家内が本ブログに投稿されている作品で「青い山が連なって描かれている作品が観たい。」と言い出して、「なんの作品かな?」と思い、急遽「この作品?」といって展示して見せたのが下記の不動立山の下記の作品です。
中国の近代画家の大家である張大千やアメリカで人気のある福田古道人らがこのような色彩で描いていますが、現代南画の作風はこのような描き方が人気があるのかもしれませんね。
さて本日紹介するのは手前に置かれた大きめの徳利です。
壺屋焼 三彩唐草文面取瓶 小橋川仁王作
合箱
口径*最大胴径155*高台径57*高さ280
沖縄とえいば泡盛・・、酒器にいい作品が多いのも沖縄の焼き物の特徴です。唐草文は金城次郎もまた魚文の以前にはよく描いていた文様です。
なによりも大きめの作品を好むのも当方の蒐集の傾向のようです。
皿も然り、壺も然り、民芸作品は大きいことが魅力となるようです。「大きいことはいいことだ~」と言うと年が判られてしまいますね。
沖縄以外で大きな徳利のいい作品は備前の舟徳利以外はあまりないように思います。本土の徳利や李朝の徳利はお預け徳利のような小振りな作品が味わいですから・・・。
茶室の花入れも小さめのものが重宝していることもその兆候??
底の掻き銘から小橋川仁王作(=小橋川永昌=二代目仁王)と推定していますが、明確な判断は後学とさせてください。
茶碗や水注のような小さめの作品以外では「仁王」の銘のある作品は本ブログでは下記の作品らが紹介されています。
壺屋焼 吉祥紋壺 小橋川永昌(仁王)作?
合箱
口径90*胴径135*高台径82*高さ158
壺屋焼 掻落唐草文角水指 小橋川永昌(仁王)作
合箱
全体サイズ:幅185*奥行175*底120~115*(口径110~115)*高さ220
赤絵文様壷 壷屋焼 仁王銘
口径105*胴径160*高台径95*高さ160
ちなみに古くから茶碗では下記の作品を紹介しています。
小橋川仁王といえば壺屋三人男として「なんでも鑑定団」にて紹介されましたね。そこで古くからある嘉瓶 (ゆしびん)の形の作品で本ブログで紹介された作品を金城次郎、新垣栄三郎らの作品と並べてみました。
左が新垣栄三郎、右が伝金城次郎作(銘はありません)。右から二番目は古くからある釉薬の嘉瓶 (ゆしびん)です。
嘉瓶 (ゆしびん)については本ブログにて詳しく説明されていますので詳細の説明は省略しますが、概略は下記のとおりです。
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嘉瓶 (ゆしびん):首里・那覇の上流階級の間で、祝事のある家に祝儀用に泡盛をつめて贈る瓶。嘉瓶と呼ばれるゆえんで、口は太く長く、胴部は瓢(ひさご)形で抱えやすいようにくびれ、家紋をつけたのもある。祝事が終って、贈り主に返される。
嘉瓶の「ユシ」は、沖縄の言葉でおめでたいことを意味する「カリユシ」に通じるといわれる。嘉瓶がひょうたんの様な形をしているのは、くびれている事で小脇に抱えやすい為だといわれている。壺屋焼が多く19世紀のものが多いのですが、最近でも生産され古酒などの器に使われています。
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贈られた嘉瓶は中の泡盛を他の容器に移したあと、持ち主に返される。そのため、なかには肩のあたりに家紋が入っている嘉瓶もあるようです。本作品はその嘉瓶から泡盛を移し替える時に使うのでしょうか?
いずれにしても味わいのある民芸作品のひとつです。
このような生活雑器に箱を誂えて保管するのはなんとなくいいのかな?と思う時もありますが、保管上は気に入って選んだ作品は保管上は箱を誂えるべきなのででしょう。
中国の近代画家の大家である張大千やアメリカで人気のある福田古道人らがこのような色彩で描いていますが、現代南画の作風はこのような描き方が人気があるのかもしれませんね。
さて本日紹介するのは手前に置かれた大きめの徳利です。
壺屋焼 三彩唐草文面取瓶 小橋川仁王作
合箱
口径*最大胴径155*高台径57*高さ280
沖縄とえいば泡盛・・、酒器にいい作品が多いのも沖縄の焼き物の特徴です。唐草文は金城次郎もまた魚文の以前にはよく描いていた文様です。
なによりも大きめの作品を好むのも当方の蒐集の傾向のようです。
皿も然り、壺も然り、民芸作品は大きいことが魅力となるようです。「大きいことはいいことだ~」と言うと年が判られてしまいますね。
沖縄以外で大きな徳利のいい作品は備前の舟徳利以外はあまりないように思います。本土の徳利や李朝の徳利はお預け徳利のような小振りな作品が味わいですから・・・。
茶室の花入れも小さめのものが重宝していることもその兆候??
底の掻き銘から小橋川仁王作(=小橋川永昌=二代目仁王)と推定していますが、明確な判断は後学とさせてください。
茶碗や水注のような小さめの作品以外では「仁王」の銘のある作品は本ブログでは下記の作品らが紹介されています。
壺屋焼 吉祥紋壺 小橋川永昌(仁王)作?
合箱
口径90*胴径135*高台径82*高さ158
壺屋焼 掻落唐草文角水指 小橋川永昌(仁王)作
合箱
全体サイズ:幅185*奥行175*底120~115*(口径110~115)*高さ220
赤絵文様壷 壷屋焼 仁王銘
口径105*胴径160*高台径95*高さ160
ちなみに古くから茶碗では下記の作品を紹介しています。
小橋川仁王といえば壺屋三人男として「なんでも鑑定団」にて紹介されましたね。そこで古くからある嘉瓶 (ゆしびん)の形の作品で本ブログで紹介された作品を金城次郎、新垣栄三郎らの作品と並べてみました。
左が新垣栄三郎、右が伝金城次郎作(銘はありません)。右から二番目は古くからある釉薬の嘉瓶 (ゆしびん)です。
嘉瓶 (ゆしびん)については本ブログにて詳しく説明されていますので詳細の説明は省略しますが、概略は下記のとおりです。
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嘉瓶 (ゆしびん):首里・那覇の上流階級の間で、祝事のある家に祝儀用に泡盛をつめて贈る瓶。嘉瓶と呼ばれるゆえんで、口は太く長く、胴部は瓢(ひさご)形で抱えやすいようにくびれ、家紋をつけたのもある。祝事が終って、贈り主に返される。
嘉瓶の「ユシ」は、沖縄の言葉でおめでたいことを意味する「カリユシ」に通じるといわれる。嘉瓶がひょうたんの様な形をしているのは、くびれている事で小脇に抱えやすい為だといわれている。壺屋焼が多く19世紀のものが多いのですが、最近でも生産され古酒などの器に使われています。
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贈られた嘉瓶は中の泡盛を他の容器に移したあと、持ち主に返される。そのため、なかには肩のあたりに家紋が入っている嘉瓶もあるようです。本作品はその嘉瓶から泡盛を移し替える時に使うのでしょうか?
いずれにしても味わいのある民芸作品のひとつです。
このような生活雑器に箱を誂えて保管するのはなんとなくいいのかな?と思う時もありますが、保管上は気に入って選んだ作品は保管上は箱を誂えるべきなのででしょう。