「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

『 カラーボール 』  伊調 馨

2012-08-09 19:52:27 | スポーツ







昨夜から女子レスリング63キロ級と48キロ級で熱戦が繰り広げられた。
63キロ級にはオリンピック3連覇を目指す伊調 馨選手が決勝に、
そして48キロ級では初のオリンピック出場となった小原日登美選手も決勝に進んだ。
伊調選手は落ち着いた風格があり、過去のオリンピックよりも強くなっていた。
小原選手は初出場とは思えないほど落ち着いているというか、腹を据えて戦っている。
そんな2人の金メダルは地元八戸が生んだものではないかと思っている。

下の詩は、伊調 馨選手の北京オリンピックの決勝戦を観戦した直後に出来たものである。




『 カラーボール 』     伊調 馨



姉の背中を追い
ともに歩んだ レスリング
「 姉妹で金メダル 」 を合言葉に
つらい練習にも耐えて来た
そんな夢も
姉 千春の敗退で破れたが

満身創痍で臨んだ自身の決勝戦で
0-0からクリンチの抽選ボールは
無情にもロシア・カルタショワの赤が出た

勝利どころか人生までも変えるべく
その抽選のカラーボールの結果に
日本の誰もが落胆した
だが その不利を克服しての逆転劇に
金メダルへの執念と
姉 千春への想いを垣間見た





2008年8月17日 北京オリンピック
レスリング女子63キロ級 決勝戦にて





熊本県宇城市小川町  「 竹崎季長 ( たけざきすえなが ) の墓 」

2012-08-09 16:11:05 | 歴史 ・ 墓 ・ 城 ( 本土 )























竹崎季長の墓は、県道32号 ( 小島嘉島線 ) から県道105号 ( 甲佐小川線 ) に入った
三反田橋から上流に約1キロほど行った平原公園のなかにある。


竹崎季長は寛元4年(1246年)生まれの鎌倉中期の武士で、
蒙古襲来絵詞 』 の主人公でもあり、作成の依頼者でもある。
肥後国 ( 熊本県 ) の竹崎郷の領主として文永の役 ( 1274年 ) に従軍した。
はやる季長は止めるのも聞かず先駆けの功を果たしたが、
危うく蒙古軍の手に掛かるところを命拾いする。
恩賞を求めて鎌倉に上り奉行の安達泰盛に直訴した結果、
肥後国海東郷 ( 現在の熊本県宇城市小川町海東 ) を賜った。

泰盛は季長を 「 奇異の強者 」 と述べたという。
その後、弘安の役 ( 1281年 ) でも菊池武房らと共に合戦に加わり、
敵船に乗り込んでの活躍をして分捕りの功をあげる。
『 蒙古襲来絵詞 』 は季長の戦いぶりと恩賞を求めた様を描いたもので、
恩賞のために力を尽くしてくれた安達泰盛を記念して作成されたという。



熊本県宇城市 「 三反田橋 ( さんたんだばし ) 」

2012-08-09 15:54:54 | 熊本の石橋





























所在地 / 熊本県宇城市小川町北海東
架橋  / 大正時代
石工  / 不明
橋長  / 4.50m  橋幅 / 3.30m
径間  / 不明     拱矢 / 不明
単一アーチ橋


三反田橋の建造は大正時代と新しく、
現在も現役の橋として地域住民のために活躍している。 
県道32号線 ( 小島嘉島線 ) を八代方面に向かい
塔福寺手前から左に県道105号 ( 甲佐小川線 ) へ入り、
そこから300mほど行った場所に架かっている。

これは余談であるが、ここから上流に1キロほど行った平原公園に
竹崎季長 ( たけざき すえなが ) の墓がある。


鹿児島県与論島 「 与論港導灯 ( 後灯 ) 」

2012-08-09 15:37:56 | 奄美群島の灯台



























所在地 / 鹿児島県大島郡与論町( 前灯の南東方約45m )
頭標  / 白三角形頭標つき
塗色  / 白色
構造  / 塔形   構造材質 / 鉄造
灯質  / 不動緑光
光度  / 1000  光達距離 / 9.0海里
頂部までの高さ / 9.05m
平均水面から灯火までの高さ / 19.44m
現用灯器 / LC管制器(蛍) 電球 / 40W×3
設置、点灯および業務開始年月日 / S.40.4.1



与論港導灯は与論島の中心街のある本茶の港にある導灯である。
導灯は道路に面して前後して立っており、
後灯は小高い丘の上に木に囲まれて立っている。
そのため地元の人でも前灯に比べて目にかかりにくいが、
“ 奴さん ” のような頭標掲げて立っている。


与論港導灯へのアクセス
与論港導灯へは、与論島観光ホテルの横に立っている。
道路を隔てて海側が前灯で、丘の上にあるのが後灯である。
駐車は、導灯近くの広くなった場所に駐車した。