Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

不確定要素満載ツアー

2021-07-03 | アウトドーア・環境
小ツアーから無事戻ってきた。不確定要素が多かったツアーだが、先ず先ず思った通りの日程を捌けた。今回のツアーの主目的はここ三年程新聞報道を追っかけて来ていた指揮者ヘルマン・レヴィの墓再建のイヴェントだった。それ自体はコロナ禍の中で進行していたのだが、メインイヴェントとしてバイエルンの音楽監督を後継したキリル・ペトレンコがそれを記念して墓のあるガルミッシュ・パルテンキルヘンで指揮するということがあった。

7月2日のイヴェントとして、リヒャルト・シュトラウス研究所でのヘルマン・レヴィ展示会のオープン式、そして夕方に新たに完成した墓石を回る案内、そしてキリル・ペトレンコ指揮バイエルン国立管弦楽団らの演奏でのコンサートがあった。出来れば、これに続いてミュンヘンでの翌日のマテュー・ポレンザーニのリーダーアーベント、4日「トリスタン」を組み合わせて定宿に予約を入れていた。しかし、4日よりも先にトリスタン初日の入場券が入って仕舞ったのだから、それを断念して急遽旅程を変更したのであった。都合、水曜日にミュンヘンから帰って来て、再び金曜日の早朝にガルミッシュパルテンへと遠乗りとなったのだ。1500㎞を走る抜け、二回の抗原検査を受けた。

二回目の抗原検査はダブルブッキング気味に購入していたバーデンバーデン再開二日目のディドナートの「冬の旅」にネゼサガンがピアノで伴奏するというものに必要だった。一方2日のコンサートには必要なかったのだが、こちらは入場者150人程で券の入手が難しかった。だからパブリックヴューイングでもよいと思っていたのだ。そもそも23日の同プログラムコンサートの最前席を入手して仕舞ったものだからそちらにも出かけるしか方法が無くなった。

そこで、当日は朝6時半前には出発して12時に開催されるシュトラウス研究所に出向いた。最短コースのオーストリア経由でツークシュピッチェを裏から回るものだ。ノイシュヴァンシュタイン場のフッセンからティロルのロイッテへと国境を越えて再び谷を戻って来る。国境にアウトバーンが開通したのはここ十年程で嘗ては時間が掛かったので、このルートでのガルミッシュピルヘン行は初めてだった。更に現在もオーストリアに滞在するならばそれなりにテストが必要なので、国境のコントロールも不確定要素であった。

結局全く何も渋滞要素はなく、そのトランジットルートではヴィニェットも不要なので国境さえ混んでいなかったなら、今後とも使える。ドイツ車が集うティロルのゴルフ場で写真を撮り乍らも五時間ほどで走り抜けた。

それは同様に当日の夜の宿も先日まではテストが必要という前提があったなど、所謂観光目的の旅行シーズンなどはまだこれからという時であった。個人的にはオフィシャルに業務旅行なので構わないのだが、不確定要素は山ほどあった。(続く



参照:
シイタケ味のフラムペ 2021-06-19 | 料理
首尾よく拾ったこぼれ球 2021-06-26 | 文化一般
コメント
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