「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

沖縄県浦添市  ・  人を救うユタ 「 照屋全明 」の予約方法

2012-08-21 21:45:40 | 沖縄



先生が話を訊いて判断をしてくださる部屋









照屋先生の家の手前の空き地が駐車場になる








同仁病院ともども目印になる浦添市城間 ( ぐすくま ) 郵便局













沖縄では日常一般に 「 医者半分・ユタ半分 」 という言葉をよく耳にします。
これはお医者さんと同じくらいユタが信頼されているということの表れでしょう。

ユタとは、民間の巫女のことで、
沖縄でいうユタは占い師・カウンセラーのもっとも身近なタイプと思ってもらえればいいでしょう。
例えば、海に行ったら寒気がした。とか、
市場の帰りに熱が上がった。とかいう時は、
何かマジムン ( 魔物 ) が取り憑いているのではないかと、
医者に行かずユタに診て貰うことが多いそうです。
その時、シーミー ( 清明祭 ) でお墓をちゃんと掃除しましたか?とか、
ヒヌカン ( 火の神様 ) のチャー木 ( イヌマキの木 ) を替えましたか?
とか、を訊かれるそうです。
人間の目に見えないものが災いを起こしているということも考えられます。
そういうことから、病院に行く前に先ずはユタからという人がいるのも確かです。

前置きが長くなりましたが、
下に書いたのが、沖縄でもっともユタとして知られている照屋全明さんの予約方法です。


先日紹介した皇グスクキャンプキンザーの近くに照屋全明さんの 「 家庭はんだん 」 がある。

個人情報があるので、電話番号など全て書けないのは、やぶさかではありませんが、
「 溺れる者 藁 ( ワラ ) をも掴む 」 ということわざのように、
照屋先生の助言が藁 ( ワラ ) 以上のコトバになることと思います。
そしてその助言で、一人でも多くの悩める人が救われることを願っています。


照屋全明さんの予約方法は当日の朝8:00に電話をかけ、
予約する必要があります。
今人気があるので20分以内には、予約受付が終わってしまうようです。
ただ前日から予約をとる方法があるのですが、
それは、料金を2000円割増で払うことで事前予約ができます。 ( ボクが予約した時 )

鑑定されたい方は、この予約方法を取るのが一番なのかもしれません。
基本的に個人の料金は30分8000円で、法人だと15000円になるようです。
事前に予約するなら10000円は最低でもかかります。

沖縄の人は、 「 ユタは金額をいくらとは言わない 」 という人もいますが、
話題の占い師なので、少し料金をあげても予約は絶えないでしょう。
これぐらい料金を上げないと占って欲しい人がキリがないので、
この手段を取っているのかもしれませんが、これで全てが解決すれば安いものかも?

何れにしても高いか安いかは、本人の気持ち次第だと思います。
本当に悩んで苦しんで、余計な心配や経費を費やすのであれば、
思い切って決断するのもひとつの手段かもしれません。
ただ、これは個人的なものなので、決めるのはあくまでも本人の意思です。
航空券を含めるとかなり高額になりますので、
しっかりと熟慮して決断してください。

照屋全明さんの住所は沖縄県浦添市城間で、
国道58号線の同仁病院の裏手になります。
写真や動画のように 「 照屋家庭はんだん 」 の看板があります。
おそらく近くに行った時に人に訊くと、知っているのではないでしょうか?
ボクの場合は城間郵便局で場所を教えて頂きました。
場所はあとからいくらでも調べたり、聞いたりできますが、
予約を取り付けるのが一番難しいと思います。

電話は、午前8時から受付ですが、通話中でなかなか繋がりませんし、
繋がるまで最低30回はかけなければなりませんので、
その日の予約は余程のことがない限り不可能です。
ただ、事前予約は可能です。
その一番可能性があるのは、毎月1日に電話で事前予約を入れることです。
今の時期ならば、9月1日になります。
以前、ボクが予約した時の予約方法と変わっていなければ、
午前8時でなくとも、午後からでも繋がると思います。
運が良ければその月に、そうでなくても2、3ヵ月先の予約が取れます。
ただ、沖縄本島ではない方には、
予約後に航空券や渡航の手続きが出来たことを照屋さんに報せる義務があります。
なかなか予約が取れない人への配慮と、ドタキャンの防止です。

料金は、ボクの場合、事前予約だったので30分で1万円でしたが、
これが高いか安いかは各自で判断して下さい。

先生が判断で訊くことは、住所、氏名、家族構成、生年月日、干支、くらいだったと思います。
その他の詳しい経歴などは、会話の中で必要に応じて訊かれますが、
自分でも驚くほどズバ!ズバ!と言い当てます。

「 どうしたら儲かる 」 とかの占いではなく、
あくまで人生の岐路に立った時、どっちの道に進もうかと迷った時のアドバイスです。
「 この道に進んだらダメですよ! 」 とか
「 こんなことをしたらダメですよ! 」 という適切なアドバイスをくれます。
いわゆる “ 負の削除 ” を具体的に説明してくれます。

