<ニトリ小樽芸術村 旧三井銀行小樽支店にて行われている浮世絵展から>
GW後半の4日(みどりの日)に、ニトリ小樽芸術村で行われたイベントに行ってきました。二世帯住宅同居の孫娘が、属する菁園中学校吹奏楽部の演奏が、そこであるという。家族4人で見に行ってきました。良く聞くと、芸術村の広場で「OTARU de BAZAR」なるイベントが3日~5日の三日間開催され、吹奏楽部の演奏も、そのうちの、一環と言うことです。当日は、予報に反して快晴、絶好のイベント日和でした。
<ニトリ小樽芸術村>
小樽市民でも知らない方が多いのではと思われるので、若干説明しておきます。
ここ小樽が栄華を誇っていた20世紀初頭に建造された旧荒田商会、旧高橋倉庫、旧三井銀行小樽支店、旧北海道拓殖銀行小樽支店の4棟を中心に、それぞれの建物にその時代を華やかに彩ってきた日本や世界の優れた美術品・工芸品を展示公開することで、多くの方々にご覧いただき、豊かな気持ちと感動する心を育み、文化・芸術の素晴らしさを世界に発信していく場所にしていきたいと願っています。(ニトリ会長挨拶文から、一部省略)
<1>運河沿いの2棟(前後)がステンドグラス美術館です。ここには以前オルゴールで有名な「海鳴楼」が入っておりました。そのご1年ほど、石原プロワールドの「面白撮影館」が入っておりました。
<2>手前の4F建ビルは、あの有名な作家・小林多喜二が勤務した「北海道拓殖銀行」が、拓銀破綻後は、ロシアの「サンクトペテルブルグ美術館」に、さらに「ホテルビブラント」に替わり、最近「似鳥美術館」となりました。横山大観、岸田劉生、松村松園、高村光雲等の作品を見ることができます。(撮影禁止)
<3>左上のビルが、旧三井銀行小樽支店で昭和2年に建造されたルネッサンス様式の重厚な建物です。現在は銀行時代の店舗の見学が主で、時折イベント会場としても使われています。
☆OTARU de BAZAR
旧三井銀行と旧拓銀(本州では「北拓」と呼ぶのが一般的な呼び方)の間のスペースを使って、FOODエリア、ART&MUSICエリア、PINICエリア、物販エリアがあります。
会場に着いたのが丁度昼ごろで、おなかがぐ~。フードコーナーへ直行。
牛肉の焼ける匂いが、なんとも腹にしみこんでしまう。う~ん、すてーきどん@1000円か、3人分注文。隣のハンバーガーテントで、これも特大盛りを一つ、計4000円の出費は、ジジイにとっては大出費。まあ良いか、時には…
高2の孫娘、自分の分のステーキ丼を平らげて、ママ(私の長女)の分のジャンボバーガーに食いつく。この後さらにサンドウィッチを一箱を平らげる。その食欲たるや恐るべし。こんな孫が3人もいる娘家族の食費たるや…5kgのコメが3日持たないという…
孫娘の演奏時間は2時からと言う、その間ジャズやマジックショーが行われていました。
あ~ら不思議、ステックが色とりどりの旗に変身。
午後2時、菁園中学吹奏部の演奏が始まりました。
途中パフォーマンスも取り入れ…
ダンスも披露。30分間の演奏が終わって、会場内をうろうろ。
何じゃ、これは?硝子の奥にはスチール製の玉が上下、落下等カラクリになっていて、その動きを見ているのです。どういう仕組みになっているのか、子供だけでなく大人も興味を惹くようです。
こちらの親子、しばらく見入っていました。
さて、家内と娘親子は、堺町の観光通を歩いて帰るという。私は、100円引きの割引券もらったし、旧三井銀行内でお粉ラれている「浮世絵展」を見て帰ることにします。受付で入館料500円-100円の、400円を払って入館します。
さすが元銀行の建物、荘厳で、貴賓が感じられます。館内見学は何度かありますが…
会場は2Fかとおもいきや、1Fの別館(旧貿食というレストラン?)でした。進むと、案内嬢がいて、写真撮影OKとの嬉しい返事。ただフラッシュ撮影は不可とのこと。ヨーロッパの美術館と同じルールだ。
展示は四つの小部屋に分かれていて、奥から順番に見て回りました。殆どの絵は過去に何らかの本やメディアなどで目にしたものが殆ど。
江戸末期大活躍した葛飾北斎の富嶽三十六景、その画法はヨーロッパの画家たちにも大きな影響を与えたという。
有名な浮世絵士たちの版画が並びます。
これらのほかに、喜多川歌麿など有名な画家が展示されています。
さて最後に、赤いのれんの掛かった4番目の部屋は…そこには「18歳未満入場お断り」の文字が…覗くとなんと一面春画のオンパレード。逸物が極端に誇張されてどぎつく描かれている。ここに載せられないのが残念。写真撮影Okなので載せても良いのですが、さすがにはばかれる。
館内に戻ると、天井を舞台に7分間のプロジェクションマッピングの最中でした。
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