
帰宅後、夕食は久方ぶりのステーキで小生の誕生祝いをしてもらい。その後はケーキで誕生会。

家内からはジャケット、息子からお手紙。

5歳の息子は少しずつ字が書けるようになっています。

さて本日の作品紹介です。一枚目の写真の手前の花は庭に咲いた絶滅危惧種「クマガイソウ」です。
不染鉄、その画業をまとめて観ることのできる大規模な展覧会は、1976年に奈良県立美術館で回顧展が開催されて以来、長らく開催されず、「幻の画家」などと評される所以となっていました。2017年、絵画のほか晩年の絵はがきや陶器など約120点を展示する回顧展が東京ステーションギャラリーで開催され、奈良県立美術館にも巡回しました。 展示会の図録などを除けば初の本格的な画集である『不染鉄之画集』(求龍堂)が2018年に刊行されるなど、今や再評価されている注目の画家の一人でしょう。
能登半島 不染鉄筆
絹本水墨着色軸装 軸先骨 共箱
全体サイズ:縦1640*横380 画サイズ:縦540*横265

写真では判りにくいですがきれいに描かれています。

日本海の能登の暗さとともに漁村の明るさがうまく表現されています。

素朴な絵の中に生活する人々の力強さが感じられます。

印章は思文閣から購入した色紙の作品と同一印章です。

不染鉄と能登半島
言わずと知れた不染鉄の代表作「山海図絵(伊豆の追憶)」。実はその絵の奥のほうに能登半島が描かれているはあまり知られていません。

この主として富士を題材にした摩訶不思議な作品は縦1メートル86センチ、横2メートル10センチの大作です。手前には伊豆半島沖の太平洋、真ん中上部には霊峰富士が構え、裾には農村があります。富士の背後には雪の降り積もる村とよく見るとその奥に能登半島があり、さらに日本海が霞んで見えます。
宇宙からみたような壮大な視点で、画に近づくと裾のまちに汽車が走っており乗客が乗っています。農村では洗濯物を、漁師は網の手入れをしている様子が描かれています。太平洋から日本海の構図の中に人々の営みが散らばっている作品です。さらに海や村は俯瞰で描かれているのに富士山は真正面を向いている不思議な作品です。さらには海の中を覗いたように三重のいくつもの視点から見えます。そして作品に副題「伊豆の記憶」の意味とは?

不染鉄は幻の画家としても有名で、点々と住処を変えて放浪しながら絵は描いていました。この作品は34歳の時の作品である。この世界観はどこから生まれてきたのか? 幻の画家のユニークな生き方が見え隠れしているようです。

展示室で東京ステーションギャラリーでの強烈な印象とはちょっと違う不染鉄の世界を愉しんでいます。

今週の「なんだも鑑定団」には九谷庄三や渡辺省亭の作品が登場し、本ブログに投稿されている九谷庄三や渡辺省亭のブログにアクセスが増えました。「なんでも鑑定団」に出品された作品は「九谷庄三」ブランド作品、渡辺省亭の屏風は贋作でしたが、このような真贋の取り違えは往々にしてあり得ることです。くわばらくわばら・・・。

家内からはジャケット、息子からお手紙。

5歳の息子は少しずつ字が書けるようになっています。

さて本日の作品紹介です。一枚目の写真の手前の花は庭に咲いた絶滅危惧種「クマガイソウ」です。
不染鉄、その画業をまとめて観ることのできる大規模な展覧会は、1976年に奈良県立美術館で回顧展が開催されて以来、長らく開催されず、「幻の画家」などと評される所以となっていました。2017年、絵画のほか晩年の絵はがきや陶器など約120点を展示する回顧展が東京ステーションギャラリーで開催され、奈良県立美術館にも巡回しました。 展示会の図録などを除けば初の本格的な画集である『不染鉄之画集』(求龍堂)が2018年に刊行されるなど、今や再評価されている注目の画家の一人でしょう。
能登半島 不染鉄筆
絹本水墨着色軸装 軸先骨 共箱
全体サイズ:縦1640*横380 画サイズ:縦540*横265


写真では判りにくいですがきれいに描かれています。

日本海の能登の暗さとともに漁村の明るさがうまく表現されています。

素朴な絵の中に生活する人々の力強さが感じられます。

印章は思文閣から購入した色紙の作品と同一印章です。



不染鉄と能登半島
言わずと知れた不染鉄の代表作「山海図絵(伊豆の追憶)」。実はその絵の奥のほうに能登半島が描かれているはあまり知られていません。

この主として富士を題材にした摩訶不思議な作品は縦1メートル86センチ、横2メートル10センチの大作です。手前には伊豆半島沖の太平洋、真ん中上部には霊峰富士が構え、裾には農村があります。富士の背後には雪の降り積もる村とよく見るとその奥に能登半島があり、さらに日本海が霞んで見えます。
宇宙からみたような壮大な視点で、画に近づくと裾のまちに汽車が走っており乗客が乗っています。農村では洗濯物を、漁師は網の手入れをしている様子が描かれています。太平洋から日本海の構図の中に人々の営みが散らばっている作品です。さらに海や村は俯瞰で描かれているのに富士山は真正面を向いている不思議な作品です。さらには海の中を覗いたように三重のいくつもの視点から見えます。そして作品に副題「伊豆の記憶」の意味とは?

不染鉄は幻の画家としても有名で、点々と住処を変えて放浪しながら絵は描いていました。この作品は34歳の時の作品である。この世界観はどこから生まれてきたのか? 幻の画家のユニークな生き方が見え隠れしているようです。

展示室で東京ステーションギャラリーでの強烈な印象とはちょっと違う不染鉄の世界を愉しんでいます。

今週の「なんだも鑑定団」には九谷庄三や渡辺省亭の作品が登場し、本ブログに投稿されている九谷庄三や渡辺省亭のブログにアクセスが増えました。「なんでも鑑定団」に出品された作品は「九谷庄三」ブランド作品、渡辺省亭の屏風は贋作でしたが、このような真贋の取り違えは往々にしてあり得ることです。くわばらくわばら・・・。