「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

熊本県氷川町 「 郡代御詰所眼鏡橋 ( ぐんだいおつめしょめがねばし ) 」

2012-08-16 21:14:38 | 熊本の石橋



変形したアーチが独特な雰囲気を醸し出している






















































所在地 / 熊本県八代郡氷川町東段
架橋  / 天保年間 ( 1830~1843 )
石工  / 不明
橋長  / 12.0m  橋幅 / 2.90m
径間  /  7.0m  拱矢 / 2.8m
単一アーチ


郡代御詰所眼鏡橋のある場所は、
もとは八代郡代 ( 幕府直轄の警察・租税・民生を取り扱う役人 ) の詰所があったことから
この名が付けられた。
ほとんど輪石だけの薄い石組みで橋の幅は狭いが、
左右が異なる独特のアーチが弧を描き、
熊本県内に存在する石橋のなかでも端正な橋のひとつといえる。

現在は氷川町宮原から八代市東陽町方面に向かう国道443号線沿いの
人工の氷川大堰用水路の上に移設され、国道から見つけやすい場所にある。
これが移設ではなく、架橋当時の場所にあればもっと価値があるものだと思う。


熊本県  「 昔は宮原町、今は氷川町 」

2012-08-16 21:04:28 | 探訪 ・ ドライブ



「 道の駅竜北 」 にある看板












昔、熊本に住んでいたころ岸本とよくここに練習に来ていた。
その時は、宮原町とか竜北町といった町だったのだが、
平成の大合併で名前や行政区分が変わって線引きが分からなくなってしまった。
それでも懐かしい風景は残っていて、
クランクになった道や郵便局や役場などの建物を思い出すものである。
その懐かしい旧・宮原町にある石橋を探訪する。





沖縄県浦添市  「 牧港補給基地 ・ キャンプ・キンザー 」

2012-08-16 20:51:48 | 沖縄



キャンプ・キンザー






国道58号線を宜野湾から那覇方面に向って走っていると、
浦添市城間 ( ぐすくま ) あたりで右側に米軍の施設が見えて来る。
そこがキャンプキンザーである。

キャンプ・キンザーは第二次世界大戦中の沖縄戦で戦死し、
名誉勲章を受章したエルバート・L・キンザー先任伍長にちなんで命名されたものである。
同施設は沖縄の南西にある西海岸線に位置し、
かつては牧港補給地域として知られていた。

キャンプキンザーは一部地域を浦添市に囲まれ、
浦添市は那覇市と宜野湾市の境界に位置しており、
施設内はサッカー場が約67施設収容できる広さの
屋根付き収納庫集合工業施設で、
那覇港に近接していることから前進後方支援基地として
理想的な場所に設置されている。










鹿児島県沖永良部島 「 伊延港導灯 ( 前灯 ) 」

2012-08-16 20:08:16 | 奄美群島の灯台



沖永良部特産の“ ユリの花 ” をモチーフにした導灯 ( 前灯 )




















































伊延港にある 「 西郷隆盛の上陸の碑 」 。





所在地 / 鹿児島県大島郡和泊町伊延 ( 伊延港 )
頭標  / 黄色三角形頭標付き
塗色  / 白色
構造  / 塔形   構造材質 / コンクリート造
灯質  / 不動黄光
光度  / 830カンデラ   光達距離 / 8.5海里
頂部までの高さ / 15.5m
平均水面から灯火までの高さ / 22.26m
現用灯器 / LC管制器( 蛍 )   電球 / 低圧ナトリウムNX-35
設置、点灯および業務開始年月日 / H.6.3.19



伊延港導灯 ( 前灯 ) は、沖永良部島の北部西海岸に面した港の後ろに立つ導灯で、
この地は、かつて西郷隆盛が上陸した場所でもある。
この導灯は他の導灯や灯台に比べ、その形がとてもユニークに出来ている。
沖永良部の特産の 「 ユリの花 」 をイメージして造られたものらしいが、
どことなく聖火台のようにも見える独特な導灯である。


伊延港導灯 ( 前灯 ) へのアクセス
伊延港導灯 ( 前灯 ) へは、沖永良部島の北部にある国頭小学校の先を左に曲がり、
約2~3キロほど道なりに行くと、伊延港に突き当たる。
高さもあるし、形も独特なのですぐに導灯が確認できる。
駐車は、導灯前の港の広くなった場所に駐車した。