「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

近代化遺産 「 8620型蒸気機関車 ( SL人吉 58654号 ) 」

2013-03-29 00:11:52 | 近代化産業遺産・土木遺産



人吉駅の 「 SL人吉 58654 」







インパクトのある人吉のヘッドマーク




































直径1.6mの動輪3個と先輪







熊本駅に到着した “ ハチロク ”












所在地 / JR九州肥薩線 人吉ー八代
        鹿児島本線 八代ー熊本
製造年 / 1922年(大正11年)
製造  / 日立製作所笠戸工場


SL人吉は、人吉=熊本間を一日一往復の臨時快速で、
8620型蒸気機関車58654号機(通称ハチロク)である。

大正生まれの国産機関車が球磨川に沿って走る。
本線を走る現役最古の蒸気機関車は、
大正、昭和初期に純国産の旅客用機関車として量産され、日本中で活躍したハチロクである。
58654号は、生粋の九州育ちで、お召し列車を牽いた栄光に耀く。

ハチロクは、1922年(大正11年)日立製作所笠戸工場製(製造番号 62)で、
同年12月26日に浦上機関庫に配置され、長崎本線で使用された。
その後、九州各地を転々としたのち、
1949年(昭和24年)6月21日付けで西唐津機関区に転属し、唐津線で使用された。
1961年(昭和36年)4月20日には唐津線でお召し列車を牽引している。
1964年(昭和39年)に若松機関区に転属し、筑豊各路線で使用され、
1968年(昭和43年)6月1日付けで人吉機関区に転属した。
湯前線での使用を最後に1975年(昭和50年)3月31日付けで廃車され、
肥薩線矢岳駅前の人吉鉄道記念館(人吉市のSL展示館)に展示されることになった。
新製から廃車までに走行した距離は300万km余りであった。

1988年(昭和63年)8月28日から平成17年8月28日には「SLあそBOY」として活躍し、
大改修を経て平成21年4月25日「SL人吉」牽引機として復活したものである。

ハチロクの特徴は、小柄な割に大きな動輪にある。
直径1.6mにおよぶ動輪3個を先輪1個が誘導する高速向けの足回りである。
明治期に大量に輸入された外国製の蒸気機関車を乗りこなし、
保守管理するうちに、遂に国産の大型機関車が作れるまでに成長した日本の証でもある。
C57、D51などと称される前の古い形式の機関車が、
定期便として現役で本線を駆け抜けていることは驚異的であり、
大切に未来へ伝えたいものである。


臨時快速「SL人吉」は、肥薩線”熊本”~”人吉”間を約2時間32分で運行。
日本三大急流の一つ、球磨川に沿って走っている。
3両ある客車は1号車と3号車に展望ラウンジ、2号車にはビュッフェを備えており、
その客車デザインは、鉄道デザインのスペシャリスト水戸岡鋭治が手がけたものである。



鹿児島県加計呂麻島   「 諸鈍 ( しょどん ) グスク 」

2013-03-29 00:05:17 | グスク ( 城 ) ・ 遺跡



しっかりと組まれた石積み








海に面した正面入り口







蔦が絡まる高さ2mほどの石垣








使用した石にサンゴ礁が付着しているのが分かる







グスク前に植えられたデイゴ並木







元来のグスクの主郭があったといわれる場所







グスク入り口にある諸鈍小学校と中学校







諸鈍小学校と中学校がある小学校側の校門







平 資盛を祀っている 「 大屯神社 」







神社内にある資森の碑( 墓 )







グスクに面した諸鈍長浜





諸鈍グスクは、奄美大島の南に浮かぶ加計呂麻島の東にある諸鈍湾に面した場所に築かれたグスクである。
グスク城主は、平家の落人である平 資盛(すけもり)だといわれている。
この諸鈍グスクの他にも平の落人伝説やグスクが残っており、
奄美諸島と平家は切り離せない関係にあるようだ。
そんなグスクは使用人などが暮らしていた住居跡を囲む石垣しか残っておらず、
元来の主郭といわれていた資盛の居城跡には現在民家が建っており、昔日の面影は残っていなかった。
諸鈍集落の入り口には、資盛を祀った 「 大屯 ( おおちょん ) 神社 」 があり、
一説には、この神社の裏がグスクではなかったのではないかと言われているが定かではない。


諸鈍グスクへのアクセス
諸鈍グスクへは、奄美大島の古仁屋港から瀬相港、または生間港行きのフェリーに乗り、
そこから諸鈍小学校を目指して行けば、諸鈍長浜海岸のデイゴ並木の前にある。
ちなみに港からの所要時間は、瀬相港から約30分、生間港から5分くらいである。
駐車は、グスク前(デイゴ並木)の空き地に駐車できる。


所在地 : 鹿児島県大島郡瀬戸内町諸鈍


「 2台の Cyber-shot 」

2013-03-29 00:03:05 | 日記 ・ イベント



新しく購入したサイバーショット







左が以前使っていたサイバーショット






右が新しいサイバーショット





10日ほど前に以前買ったサイバーショットの調子が悪かったので修理に出したことろ、
「 修理費が4万8000円かかりますが、どうしますか? 」 と連絡があった。
キタムラで購入した時に、5年間保証も入っていたのだが、それでも修理費が発生するという。
「 新品で3万9800円だったのに、中古カメラの修理費が4万8000円とは、おかしいでしょ! 」
というと、部品代とその交換などの技術料だという。

そんな馬鹿げた修理をするわけ行かないので、早速送り返してもらい、
ネットで同じ機種の新品カメラを1万2000円で購入した。
この機種にこだわるのは、使い勝手がいいことと、
交換バッテリーを4本持っているので、それをフルに活用したい。というのが大きな理由である。

以前のカメラも撮影には支障を来たさないので、上手く両方を使い分けて大事にしたいと思っている。