテレビを観ていたら山梨県での水晶を加工する技術を紹介している番組があり、祖母が「たしか山梨で買った水晶があったはず・・??」という発言があり、そういうものを管理している小生は忘却の彼方・・。慌てて探す羽目になりました。
床の間も地袋に花瓶の箱の陰になってありました。「今では山梨では採掘禁止らしいね。貴重品?」と家内に尋ねると「そもそも山梨産かどうか怪しいよ」だと・・。
ついでにアメジスト(こちらも紫水晶)も出てきたのだが、「これはもっと怪しい・・」とのこと。
どうも我が家の宝物は怪しいものばかり・・・・
まだ小生が40代だった頃、つまり25年以上前ですが、赴任先の骨董店や骨董市でいわゆる藍九谷や藍柿右衛門に類する古伊万里を観て回りましたが、とても高価で入手できる作品群ではありませんでした。
お気に入りの作品 古伊万里 藍柿 山水雁図染付七寸皿 江戸中期
高台内「大明成化年製」銘 誂箱
口径210*高台径*高さ28
じ~っと作品を骨董市で亡くなった家内共々、眺めていたら、よほど物欲しそうに見えたらしく、骨董商らしきそちらも夫婦で「気に入ったらお安くしておきますよ。」と声を掛けてきました。「いや~、とても」というと「焼きの甘いもの(ニュウが入っている作品)なら、お手頃ですよ。」と言われて、初めて思い切って古伊万里の藍柿右衛門らしき作品を入手した思い出があります。
「藍九谷」も今ではずいぶんと手ごろなお値段になってきました。おそらくそれぞれ10枚から30枚の揃いの食器だったのでしょう。今ではほとんどがばら売りされています。
絵画にも色絵の柿右衛門とともに海外にも数多く輸出されたようです。
本作品は高台内には「大明成化年製」の銘があります。本作品が「藍九谷」、「藍柿右衛門」と称する作品に分類されるかどうかは定かでありませんが、大雑把には染付だけで描かれた出来の良いものを藍九谷、藍柿右衛門と称しまている感があります。
残念なことに本作品も「甘手」・・。貫入はほどんど目立ちませんが、指で弾いてみると鈍い音。これが「甘手」か否かを見極める方法ですが、金属御音がするのが健全な器ですね。
*ちなみに自分の所蔵品でないかぎり、指で弾くのはマナー違反です。
柿右衛門手の最盛期は17世紀の後半と言われており、その時期のものは後の時期には無い綺麗さ、濁手に付けられた色絵の映える絵付けなど、見れば人気があるのも納得できる綺麗さがあります。 その中で染付けだけで絵付けをされたものを藍柿右衛門と言い、こちらは濁手の素地ではなく、他の古伊万里と同じです。また初期の染付の出来の良い染付を藍九谷とも称しているようです。
ともかく普段使いには今でも贅沢な逸品には相違ないでしょう。揃いで使いたくなる作品ですが、今では揃いで入手するのは難しい作品群ですね。
床の間も地袋に花瓶の箱の陰になってありました。「今では山梨では採掘禁止らしいね。貴重品?」と家内に尋ねると「そもそも山梨産かどうか怪しいよ」だと・・。
ついでにアメジスト(こちらも紫水晶)も出てきたのだが、「これはもっと怪しい・・」とのこと。
どうも我が家の宝物は怪しいものばかり・・・・
まだ小生が40代だった頃、つまり25年以上前ですが、赴任先の骨董店や骨董市でいわゆる藍九谷や藍柿右衛門に類する古伊万里を観て回りましたが、とても高価で入手できる作品群ではありませんでした。
お気に入りの作品 古伊万里 藍柿 山水雁図染付七寸皿 江戸中期
高台内「大明成化年製」銘 誂箱
口径210*高台径*高さ28
じ~っと作品を骨董市で亡くなった家内共々、眺めていたら、よほど物欲しそうに見えたらしく、骨董商らしきそちらも夫婦で「気に入ったらお安くしておきますよ。」と声を掛けてきました。「いや~、とても」というと「焼きの甘いもの(ニュウが入っている作品)なら、お手頃ですよ。」と言われて、初めて思い切って古伊万里の藍柿右衛門らしき作品を入手した思い出があります。
「藍九谷」も今ではずいぶんと手ごろなお値段になってきました。おそらくそれぞれ10枚から30枚の揃いの食器だったのでしょう。今ではほとんどがばら売りされています。
絵画にも色絵の柿右衛門とともに海外にも数多く輸出されたようです。
本作品は高台内には「大明成化年製」の銘があります。本作品が「藍九谷」、「藍柿右衛門」と称する作品に分類されるかどうかは定かでありませんが、大雑把には染付だけで描かれた出来の良いものを藍九谷、藍柿右衛門と称しまている感があります。
残念なことに本作品も「甘手」・・。貫入はほどんど目立ちませんが、指で弾いてみると鈍い音。これが「甘手」か否かを見極める方法ですが、金属御音がするのが健全な器ですね。
*ちなみに自分の所蔵品でないかぎり、指で弾くのはマナー違反です。
柿右衛門手の最盛期は17世紀の後半と言われており、その時期のものは後の時期には無い綺麗さ、濁手に付けられた色絵の映える絵付けなど、見れば人気があるのも納得できる綺麗さがあります。 その中で染付けだけで絵付けをされたものを藍柿右衛門と言い、こちらは濁手の素地ではなく、他の古伊万里と同じです。また初期の染付の出来の良い染付を藍九谷とも称しているようです。
ともかく普段使いには今でも贅沢な逸品には相違ないでしょう。揃いで使いたくなる作品ですが、今では揃いで入手するのは難しい作品群ですね。