土曜日の峠攻めは更に体調が良くなっていた。違うのは呼吸器系で、スピードは落としていたが、完走が苦しい一週間前までとは異なった。気温も摂氏8度と丁度いい感じで、林道脇の茂みにも雪がところどころ残っていた。雪解け水が流れているのが具合が悪かったぐらいだ。身体の芯が確りした感じで姿勢も良くなってきた。そろそろ流行り病から抜け出したい。
走りながら考えていたのはコロナの今後の進展だ。車中のニュース報道は、ベルリンでも見本市が取り止めになって、その一方メルケル首相が「全ての催し物を止める必要はない」としたことで、臨機応変に対応していくというのが分かった。
一番危ないのは見本市で中共から集まる展示者やバイヤーで、彼ら彼女らが新たな感染源になることはあり得る。既に水際として、飛行機のパイロットの報告義務に加えて、飛行場でも健康チェックをすることになっている。そして本日そこに北イタリアの各地域、イラン、韓国、日本がそれに加えられた。機内アンケートと飛行場の入管で本人と合わせるという事だと思う。
その他でも国境30㎞以内の国境警察の強化が加えられている。その真意は分からないが、既にオーストリアが国境を固めたというから、直接の国境線は無い北イタリア対策と思われるがよく分からない。病気を圧してそこまでしてドイツへ来る人とは、ドイツでお店でもしている人だろうか?フランスへアオスタ谷周辺から入って来て、ドイツへとフランスから入って来ればフリーパスだ。イタリア車ならば停車させることも可能だが、ドイツナムバーだったら分からない。
バーデンバーデンの復活祭の初日「フィデリオ」の残り券を見る。いつも同じように二階バルコンの真ん中辺りに席が余っている。最初の数列が233ユーロ、その後ろが199ユーロで、これはまだ一月の間に売れるだろう。ピンクの295ユーロは一寸高いが若干屋根が掛かるので売れ難いのだろう。同じ様に若しくはより深く屋根が掛かっている一階バルコンの方が売れているのが面白い。同様に平土間前方の左右も同じ価格で残っている。演出によっては不利になるかもしれない場所である。
昨年までと異なり格安席が悉く売れている。要するに玄人筋やファンが買い占めているのである。所謂天上桟敷聴衆で一番厳しい聴衆層である。つまりサイモン・ラトル体制ではまだまだ違う層が主だったということで、今年から明らかに、昨年のメータ指揮のそれ以上に、手薬煉を引く厳しい聴衆が集まってくると思う。演奏者側も愉しみではなかろうか。
バーデンバーデンの客層は、海外からはロシア人を中心で、隣国のフランス、スイスとなり、イタリア人はそれ程いない。現在のところ問題になるのは日本からの聴衆ぐらいであるが、飛行機で、飛行場で二回もチェックが入るので、それに関しては殆ど問題にならないと思う。問題は今はまだ感染者が出ていないカールスルーへ、プフォルツハイム、バーデンバーデン、オッフェンブルクに囲まれる地域での今後の感染状況が重要である。全く出ないとは思われないが、早めに二次感染を食い止められれば更なる影響を与えないで済むだろう。
参照:
コロナウイルス狂想曲 2020-02-29 | 暦
万全の防疫態勢か? 2020-02-28 | 歴史・時事
走りながら考えていたのはコロナの今後の進展だ。車中のニュース報道は、ベルリンでも見本市が取り止めになって、その一方メルケル首相が「全ての催し物を止める必要はない」としたことで、臨機応変に対応していくというのが分かった。
一番危ないのは見本市で中共から集まる展示者やバイヤーで、彼ら彼女らが新たな感染源になることはあり得る。既に水際として、飛行機のパイロットの報告義務に加えて、飛行場でも健康チェックをすることになっている。そして本日そこに北イタリアの各地域、イラン、韓国、日本がそれに加えられた。機内アンケートと飛行場の入管で本人と合わせるという事だと思う。
その他でも国境30㎞以内の国境警察の強化が加えられている。その真意は分からないが、既にオーストリアが国境を固めたというから、直接の国境線は無い北イタリア対策と思われるがよく分からない。病気を圧してそこまでしてドイツへ来る人とは、ドイツでお店でもしている人だろうか?フランスへアオスタ谷周辺から入って来て、ドイツへとフランスから入って来ればフリーパスだ。イタリア車ならば停車させることも可能だが、ドイツナムバーだったら分からない。
バーデンバーデンの復活祭の初日「フィデリオ」の残り券を見る。いつも同じように二階バルコンの真ん中辺りに席が余っている。最初の数列が233ユーロ、その後ろが199ユーロで、これはまだ一月の間に売れるだろう。ピンクの295ユーロは一寸高いが若干屋根が掛かるので売れ難いのだろう。同じ様に若しくはより深く屋根が掛かっている一階バルコンの方が売れているのが面白い。同様に平土間前方の左右も同じ価格で残っている。演出によっては不利になるかもしれない場所である。
昨年までと異なり格安席が悉く売れている。要するに玄人筋やファンが買い占めているのである。所謂天上桟敷聴衆で一番厳しい聴衆層である。つまりサイモン・ラトル体制ではまだまだ違う層が主だったということで、今年から明らかに、昨年のメータ指揮のそれ以上に、手薬煉を引く厳しい聴衆が集まってくると思う。演奏者側も愉しみではなかろうか。
バーデンバーデンの客層は、海外からはロシア人を中心で、隣国のフランス、スイスとなり、イタリア人はそれ程いない。現在のところ問題になるのは日本からの聴衆ぐらいであるが、飛行機で、飛行場で二回もチェックが入るので、それに関しては殆ど問題にならないと思う。問題は今はまだ感染者が出ていないカールスルーへ、プフォルツハイム、バーデンバーデン、オッフェンブルクに囲まれる地域での今後の感染状況が重要である。全く出ないとは思われないが、早めに二次感染を食い止められれば更なる影響を与えないで済むだろう。
参照:
コロナウイルス狂想曲 2020-02-29 | 暦
万全の防疫態勢か? 2020-02-28 | 歴史・時事