「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

沖縄県八重瀬町   「 玻名城 ( はなぐすく ) 古島遺跡 」

2012-08-22 22:36:01 | グスク ( 城 ) ・ 遺跡



体育館の裏に立つ説明板








八重瀬町具志頭にある体育館周辺が玻名城古島遺跡になる








玻名城古島遺跡の入り口にあるJAおきなわ具志頭支店






この遺跡は、先日紹介した 「 汗水節之碑 」 や 「 自然橋(ハナンダ) 」の周辺の遺跡である。


 玻名城(ハナグスク)古島遺跡


古島とは地名で、かつてその地に集落が存在した土地に付けられた地名である。
すなわち玻名城古島とは、花城集落があった土地という意味である。

先史時代に、現在の多々名グスク内の地にあった花城(ハナグスク)が、
この玻名城古島の地に集落を移動したのは、12世紀後半から14世紀前半である。
この玻名城古島の地にあった花城は、
やがて平地のソーヌガーの地(大久田橋の西方側)に集落を移動し、
さらに現在の地に移動し、定着した。

次の 「 おもろ 」 に見える 「 はなぐすく 」 とは、
この玻名城古島にあった花城のことである。

 きくゑ、 はなぐすく
 ももくら ひきつれる
 おくら、 げらへ
 又とよむ、 はなぐすく

花城は、薩摩藩の琉球国占領後「玻名城」に書き改められた。
玻名城古島の地にあった花城が平地のソーヌガーの地に移動し、
さらに現在の地に移動したのは、
当時の首里王府による次のような農村政策によるものであった。
すなわち、農耕地は狭く、土地は比較的に痩せ、
水利の便は悪く生産性の低い丘陵部台地や、
丘陵部段斜面に立地する集落を、
農耕地は広く、地味肥沃で水利の便が良く、
生産性の高い平地へ移動させて生産を高めるようにした農村政策であった。


それは今でいう、農地改良(土壌改良)を含めた圃場整備みたいなものであろう。




アシナガバチ?実はスカシバという蛾だった。

2012-08-22 22:24:12 | 日記 ・ イベント


これが “ 蛾 ” ? どう見ても蛾には見えん。





上の画像は先日ブログに掲載したものであるが、
その時、アシナガバチと思い込んで、
アシナガバチと明記しましたが、

humpback_1976さんから
「 よく見るとハチに擬態しているスカシバという蛾の仲間ですね。
種まではわかりませんが、見事にハチに似せていると思います。 」
というコメントを頂きました。
サスガ昆虫博士です。

しかし蛾も上手く化けたものである。





山本美香さん、銃弾に倒れる。

2012-08-22 22:03:30 | ニュース







内戦が激化しているシリア北部アレッポで20日(日本時間20日夜)、
反体制武装組織に同行して取材していた日本人女性ジャーナリスト・山本美香さん(45)が
政府軍の一団に銃撃され、死亡した。
独立系メディア「ジャパンプレス」に所属し、
15年以上にわたって戦火の中で取材を続けた山本さん。
女性の紛争地ジャーナリストの象徴的存在だった。

彼女は戦場へ向かう時、死にたくないし、臆病だからと、
「 自分は絶対に死なない 」 と暗示をかけていた。
それなのに、 「 死なない暗示も 」 むなしく帰らぬ人となった。




『 戦 場 』


カメラを片手に男は戦場に立つ
「 いつ殺られるか 」 と
脅えながら戦場に立つ

だけど
しばらく戦場から離れると
戦場という魔力に取り憑かれた男は
また 戦場へと戻って行く

そして
その繰り返しを
殺られるまで
繰り返す

キャパも
泰三も
信介も
地雷を踏んだら
サヨナラ なのに ・・・




山本美香さんのご冥福を心からお祈りします。


沖縄県那覇市  ・  咲元酒造の 『 咲元 』

2012-08-22 21:27:28 | 泡盛 ・ 焼酎 ・ 酒









沖縄の行きつけの居酒屋でもよく飲む 「 咲 元 」のクース ( 古酒 )





今夜、久し振りに泡盛を飲んだ。
その飲み心地は、なんとなく実家に帰った気分である。

咲元は、時代に融合しない昔ながらの飲み口は、
甘み、コクともに強く、複雑でスケールの大きい香りが特徴である。
口あたりも喉ごしもいい泡盛である。

そんな咲元酒造は、ゆいレールの首里駅近くの首里鳥堀町にあり、
創業100年あまり「味一筋」に酒を造り続ける。
敗戦後、二代目社長が焼け跡から黒麹菌を探し当てて泡盛を仕込み、
島民に無償で配給したというエピソードを持つ蔵である。
泡盛に対する愛情は現在も脈々と受け継がれ、
社長を含め従業員ひとりひとりが「自分で酒を造る」という意識を持ち、
日々励んでいる。