
変形したアーチが独特な雰囲気を醸し出している







所在地 / 熊本県八代郡氷川町東段
架橋 / 天保年間 ( 1830~1843 )
石工 / 不明
橋長 / 12.0m 橋幅 / 2.90m
径間 / 7.0m 拱矢 / 2.8m
単一アーチ
郡代御詰所眼鏡橋のある場所は、
もとは八代郡代 ( 幕府直轄の警察・租税・民生を取り扱う役人 ) の詰所があったことから
この名が付けられた。
ほとんど輪石だけの薄い石組みで橋の幅は狭いが、
左右が異なる独特のアーチが弧を描き、
熊本県内に存在する石橋のなかでも端正な橋のひとつといえる。
現在は氷川町宮原から八代市東陽町方面に向かう国道443号線沿いの
人工の氷川大堰用水路の上に移設され、国道から見つけやすい場所にある。
これが移設ではなく、架橋当時の場所にあればもっと価値があるものだと思う。