Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

健気に霜月を待つ七夕

2021-07-09 | 
バーデンバーデンから返事が来た。こちらの指定通り、寧ろそれ以上な席を貰えた。何が以上かというと、歌劇「マゼッパ」コンサート形式の二日間の初日の上手下手はお任せだったが、初日に下手にしてくれたので、上手から出入りする様子が分かり易い。カメラが入る云々は分からないが入るとすれば二日目だろう。カメラを立てるとしたら下手である。

7月7日七夕に願い事を呟いた。「ベルリナーフィルハーモニカーの11月公演が実現しますように!」というとてもいぢらしいものである。ドイツの新感染者状況は実効再生産数が1よりも上がって来たことに相当して、指数4.9まで下がったものが再び5.5まで上がって来た。下げ止まりから上昇へと転換点を越えた。これで英国の指数300にならないようにデルタ変異株感染をどのように抑えて行けるのか?

実効再生産数を1を超えないようにすればいいのだが、デルタ変異株が主力となる中でどのように抑えていくのか。オランダが既にディスコなどの感染で急上昇してしまっているので、元の木阿弥にならないようなブレーキの踏み方を試すべきだろう。

抗原検査に関しては、通常でも無症状者での検出駄目なようだが、デルタとなるともう使える数字ではなさそうで、ただの政治的な道具と化している。なるほど劇場などに行くのにこの検査があることで少なくとも健康状態の悪い人を牽制する働きはあるがそれ以上ではない。

兎に角、無事に11月にと思うが、これで先ずは寄付が決まった。今年の復活祭とキーシンリサイタルと11月に流れた特別コンサートだけなのでそれほどの額にはならないが、全額寄付して、新たに今回の136ユーロを支払うだけだ。清算して貰ってもいいのだが、友の会会費ぐらいは出しておかないと特典を堂々と貰い難い。

友の会に入っても決して復活祭への支援は語れないが、こうして払っておくと特別な寄付ということがハッキリする。11月に千人だけ入れるのか、最終的にもう少し増えるのかは分からない。少なくともアルテオパー公演は半数であり、それだけで音響を考えると可成りの贅沢となる。大ホール使用の体制で半分だけ入れるというのは今迄無い事であり、これはどこのホールでも期待できる。あのミュンヘンの劇場でもやはり音が瑞々しかった。

これでまた一年間会員待遇になるだろうから、2023年に予想される「影の無い女」の逸早い情報と先行予約での席指定が可能になるだろう。その後のことはまた考えればよい。なによりも先ずコンサート形式乍チャイコフスキーのオペラがペトレンコ指揮で演奏される事と、来る復活祭で初めてのオペラ公演指揮のセンセーショナルを待ちわびるしかない。

少しづつコロナ禍で犠牲になったプログラムのようなものを片づけられるような気持に成って来た。漸く心の整理がついて来たような感じだ。



参照:
秋の公演の先行予約を出す 2021-07-08 | 文化一般
ロストジェネレーション 2021-06-15 | 文化一般
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする