



このガジュマルは、沖永良部島の国頭小学校にある日本一のガジュマルである。
そのガジュマルの木の下に「記念のプレート」があり、
そこにはガジュマルの思いが言葉として書かれている。
以下、プレートより・・・
子どもを見つめて1世紀 - ガジュマル -
大地にしっかりと根を張り、四季を通じて緑の葉を広げているわたしの姿を見て、
人々は 「 日本一 」 と言っている。
わたしは明治31年、国頭小学校第1回卒業生によって植えられた。
その後、数回にわたる敷地の拡張工事が行われた。
最初の拡張工事の時、わたしは危うく撤去されるところであったが、
地区の先人、先田先業(さきなり)翁の意見によって命拾いをし、
現在地に残ることになった。
それ以来1世紀の間、わたしは国頭小学校に入学しては巣立って行く
元気な子どもたちの姿を眺め続けてきた。
なかでも一番うれしいのは、子どもたちの瞳がきらきらと輝く緑陰読書、
明るい歌の聞こえる緑陰音楽会、活発に意見を交す緑陰集会などの子どもたちの姿を見る時である。
わたしは心の通い合うこの学校で、子どもたちの大きな夢を育むために、
いつまでもいつまでも伸び続けたい。
と書かれてあった。