木曜日に行われたチャリティーコンサートの短いニュースフィルムが人気だ。前回は2016年の待降節だったがその節の短いヴィデオはDLしたかもしれないが記憶がない。今回も当日は忘れていたが、土曜日になって初めて気が付いた。そこで歌っている少年少女合唱団は先の「オテロ」の舞台で活躍した座付の合唱団である。とても評判が良かった合唱団である。
「オテロ」の最終日が翌日に迫っている中で、管弦楽団はともかく子供の合唱団をよく使ったものだと思う。それほど曲数がないとしても交換要員がいるとしても連夜の本番になる。管弦楽団も正規のメムバーどころかコンツェルトマイスターから次席まで出ていて、本番の要員と変わらないどころかホルンなどはデングラーが受け持っていて、目的があるとしても100ユーロ以上の料金を取るだけの価値があるようになっている。それにしても数秒に満たない演奏風景の断片で訴えてくるものも少なくない。いい具合にムジツィーレンして、いい具合に温もっていて、それが的確な指揮とともに余計に細やかなとてもいい歌いくちになっている。
感心していたら、自身の予定を思い出した。思わずクリックしてしまったのだ。私はけちな人間だから衝動買いなどはしない。だから待ちかねたように、否、完全に忘れかけた時にオファーのメールを貰って、我慢できなかった。正月早々忙しくなるが、もう一日余分に出かけることにした。上のヴィデオを見て再びスイッチが入ってしまった。
早速久しぶりに開ける「春の祭典」の楽譜を通した。このブージーアンドホークス社楽譜を購入したのはヤマハに違いないが、確か演奏会の準備というよりも当時話題になっていたLPを購入したときぐらいだろうか。アバド指揮のものの前にティルソン・トーマス指揮やら、マゼール盤、メーター盤、更にショルティー盤などが評判になっていた時の少し後だと思う。もしかするとラトルがユース管弦楽団を振ったデビュー盤を獲得した時かもしれない。久しぶりに見てとても読みにくかったのを思い出した。
そして今回初めて出かけるエルプフィルハーモニーでのクリーヴランド管弦楽団の演奏を聞いてみた。これがまた変わった音響でなっていて、よくシステムの各段が聞こえる反面、合奏ということではかなり妙な演奏になっている。最初の難しそうな付点音符なども流石に上手に吹いていても、詳しくはじっくりと楽譜で合してみないといけないと思った。指揮しているメストが、自身の故郷リンツでの初演を聞いていて、後半で出ていくお客がいたと話している。文学的な解釈を心掛けていたようだが、リズムの扱いとアーティキュレーションが少し違うように思った。
今回演奏するのはティーンエイジャーのユース管弦楽団で幾ら繰り返し練習しても正しい音出しだけでも大変だろうなと思うところもあり、ペトレンコがどこまで纏めてくるか興味津々だ。どこをどのような順序でものにしていくかの経過も興味が尽きない。ある意味我々聞く側にとってはその過程をつぶさに見ることが出来るかもしれない。要するに玄人のように誤魔化しに慣れていないだろうから、あの厳しい指揮にどこまで食いつてくるのか、そのためにどこまで丁寧な指揮をしてくるのかなど、好事家には見逃せなくなってくる。
家の新しいシャンデリアの写真を上げておこう。それ以前は何のとりえもない便所の電燈のようなものがついていたのだが、一挙にバージョンアップした。現状では少し明る過ぎるが、電球が切れたり電気代が高騰するとなれば ― そこで話していたノルウェーのおばさんの故郷のようにドイツは裕福ではない ―、電球を落としたり何らかの処置がなされるだろう。しかし今は冬場でありとても喜ばしい輝きだ。
参照:
記念劇場見学の日 2018-09-30 | 雑感
光を有効に使う方法 2015-12-13 | 生活
「オテロ」の最終日が翌日に迫っている中で、管弦楽団はともかく子供の合唱団をよく使ったものだと思う。それほど曲数がないとしても交換要員がいるとしても連夜の本番になる。管弦楽団も正規のメムバーどころかコンツェルトマイスターから次席まで出ていて、本番の要員と変わらないどころかホルンなどはデングラーが受け持っていて、目的があるとしても100ユーロ以上の料金を取るだけの価値があるようになっている。それにしても数秒に満たない演奏風景の断片で訴えてくるものも少なくない。いい具合にムジツィーレンして、いい具合に温もっていて、それが的確な指揮とともに余計に細やかなとてもいい歌いくちになっている。
感心していたら、自身の予定を思い出した。思わずクリックしてしまったのだ。私はけちな人間だから衝動買いなどはしない。だから待ちかねたように、否、完全に忘れかけた時にオファーのメールを貰って、我慢できなかった。正月早々忙しくなるが、もう一日余分に出かけることにした。上のヴィデオを見て再びスイッチが入ってしまった。
早速久しぶりに開ける「春の祭典」の楽譜を通した。このブージーアンドホークス社楽譜を購入したのはヤマハに違いないが、確か演奏会の準備というよりも当時話題になっていたLPを購入したときぐらいだろうか。アバド指揮のものの前にティルソン・トーマス指揮やら、マゼール盤、メーター盤、更にショルティー盤などが評判になっていた時の少し後だと思う。もしかするとラトルがユース管弦楽団を振ったデビュー盤を獲得した時かもしれない。久しぶりに見てとても読みにくかったのを思い出した。
そして今回初めて出かけるエルプフィルハーモニーでのクリーヴランド管弦楽団の演奏を聞いてみた。これがまた変わった音響でなっていて、よくシステムの各段が聞こえる反面、合奏ということではかなり妙な演奏になっている。最初の難しそうな付点音符なども流石に上手に吹いていても、詳しくはじっくりと楽譜で合してみないといけないと思った。指揮しているメストが、自身の故郷リンツでの初演を聞いていて、後半で出ていくお客がいたと話している。文学的な解釈を心掛けていたようだが、リズムの扱いとアーティキュレーションが少し違うように思った。
今回演奏するのはティーンエイジャーのユース管弦楽団で幾ら繰り返し練習しても正しい音出しだけでも大変だろうなと思うところもあり、ペトレンコがどこまで纏めてくるか興味津々だ。どこをどのような順序でものにしていくかの経過も興味が尽きない。ある意味我々聞く側にとってはその過程をつぶさに見ることが出来るかもしれない。要するに玄人のように誤魔化しに慣れていないだろうから、あの厳しい指揮にどこまで食いつてくるのか、そのためにどこまで丁寧な指揮をしてくるのかなど、好事家には見逃せなくなってくる。
家の新しいシャンデリアの写真を上げておこう。それ以前は何のとりえもない便所の電燈のようなものがついていたのだが、一挙にバージョンアップした。現状では少し明る過ぎるが、電球が切れたり電気代が高騰するとなれば ― そこで話していたノルウェーのおばさんの故郷のようにドイツは裕福ではない ―、電球を落としたり何らかの処置がなされるだろう。しかし今は冬場でありとても喜ばしい輝きだ。
参照:
記念劇場見学の日 2018-09-30 | 雑感
光を有効に使う方法 2015-12-13 | 生活