夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

彫刻の整理、補修

2021-01-08 00:01:00 | その他
正月は今年はコロナ禍で帰省できずに例年になく、義母と4人で自宅にて過ごしました。



まずはお屠蘇・・・、年の順に・・・。年末は慌ただしく骨董のお屠蘇の関する道具を出しているような余裕はありませんでした。



簡単なおせち、思うに義父が亡くなり、義母を一人にしておくのもままならなくなっていくようです。



さて本日は閑話・・、そんなに多くない木彫刻の作品ですが、いくつかの作品には箱のないもの、補修の必要な作品があります。



当然共箱は誂えできませんが、保存や整理のためには収納箱は必需品となります。



彫刻類にはまず箱を誂えます。



箱を誂えた後に補修の必要なものはその箱に収納して補修先に送ります。



メール等で補修箇所、補修方法、費用を打ち合わせします。



傷などは写真で確認し合います。



箱の収納することで戸棚や棚に積み置くことができますが、箱には作品保護のため劣化しないクッション材を充分に使用します。ビニール製のエアクッションなどは劣化するので厳禁ですね。



ガラスケースのある作品も基本的には箱を誂えます。



作品の蒐集には作品購入費以上に保存、修理に費用がかかるものです。そして保管スペースも・・。



平櫛田中の作品は極彩色の作品が多いので修理には苦労しますね。現在は色彩部分以外に素地の部分の補修に出している作品がありますが、それは素地にもシミなどが発生することがあり、これは極彩色よりかえって厄介です。

*目下、「鏡獅子」共々、補修中・・。



作品を補修していく覚悟が蒐集する者には必要不可欠のようです

ついでに大皿等も収納箱を誂えました。箱のサイズが大きく、重いので真田紐もワンランク上の太い袋紐を用います。



友人の平野庫太郎氏の作品も箱を誂えました。



地震などいつ起こるか分かりませんので、箱のないままの保存は一般的には危険でしょう。









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