写真は「熊本いんげん」と言って熊本地方で昔から作り続けられてきた平莢のいんげん♪
柔らかくて美味しい!
このようにその地域の気候風土に適し、昔からずっと作り続けられているお野菜があります。
育てたお野菜からタネを採り、そのタネを蒔く・・・そしてその育ったお野菜からまたタネを採り、またそのタネを蒔く・・・
ずっとずっと繰り返され、作り続けられてきた・・・
これらを「在来種」と言います♪
日本には、本来、数多くの在来種が存在していました。
残念ながら今、この「在来種」がどんどんこの世から消え去っています・・・
以前ブログで書きましたが、今やほとんどの農家さんたちが「F1」と言われるタネを種苗会社から毎年買ってお野菜を作っています。
それは、収量が多く、病気になりにくく、同じ形や大きさのものが出来るから・・・
農家さんたちにとって利点が多いタネなわけです。
ですから、その反対である・・・
美味しいのに・・・
その地域独自の食文化でもあるのに・・・
収量が少なく、形がふぞろいの「在来種」は見向きもされなくなりました。
「味の箱舟」ってご存知ですか?
世界各地で消えつつある伝統的な食文化や食材を残そうという運動です。
「スローフード協会」(本部イタリア)が進めている運動で、貴重な食材を「箱舟」に乗せて、後世に、子孫に残そう!というものです。
ステキだと思いませんか?
私は、昨年の1/17の農業新聞に掲載された記事で初めて知りました。
‘‘世界が認めた「安家地大根」’’
岩手県岩泉町安家(あっか)地区に伝わる大根が「味の箱舟」に認定されたと言うのです。
「味の箱舟」も「安家地大根」も初耳でした。
うれしかったし、感動でした!
今、この在来種を守り、作り続ける人も減っています。
私の大好きな会津!の中通り地方で作られていた在来大豆も2000年調査でもう12戸でしか作られていないそうです・・・
食の画一化の波から「箱舟」に乗せるこの運動・・・
地方で埋もれて消えそうになっている沢山の食材が、この「箱舟」に救いあげられることを祈っています♪
インゲンを茹でるのは、切ってから少量の水で蒸し煮(フタをします)にすると楽チン♪
右は以前に作ったもの
レンジでチンしたジャガイモと茹でたインゲンをすりごまとマヨネーズで合え、たっぷりのおかかとお醤油をかけていただきます。
えっ?へんな組み合わせ?
ところがどっこい!美味しいんですよ~♪
だまされたと思ってお試しあれ~~~~~!
柔らかくて夏限定!なんだよね。一応スーパーにも少しあるけど、昔はリヤカー
で(今は軽トラ)農家のおばちゃんが売りにきてた!去年まで毎朝7時に「おはよう
ございまぁす」と、近郊の農家のおばちゃんが野菜売りに来てて、夏の朝、採りたて
の枝豆やきゅうりを買ってました。旬の味だったなぁ・・・
実はかぼちゃの苗を4本もらい、今ものすごく元気に伸びつつあるんだけど、畑の
師匠のいとこが花がない!というのよ。その苗は、知り合いが買ったかぼちゃの
種をとり、植えて芽生えたものだというんだけど、もしかして実がならないって事
もあるよね。種業者の策略を聞いたことあったから、もしかして・・と思いながら
毎日眺めてますが・・・・!
私もモロッコいんげん大~~~好き!実は普通のインゲンより好きで見つけると必ず買います♪で、熊本インゲンとは違うのね・・・同じ平莢だけれど、これは熊本地方でずっとタネを採り、そのタネを蒔き収穫してきたもの。熊本産なの。種苗会社が販売している、勿論農協やホームセンターでも販売されているタネ(F1)は遺伝の法則と非常に関わっています。私もおおまかな事しかわからないし、うまく説明出来なくて申し訳ないのだけれど・・・知り合いが自分で取ったタネというのは、改良されていないので優性遺伝と劣性遺伝がそのままタネに残っていて、花が無いのはきっと劣性遺伝のが出てきてしまったんだね。種苗会社のは、そういうのが無いよう優性だけが全部出るように改良されたものです。しつこい様だけれど、私たちだって育てたお野菜からタネを取り、また植えることは出来るけれど、親と同じお野菜が出来るとは限らないということです。
わからないことがあったら、また聞いてね♪
漬物でぱりぱり感が残って美味しいかも!まだ撮影で残った坊ちゃんかぼちゃもあるからそれも料理しよう!
コリンキーの報告ありがと~!!!参考になります♪近年、出かけたついでに道の駅をのぞくと、けっこうスーパーではみかけないようなかぼちゃを見つけます。今度見つけたら私も買ってみよっと!坊ちゃんかぼちゃはどのようにして召し上がったのかしらん?
萩原さんが作られたいんげんの名前はごめんなさい!ちょっとわからないけれど、最近はストリングレスと言って筋なしのインゲンが主流です。先日届いたインゲンには筋がばっちりあったので昔はインゲンには筋があったことを思い出しました。そうですよね!本当に生産者の方たちには自信と誇りを持ってほしい!なので、感謝して沢山「お野菜を食べよん!」です♪