夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

紅葉梟図 植中直斎筆 その3

2017-03-25 00:01:00 | 掛け軸
三連休の初日は家内の誕生日のお祝いに家族で近くのホテルのレストランで食事・・。夕方は息子は車中で熟睡・・・。ホテルのロビーで着替えと相成りました。



「お~い、軽量はパスしたかい?」、試合前のボクサーのように精悍な面構えを見せることがあるようになりました。



スープを飲んで「美味しいね~」だと。



なにやら一丁前に・・・。



コブシ咲く庭園。



夜はまたぐっすり・・。



朝はパパさんを押しのけて「ウンチ!」



本日は季節はずれの作品で申し訳ありませんが、植中直斎の三作品目の紹介です。

紅葉梟図 植中直斎筆 その3
絹本着色軸装 軸先陶器 共箱
全体サイズ:縦2030*横400 画サイズ:縦1200*横290





植中直斎の作品については本ブログで紹介しました他の作品には「陶工柿衛門図」、「狩場の曾我」があります。





本作品は上記作品に続いて3作品目の紹介となります。知名度は高くない画家ですが、いずれの作品もしっかりと描かれており、本作品のように力作ではない作品にも特徴が良く出ている画風で描いています。当たり外れのない画家として?注目してよいでしょう。



箱には題名が「梟」となっていますが、正しくは「木菟(みみずく)」でしょうが、一部の梟には羽角があるものもあるので、一概には間違いとも言えないかも。








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植中直斎 (うえなか-ちょくさい):1885-1977 明治-昭和時代の日本画家。明治18年10月1日生まれ。深田直城,橋本雅邦に師事。また田中智学に日蓮(にちれん)宗の教義をまなぶ。大正2年山元春挙に入門。文展,帝展などに仏教画を発表。昭和48年「日蓮聖人絵伝」を完成。昭和52年8月12日死去。91歳。奈良県出身。本名は直治郎。



参考作品:「日蓮聖人絵伝」より



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ところで東京都の豊洲問題、いったいどうなっているだろうか? 新知事はもともと既成政治を粉砕するために五輪施設と豊洲市場を標的にした感があります。当初からその懸念はあったのですが・・。その果てに豊洲市場はどうする気なのだろうか?

*写真は手前の古備前の壷です。(以前に投稿済み?) 



問題を大きくし世論を味方につけるやり方は独裁を生む可能性が高く、風見鶏の多い日本人はすぐにそちらになびく傾向が強い。政治の争いに便乗した今の知事のやり方は大いに不満があります。決してフラットな判断などではないと考えています。



地下水の処理方法など現在の問題点を前向きに検討するほうが現実的だろうと思うのが通常の考え方です。今後は知見ある方の判断に大いに期待したい。



わが展示室にも梟がいますが・・・、常に高所から物事を見ているようです。そういう目線が必要なことも多い。



展示室のエアコンを目隠しするために欄間を取り外し式にして利用・・、梟はその影に隠れています。「都民ファースト」という姿の見えない本性に気がつくべきでしょう。


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