
昨夜から女子レスリング63キロ級と48キロ級で熱戦が繰り広げられた。
63キロ級にはオリンピック3連覇を目指す伊調 馨選手が決勝に、
そして48キロ級では初のオリンピック出場となった小原日登美選手も決勝に進んだ。
伊調選手は落ち着いた風格があり、過去のオリンピックよりも強くなっていた。
小原選手は初出場とは思えないほど落ち着いているというか、腹を据えて戦っている。
そんな2人の金メダルは地元八戸が生んだものではないかと思っている。
下の詩は、伊調 馨選手の北京オリンピックの決勝戦を観戦した直後に出来たものである。
『 カラーボール 』 伊調 馨
姉の背中を追い
ともに歩んだ レスリング
「 姉妹で金メダル 」 を合言葉に
つらい練習にも耐えて来た
そんな夢も
姉 千春の敗退で破れたが
満身創痍で臨んだ自身の決勝戦で
0-0からクリンチの抽選ボールは
無情にもロシア・カルタショワの赤が出た
勝利どころか人生までも変えるべく
その抽選のカラーボールの結果に
日本の誰もが落胆した
だが その不利を克服しての逆転劇に
金メダルへの執念と
姉 千春への想いを垣間見た
2008年8月17日 北京オリンピック
レスリング女子63キロ級 決勝戦にて