夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

座敷に遊ぶ

2019-06-12 00:01:00 | その他
昨日の誕生日で小生は66歳・・・。

さて義母の一周忌に帰郷したのですが、前の晩は家族が集まるので皆で夕食を共にすることになりました。



息子はいつものように食事の支度の手伝いです。



古くからあった天井を壊して吹き抜けにした居間です。もとは天井裏は蚕を飼っていた部屋です。埃がすごかった・・。



縁側のサッシュは雨戸を取り払い、木目調のサッシュに入れ替えました。結構いい値段しましたが、古い材に狂いはほとんどなかったのは驚きでした。



その縁側には雰囲気に合うように照明やロールスクリーンの簾を付けています。ひとつひとつに気を使っていますが、新しいものに変えていくと文化財の指定対象にならなります。文化財の指定などにはならないほうがいいですよ。住めなくなります!



壁は塗り直されています。これは義父が退職金で直したものです。



庭には外灯がついています。冬の雪景色は絶品です。



居間の大きな囲炉裏は今は危ないので塞いでいますが、玄関前には板金工の職人さんが直してくれました炉があります。これは腕の良いお爺さんが丁寧に直してくれました。



床の間から真正面の庭には社があります。この軸線がこの座敷の生命線・・・??



亡くなった家内や義父や義母らと今まで30年近くにわたり、銀行から融資を受けたりして座敷を直し続けた思い出に浸っている間に食事の支度ができてきました。



さあ~、乾杯じゃ!



ところで座敷にある骨董類は盗まれてもいいようにたいしたものは置いてありませんがここで改めて紹介します。

幕末の古伊万里大皿。蔵からいくつかある大皿から持ち出してきました。















前にもブログで紹介した山岡鉄舟の書。

この書のブログを観てBSフジテレビの企画から骨董に関する番組への出演の依頼がきましたが丁重にお断りしました。その前には鉄腕ダッシュから別の絵画の画像の引用依頼が・・・。ともかくテレビの企画の誘いは性急過ぎるようで・・・。





  





磁州窯の壺・・?? これは小生が若かりし頃に購入した作品。













座敷の書院棚には古くから三種の神器があります。玉に剣に鏡・・・。座敷にはその家にあったものを飾るのがよい。どの家の座敷でもそうですがともかく飾りすぎないことです。



この座敷はいかにも田舎の座敷らしくいいではありませんか。

飲みに従い、この家を将来どうするかという話になり、甥に「おい、お前はぜひ田舎で住みたいという嫁を貰え!」という小生の意見・・・。小生は思い出だけでもう十分。

さて田んぼの蛙の音がちょうどよい子守歌を奏で始めました。 





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