「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

鹿児島県沖永良部島 ・  国頭小学校の 「 日本一のガジュマル 」

2012-08-30 16:53:23 |  滝 ・ 名所 ・ 神社仏閣

























このガジュマルは、沖永良部島の国頭小学校にある日本一のガジュマルである。

そのガジュマルの木の下に「記念のプレート」があり、
そこにはガジュマルの思いが言葉として書かれている。

以下、プレートより・・・


子どもを見つめて1世紀 - ガジュマル -


大地にしっかりと根を張り、四季を通じて緑の葉を広げているわたしの姿を見て、
人々は 「 日本一 」 と言っている。
わたしは明治31年、国頭小学校第1回卒業生によって植えられた。
その後、数回にわたる敷地の拡張工事が行われた。
最初の拡張工事の時、わたしは危うく撤去されるところであったが、
地区の先人、先田先業(さきなり)翁の意見によって命拾いをし、
現在地に残ることになった。
それ以来1世紀の間、わたしは国頭小学校に入学しては巣立って行く
元気な子どもたちの姿を眺め続けてきた。
なかでも一番うれしいのは、子どもたちの瞳がきらきらと輝く緑陰読書、
明るい歌の聞こえる緑陰音楽会、活発に意見を交す緑陰集会などの子どもたちの姿を見る時である。

わたしは心の通い合うこの学校で、子どもたちの大きな夢を育むために、
いつまでもいつまでも伸び続けたい。


と書かれてあった。



育児放棄された4匹の子猫

2012-08-30 16:34:20 | 日記 ・ イベント



育児放棄された4匹の子猫













今、毎日仕事に行っている事務所に母親から育児放棄された野良猫の子が4匹いる。
全部で7匹産んで、3匹は親猫が連れて行き、
残った4匹は、ミャーミャー泣いていたのを社長が連れて来たという。
この会社の近くに野良が住み着いて分かっているだけでも10匹以上いる。

事務員さんが毎日、世話をしているが、
このごろ動きが激しくなって大変らしい。
「 1匹もらってくれん? 」 って言われて、
「 これが犬なら全部引き取って育ててもいいけど、猫は要らん! 」 って言うと、
「 私たちが育てんといかんやろうね 」 と、ナゾかけるけど・・・
要らないものは要らないのである。

この中にメスが3匹いるので、
1年もしないでこの子達がまた子どもを産むことになるだろう。
そうでなくても毎日猫のフン害に悩まされているのに、
困ったものである。




沖縄県南城市  「 ミントングスク 」

2012-08-30 16:21:16 | グスク ( 城 ) ・ 遺跡





















ミントングスクは、アマミキヨがヤハラヅカサに上陸し、浜川御嶽(ハマガーウタキ)
仮住まいをしていたが、そこから丘陵地へ進出して開いた安住の地として伝えられる。
ここは普通にグスクというよりも、祭祀遺跡として古代からの聖地である。
小洞穴の入り口には小石を積んで蓋をしているが、そこは神墓ともいわれている。
岩山全体が聖域になっており、岩陰墓や香炉があちこちに点在している。
ふもとのミントン知念家は、アマミチュ直系の元家だといわれている。

ただ、この場所は県の指定史跡文化財になっているにも拘らず、
私有地のため地権者(所有者)の理解が得られないので見学は不可能である。
また敷地内に犬を放し飼いにしている為、噛まれる危険性もあるのでご用心を。


ミントングスクへのアクセス
ミントングスクへは、国道331号線を知念から玉城方面に進み、
垣花樋川の先を右折して県道137号線に入る。
左に百名小学校があるその先になるが、
上にも書いたように個人の敷地内なので見学は不可能である。
駐車は、グスクロード入り口の二股付近の路上の空いた所に駐車したが、
ミントンの裏山ならばそこから見ることが出来る。



沖縄県南城市 ・ 沖縄の文化財 「 ミントングスク 」

2012-08-30 16:03:13 | 沖縄の文化財







ミントングス
Minton Gusuku


( 県指定史跡 )
Prefectural Historical Monument

Designaed Date : June 15,1961
所在地 : 沖縄県南城市玉城字垣花和名盤
Location : Kakinohana,Tmagusuku,Nanjyou-shi,Okinawa-ken


ミントングスクは、琉球石灰岩からなる高さ11.5mの丘の上にある遺跡である。
グスク内からは沖縄貝塚時代後期(約2000年前~12世紀)前半の
くし目の文様の入った土器片や
きれいに加工された石斧などが採取されている。
また、グスクの頂上付近の岩陰や小さな洞穴は
「 神様の墓 」 と呼ばれる拝所となっていて、
古くから信仰の対象になっている場所でもある。
古い資料などによると、
琉球王国および聞声大君の東御廻り ( アガリウマーイ ) の参詣場所の
ひとつでもある。
グスクの発生や性格を知る上で大切な遺跡である。


 The ruins are on a Ryukyuan limestone hill.
From the inside, articles such as a piece
of comb-patterned pottery and a well -finished stone axe, of the last Okinawan Shell
Mound Age, are collectted.
The shade of rocks and small caves near the top of gusuku
are sacred spots called “ grave of God ”, and are objects of worship since
ancient times.
According to old historical records, Mintongusuku was one of the places
where ryukyuan
monarch and Kikoe-Okimi went for worship of agariumai.
The ruins are very important in studying the occurence and characteristics
of gusuku.