先生は水辺に馬 ( 相談者 ) に水を飲ませに連れて行ってくれます。
ですが、それを飲む、飲まないは、あくまで本人 ( 相談者 ) の意思です。

ボクは、照屋先生の助言は尊く思っていますし、
今後の人生の導灯として参考にさせてもらっています。

相談を希望されている方は、予約、訪問は、マナーやルールを守って、
人様に迷惑をかけないように行なってください。





鹿児島県沖永良部島 「 和泊港導灯 ( 後灯 ) 」

2012-08-21 21:34:29 | 奄美群島の灯台

































所在地 / 鹿児島県大島郡和泊町和泊 ( 和泊港 )
頭標  / 白色三角形頭標付き
塗色  / 白色
構造  / 塔形   構造材質 / コンクリート造
灯質  / 不動赤光
光度  / 400カンデラ   光達距離 / 7.5海里
頂部までの高さ / 9.7m
平均水面から灯火までの高さ / 20.86m
現用灯器 / LC管制器( 蛍 )   電球 / 40WX4
設置、点灯および業務開始年月日 / S.42.3.12



和泊港導灯 ( 後灯 ) は、沖永良部島の玄関口である和泊港の繁華街から
道路を隔てたところから約50mほど後方に立つ導灯である。
竣工は前灯同様に昭和42年3月12日で、灯質も不動赤光と同じであるが、
高さが前灯の7.2mに対し、こちらは9.7mである。

和泊港導灯 ( 後灯 ) へのアクセス
和泊港導灯 ( 後灯 ) へは、前灯の50mほど後方になるため、
前灯を参考にしてもらいたい。駐車も同じである。



沖縄県八重瀬町  「 自然橋 ( ハナンダ ) 」

2012-08-21 21:21:58 | 沖縄の石橋



具志頭(ぐしちゃん)の白水川に架かる自然橋


















自然橋 (ハナンダ)



昨日紹介した、 「 汗水節之碑 」 の近くにハナンダという自然橋がある。

このあたりの地層は、上層は琉球石灰岩層であり、
その下層は泥炭岩層 ( 方言名・クチャ ) から形成されている。
上層の琉球石灰岩は岩石の特性上湿潤な気候の下では溶けやすく、
その結果、地表や地中にいろいろな溶食地形を造っている。
このような地形をカルスト地形という。

地表の琉球石灰岩が溶けて凹地が出来る。これをドリーネという。
地中の琉球石灰岩が溶けて出来たのが洞穴や鍾乳洞である。

隣接する複数のドリーネの地中の琉球石灰岩が溶けて両者が地中で空洞でつながり、
表層部が残り、それが自然の橋を造る。
これがこの 「 自然橋 」 である。

この自然橋が位置するところは、具志頭南部一帯はもちろん、
東風平町南方富盛 ( ともり ) 一帯の雨水が合流して太平洋に注ぐ水門になっており、
その水がさらにこの自然橋の空洞の部分を侵食して、
天然の大きな太鼓橋が出来たわけである。
地元ではこの自然橋のことを 「 ハナンダ 」 と呼んでいる。

橋の幅員の広いところは9m、狭いところで約6.8m。
橋の長さは27mあり、橋の高さは水際まで約9mとなっている。
径間は西側で11m、広くえぐれた東側では16mで、
下流側の方が上流に比べ、5mばかり広くなっている。
橋脚の側面の長さは南側で約8.4m、北側は9mとほぼ同じくらいで、
これは珍しい自然の生成である。

かつて、この自然橋の下に広い淵があり、これを「ハナンダグムイ」と呼んでいた。
この淵の広さは、東西約23m、南北約11mあり、
淵の中には自然の飛び石が7個造作よく並んでいる。

元禄15年 ( 1702年 ) に成立した元禄国絵図によると、
玉城間切から具志頭間切を通り、摩文仁間切に抜ける一本の道路がみえる。
この道路は玉城間切から新城村に入り、新城村から具志頭村を通り、
この自然橋を渡って摩文仁間切に至ったのである。

そんなことを鑑みると、自然橋は近世琉球時代において、
具志頭間切における重要な交通路であったことを証明している。

              以上、現地にある 「 説明板 」 より



沖縄県島尻郡八重瀬町具志頭

交尾したアシナガバチ

2012-08-21 21:01:12 | 日記 ・ イベント



交尾したアシナガバチ





今朝、仕事に行こうと玄関を出ると、
何となく動くモノがあった。
思わず踏みそうになったモノを確認すると、
なんと、交尾したアシナガバチであった。
その光景を写真に収めることは稀なので、
部屋に戻ってカメラに収めたが、
ボーっとして気がつかなければ、
「 おそらく踏み潰されていただろう 」 と、思われるカップルである。

「 お~っ!踏まんで良かった 」 が、一番の発声であり、正直な気持ちであった。
アシナガバチにとっては、子孫繁栄か、あの世かでは、全く逆の世界である。
人間にしても、小さな命を奪わなくて済んだということである。

「 一寸の虫にも五分の魂 」
不注意で、無闇にモノの命を取らなくて良かったと思っている。