ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

ブレッソン

2008年04月08日 | DVDコレクション

長編小説挫折続きのyちゃんは、映画も良く見ている。
映画少年Yも話が通じて嬉しそうだった。
何故かというと、私と話す以外そういう場がなかなか
田舎ではないから。
普通の映画(この場合の普通の映画というのは、田舎
でも封切する映画)の話だったらそんなこともないの
だが、何せ、「ゴダールの映画史」を見るためだけに
東京へ行くという、普通ではない人間だから。
この間は、「ペドロ.コスタ」のためだけに行ってき
たらしい。
相変わらず、映画少年の道を、日々歩んでいるようで
ある。

で、そのyちゃんが、前、過去に見た「ジャンヌ.ダル
ク」の映画が印象に残っていると言ったことがあった。
そこで、タイトルを聞いたのだが良く覚えてなく、ど
んな内容かと聞いても良く覚えてなかった。
でも、良かったらしいのだ。
そこで、ブレッソンの「ジャンヌ.ダルク裁判」かな?
と聞いたのだが、そんなようなものだったかな?とい
うあやふやな返事をするだけ。
「じゃあ、<裁かるるジャンヌ>?」
「そうだったかも」
これでは埒が空かない。
どちらにしろ、古い映画なことは間違いない。
そこで、どっちであるか確認するため、所有のブレッソン
の「ジャンヌ.ダルク裁判」を貸すことにしたのだった。
ついでに「スリ」「抵抗」も。

その三本を見終わったyちゃんに早速聞いてみると、ど
うやら嘗て見たのは、「裁かるるジャンヌ」の方であっ
たようだ。
それでは、今回のはどうだったのか聞くと、良かった
ということであった。
どうやらブレッソンもお気に入りになったようだ。
その話を聞いていたYは、「そうでしょう」と興奮気
味に合いの手を入れた。

そんなブレッソンのDVD三枚組みが、このところずっと
気になっている。
「ロベール.ブレッソンDVD BOX1」という、な
にやらシリーズ物の気配のする三枚組みだ。
内容は「ジャンヌ.ダルク裁判」「湖のランスロ」「たぶん
悪魔が」で、後の二本がどうしても見たいもの。
結局、アマゾンで注文してしまった。
この手のDVDは、安くなることはないし、再販の可
能性も低い。
というわけで、今、手元にそのパッケージがある。
とりあえず、まじまじと見つめる。


現時点のDVD(記録のために)

ロベール.ブレッソン 「ジャンヌ.ダルク裁判」「湖のランスロ」「たぶん悪魔が」

ストローブ=ユイレ  「アンティゴネ」「アメリカ階級関係」

ジャ.ジャンクー   「青の稲妻」「プラットホーム」「一瞬の夢」

ロブ=グリエ     「グラディーバ マラケシュの裸婦」

ドン.シーゲル    「殺人捜査線」「中国決死行」「突撃隊」「ぬき射ち二挺拳銃」「真昼の死闘」

フリッツ.ラング   「死神の谷」「M」

ルイス.ブニュエル  「アンダルシアの犬」                                  

ムルナウ       「吸血鬼ノスフェラトゥ」

ロバート.アルドリッチ「キッスで殺せ」「攻撃」「燃える戦場」「飛べフェニックス」「ふるえて眠れ」

エリック・ロメール  「我が至上の愛  アストレとセラドン」

チャールズ.ロートン 「狩人の夜」

山中貞夫       「人情紙風船」「百万両の壷」

小津安二郎      「一人息子」

オーソン.ウェルズ  「オーソン.ウェルズ IN ストレンジャー」

ロバート.アルトマン 「ナッシュビル」

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