
当方のコメント欄は公開されていないコメントのやり取りが最近多くなりつつあります。テレビ番組(一応ゴールデンタイムの番組)への画像の依頼や展覧会の出展依頼などであり、一応個人情報がありますのでコメントは公開されいません。最近は「不躾な」コメントは皆無になりましたが、このようなコメントが多くなり、個人情報のあるコメントは公開しておりません。主に非公開のコメント欄にて情報交換後、メールにてのやり取りになります。
さて明末の漳州窯のおける大皿の作品は、呉須染付・呉須赤絵(青絵)・餅花手と大きく3つに分かれますが、一番入手が難しい作品が餅花手のようです。
先日、インターネットオークションで「呉州餅花手 瑠璃地白花花卉文盤」を競り合ったのですが、20万ほどで競り負けました。大きな傷があったのでそこまでは・・・というお値段でしょう。もっと入手しづらいのが「呉州餅花手 茶褐地白花花卉文盤」、要は青い餅花手は数があるようですが、茶色の作品は数が少ないようで、市場に出回わらないようです。ただ発色の悪いもの、図柄の淡白なもの、傷のあるものは基本的に入手を避けたようがいいですが、傷のあるもので図柄の発色の良いものは迷うところですね。餅花手の作品については本ブログの記事を参考にしてください。
さて本日の作品は残りの呉須染付と呉須赤絵にほぼ同一の図柄があるという作品の紹介です。
明末呉須赤絵 蓮池水禽文様大皿
誂箱
口径386*高さ90*高台径195

一応「明末」としていますが、清朝に入るかもしれません。根拠は虫喰いの状況ですが、虫喰いが少ないと時代が下がるのかもしれません。

綺麗な発色ですが、虫喰いもほとんどなく、高台内も砂が綺麗ふきとられれ釉薬が掛かってきれいなっています。

明末赤絵にも時代による差があります。

図柄にもちょっと勢いが少なくなっています。

このちょっとした時代の差が評価に大きく影響するようです。

図柄は染付によくみられる蓮池水禽文様です。

とはいえまだまだ面白味のある作品にはなっているようです。

あまりにきれいになると日本による模倣作品を疑う必要があります。

ただ時代の古い明末赤絵より、きれいな清朝の作品が好きだという方はあまり明末赤絵の蒐集には向いていないと言わざるえませんね。
ところで明末呉須赤絵の作品はいろんな資料で見かけますが、下記は「小さな蕾」に掲載された記事です。

このように掲載記事があったり、美術館に陳列されているからといって、明末呉須赤絵の作品は大仰な作品群ではありません。ましてやなんでも鑑定団に出品されたた作品は売買取引価格の10倍でまったくあてになりません。中国に作られた日本だけにある陶磁器。もう少し気軽に楽しんだらいいと思います。
さて明末の漳州窯のおける大皿の作品は、呉須染付・呉須赤絵(青絵)・餅花手と大きく3つに分かれますが、一番入手が難しい作品が餅花手のようです。
先日、インターネットオークションで「呉州餅花手 瑠璃地白花花卉文盤」を競り合ったのですが、20万ほどで競り負けました。大きな傷があったのでそこまでは・・・というお値段でしょう。もっと入手しづらいのが「呉州餅花手 茶褐地白花花卉文盤」、要は青い餅花手は数があるようですが、茶色の作品は数が少ないようで、市場に出回わらないようです。ただ発色の悪いもの、図柄の淡白なもの、傷のあるものは基本的に入手を避けたようがいいですが、傷のあるもので図柄の発色の良いものは迷うところですね。餅花手の作品については本ブログの記事を参考にしてください。
さて本日の作品は残りの呉須染付と呉須赤絵にほぼ同一の図柄があるという作品の紹介です。
明末呉須赤絵 蓮池水禽文様大皿
誂箱
口径386*高さ90*高台径195

一応「明末」としていますが、清朝に入るかもしれません。根拠は虫喰いの状況ですが、虫喰いが少ないと時代が下がるのかもしれません。

綺麗な発色ですが、虫喰いもほとんどなく、高台内も砂が綺麗ふきとられれ釉薬が掛かってきれいなっています。

明末赤絵にも時代による差があります。

図柄にもちょっと勢いが少なくなっています。

このちょっとした時代の差が評価に大きく影響するようです。

図柄は染付によくみられる蓮池水禽文様です。

とはいえまだまだ面白味のある作品にはなっているようです。

あまりにきれいになると日本による模倣作品を疑う必要があります。

ただ時代の古い明末赤絵より、きれいな清朝の作品が好きだという方はあまり明末赤絵の蒐集には向いていないと言わざるえませんね。
ところで明末呉須赤絵の作品はいろんな資料で見かけますが、下記は「小さな蕾」に掲載された記事です。

このように掲載記事があったり、美術館に陳列されているからといって、明末呉須赤絵の作品は大仰な作品群ではありません。ましてやなんでも鑑定団に出品されたた作品は売買取引価格の10倍でまったくあてになりません。中国に作られた日本だけにある陶磁器。もう少し気軽に楽しんだらいいと思います。