Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

パブリックヴュイング舞台裏

2021-07-30 | 雑感
今日から生中継並びに開催されるパブリックヴューイングの舞台裏を見てきた。メイン会場に中継やらの準備が出来ている。私の関心ごとは、劇場での本公演終了後の拍手喝采に続いて、出演者がどのようにその会場で挨拶するかである。その経路を勘ぐった。ある程度想像がついたが、もう一度現場検証をしてみないと分からない。出来ればその様子も見たいと思うからだ。

金曜日のガラコンサートにはそれだけでオープンエアーを一杯にするネトレブコやカウフマンなども出るが、なんと言っても土曜日の最後の祝福はキリル・ペトレンコ最後のミュンヘンでのオペラ指揮となる。会場でのそれを早めに切り上げて外に出る。

それは「サロメ」が新制作された2019年にその場に居たから知っている。あの時は表のマックスヨゼフ広場を使っていたのでその経路は大体分かっていた。だから舞台を降りてきた出演者と並行して外に出れた。今回は反対側のマールシュタール広場なので連絡通路が問題だった。大体分かったのだ。そして今回座る席は反対方向になるので、ぐるっと回らなければいけない。しかし少なくともあの時のように主役のマルリス・ペーターセンに目線を貰うような近くでは無理だろう。

木曜日は結局お勉強も出来なかった。環境が変わると順応するまでに時間がかかる。ドイツで荷解きに一日荷作りに一日と言われて、一週間では中5日もないという話である。実際に四泊でゆっくりと居心地を云々できるのは2日もない。前日になると帰りまでの手順を考える。

水曜日も結局午前様になって、車を出す前にガレージのシャッターが閉まって、近づいて再び開いた。寝る前にまた引っ掛けて朝も寝坊していた。お惣菜を昼飯に温めていたらハプニングがあって一時間ほど手間が掛かった。結局バイロイトの「ヴァルキューレ」時差中継が始まってから近所の森に出かけた。

ネットで見ていた様子でなんとか駐車場と走る場所を見つけた。生憎GPS時計の電池が上がってしまって、記録は出来なかったが、精々五キロぐらいで少し上り下る程度だった。マウンテンバイクが入っていくのを見て簡単に試してみた。それでも30分近く走って、汗だくだくになった。

車で数分の村からなので戻ってきてシャワーを浴びて、中継を流しながら冷えたヴァイスビーアで涼んだ。前奏からして情けないフニャフニャの演奏でこれは厳しいと思った。指揮者への珍しいブーイングだったようだ。なんと言っても歌に合わせられなくて、全く音楽が意味を持って奏せないので無理である。来年から「指輪」が始まるというが最初から降りてしまう可能性が出てきた。そのために今年振らせたとしても穿った見方ではないだろう。被害を最少にできる。華々しいデビューを最初から壊していたのである。



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