デジカメコレクション デジカメ大好き

デジカメでいろいろ撮ってます 腕が悪いくせにカメラのせいにして買ったカメラが150台超えました

野良猫の気持ち

2017年08月02日 | RICOH
今日の写真は少し前暑い日の午後に、新井薬師近くの住宅街を散歩していたときの出来事です。閑静な住宅街をGRⅣ片手にふらふら歩いていると、どこからか「ぐうるるる~」という悲しげな鳴き声が聞こえてきました。声の元をたどるとそれはあるアパートの塀の内側、狭いところからでした。

この塀の内側からの声でした


そこには親子の猫がぐったりしていました。ひと目で暑さと飢えで衰弱しているのがわかりました。狭い柵の中に手を入れて1枚写真を撮ると、すぐにコンビニを探して走りました。





あとで思うと猫缶でも買えばよかったのですが、あせりで思いつかず、何故かツナサンドと牛乳を買って急いで戻ってみると、ここが涼しいのか動く元気がないのか、まだ同じ場所にいたのですぐに与えました。






食べ物をみると子猫を押しのけて母親が先に食べだしました。子猫を先にと思いましたが、いや違う、まずは親が生きなければこの子も助からないのが野生の本能でわかるのでしょう。子供を先になんていうのは安全が確保された人間の余裕からくる偽善なんだと思いました。その証拠に子供の分をちゃんと残し食べるように促します。子供が食べているときは私を威嚇し見張っていました。





子供が食べ終わると口を舐めてあげていました。こちらを見上げる表情も少し穏やかになった気がします。








写真を撮りながら考えていたのですが、猫は一度に何匹か出産するのにこの子しか生き延びなかったのかなとか。だから母猫がこの子猫を守る気持ちが痛いほど伝わってくるのかなとか。写真はやめてしばらく眺めていました。

翌日もう一度その場所に行ってみたのですが、もう親子の姿はありませんでした。せっかくだからなんとか生き延びて欲しいなあ。

RICOH GR DIGITALⅣ