Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

さしかかる転換点

2021-07-13 | 文化一般
入場券交換の切り札にしていたヘルマン・レヴィ記念演奏会の切符を二枚売った。まだ少し出る可能性もあるかもしれない一方、欲しい人の手に渡ることも重要と考えた。交換サイトも、フェストシュピーレ前半が終り、萎びた感が漂っている。出している人の様子を見ると中々成立していない様で、流れてしまうものが殆どなのだろう。出している方もそれ程期待していないのかもしれない。

だから10日後ほどに突然オファーを貰って驚いていたようだ。途中で幾らかは券が出たのだが、どうも仕事の関係でネットに齧りついてそれを拾うのも難しそうだった。そして13日の「トリスタン」と「鳥」にも出かけると書いてよこした。

こちらもそれに答えて、2日にガルミッシュパルテンキルヘンに行って、「ヘルマン・レヴィ」全プロジェクトに価値があると書いた。また「トリスタン」初日は意義深い公演で、13日の公演が更に良くなっているようにと書いておいた。ここまで文通しておけば、まあ人柄はお互いによく分かる。

事前に会って、済ましてしまいたいようだったが、態々プファルツから出かけるので、来週にでも詳しく約束しましょうとしておいた。

そうやって書いていると、思い出して、先ずは悲劇的序曲をお勉強して、「コルニドライ」、「ルイブラス」、「岩の様に」も洗っておかないといけないと思った。何も準備無しにパブリックヴューイングの心算で前回は出かけたからだった。同地ではアンコールが無かったが、本拠地では期待している。

兎に角、最初の「ジークフリート牧歌」をアカデミーの若者をペトレンコが振って始めてと短い音楽会なので、その為に態々一泊までして出かけるとなると余程お勉強をしておく必要がある。なんだかんだで、ミュンヘンでのペトレンコ指揮は火曜日が終ると残り五夜だけとなる ― 演奏会客演はあるが、オペラはもう当分振らない。

天候が下り坂になって身体を動かすことが無く、若干疲れが出た。寒い位だが来週からまた摂氏30度を超えるようになる。夏の中休みで、これで月末を越えて十日程で盛夏も終わる。床屋も夏休みが無いのでその頃に一度サマーカットにすれば次は秋だ。

洗濯屋に先日のシャツを出しておいた。来週取りに行く時に昨年一二度着たものが其の侭になっているので洗濯に出す。汚れの首輪はもう取れないかもしれないが、まだ普段着にする程ではない。コール天のシャツも出してみよう。

徐々に秋の支度へと意識が移って来た。新陽性者指数は英国で観られたようにじわじわと上がって来ている。どこかで爆発するかどうかは分からないが、新指数が必要とされている。死者数、重篤者数が落ち着いている限りは大事には至らない。ロベルトコッホ研究所の指針も転換点に差掛っているとされている。



参照:
パルジファルの初演者 2021-07-06 | 文化一般
反「不寛容」という主題 2021-06-16 | 文学・思想
コメント
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