ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

カルガモ

2006年06月30日 | 生き物 自然


昨夜、危うくカルガモを轢きそうになった。
両脇田んぼの道を走っていると、突然一羽のカルガモ
が飛び出しではなく、ゆうゆうと横断し始めた。
横断する前にこちらはその存在を確認していた。
夜だからライトで気付くだろうと思って、ゆっくりそ
のまま進んでいくと、同じようにカルガモもゆっくり
横断しだした。
まるで車の存在がないかのように。
まったく振り向くこともなく、急ぐ様子もなく、最終
的には車から30センチほどの距離に。
車はスピードも出てないので止まれたが、一体カルガ
モの危機管理はどうなってるんだ。

カルガモで思い出したが、以前一度だけそれを食した
ことがある。
別に獲ったわけではなく、たまたま諏訪湖の魚網にか
かったのがいて、せっかくだから食べてみるかという
ことになったのだ。
正真正銘のジビエだ。
知り合いのシェフにお願いして早速調理してもらった。
カルガモのロースト血入りソースで。
味の方はというと、これがまたすごい。
恐ろしいほどに不味いのだ。
皮はひたすら硬く、肉は鴨特有の野生味、レバーっぽ
い味、鉄分の味、ヘモグロビンの味、はいっさいなく
なんだか埃っぽいような味だった。
よく青首、つまりマガモが最高と言われるが、あれは
やはり、先人の経験から導き出された答えだったんだ、
とこの時深く納得した。
先人の教えには真実が隠されている、ということなの
だ。
鴨にとっては迷惑な話だが。
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アンティーク雑貨

2006年06月29日 | Weblog
アンティーク雑貨というジャンルがあることを知った
のは最近のことだ。
その内容は、昔のお菓子の缶などのティン缶シリーズ
や、カフェで使ったであろうカップ、キャラフ、灰皿
などのカフェ雑貨シリーズ、そして家庭で使った道具
類のキッチン雑貨シリーズなどである。
アンティークの定義を、100年以上前のものとする
と、その殆どは単なる中古となってしまう。
実際、人によってはガラクタにしか見えないものも多
い。

人気アイテムにカフェオレボールというのがある。
フランスの家庭で、カフェオレを飲むための、日本で
いえば小ぶりのどんぶりと言った感じのものだ。
これなんか典型的だ。
二三十年前のものが平気で流通している。
ボールそのものも、工場の量産品で当然のこと絵柄は
プリント。
そんなお古のボールが、ちょっと染みがついていたり
ひびが入っていたりして、ある人にとにとっては味が
あるという価値に転換する。
もし道端に落ちていても、誰も拾わないだろうと思う
ものが立派な商品価値を持つ不思議。
これがアンティーク、というよりレトロと言った方が
ぴんとくるかもしれないが、の魅力なのだろう。
お古の味は新しい物では出せない、というわけだ。

あと、それらの方が周囲に馴染み易いということもあ
るかもしれない。
適度に褪せた色と、微妙に磨耗して歪んだ輪郭がすっ
と周囲に溶け込む。
違和感のない安心感。
新品では得られないそれらが、今日も彼女らを消費に
向かわせている、ってことか。
ただ、個人的にも良いと思うものは多いが、カフェオ
レボールに関しては、お古よりレプリカの方で十分、
っていうかそっちがいい。
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コンバット

2006年06月27日 | Weblog
言わずと知れた(ある年代以上には)戦争ドラマ。
今NHK衛星で再放送している。
懐かしさもあって見だしたのだが、いくつかの新しい
発見があった。

このドラマは、大きく分けて、サンダース軍曹とその
上官であるヘンリー少尉の二人のどちらかが主役とな
る、一話完結形式をとっている。
戦闘中心のサンダース、人間ドラマ中心のヘンリーと、
ざっとそんな感じだ。
当然のこと当時は(子供のころ)、サンダースのほう
が面白くヘンリーだとがっかりだった
ところが今見ると、ヘンリーが結構面白いのだ。
戦争の矛盾なども描かれ、ストーリーも練られていて
いい作品となっている。
そこで、最後に監督の名前を見て思わず納得した。
「ロバート.アルトマン」だったのだ。
1話ごとに監督は違うのだが、面白いと思うのは殆ど
アルトマンのものだったのだ。

こんなところで修行してたんだ。
そしてその後「マッシュ」で世に認められるわけだ。
あれも戦争ものだし、しっかり「コンバット」の経験
が生きているわけだ。
関係ないが「マッシュ」では、主役のドナルド.サザー
ランドも認められた。
今や「24h」のキーファーの親父としての方が有名に
なってしまったが、息子よりは数倍いい役者だったはず
だ。
そんなことよりアルトマン。
その後もいい作品を作り続け(「ショートカッツ」が最
近のものでは好きだ)、アメリカではクリントイースト
ウッドと並ぶ数少ないまともな監督として、今でもその
地位を保っているのである(この部分独断)。
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池のくるみ

2006年06月26日 | 生き物 自然


しばらくサッカーの話題はやめよう。
と、舌の根が乾く前に、今回の想定外の出来事をざっ
とまとめてみたい。

「クロアチアは案外しょぼかった、特に攻撃が」
「サントスは思ったほどひどくなかった(期待値が低
かったから相対的にという意味で)」
「柳沢があれほどまでに世界に受けるとは(別の意味
で楽しませてくれた)」
「小野の駄目さ(このままでは並の選手になってしま
う)」
「川渕の批判をかわすためのテクニック(オシム発表
の素早さ)」
以上。

では、本題。
「池のくるみ」というのは霧が峰の中の地名で、「池」
の「くるみ」のことではない。
霧が峰の湿原といえば、「八島湿原」というのが有名
なのだが、ここにも湿原がある。
そしてここの特徴は、兎に角人がいない。
ヴィーナスラインに沿ってないので大型バスは来ない
し、一般観光客も殆ど来ない。
だから、規模は小さいが自然を味わうにはこちらの方
が断然良い。
湿原の周回コース(小一時間ほどの)も気持ちいいし、
ちょろっと歩きには最適だ。
それとこれは極私的な楽しみになるが、ここは植物保
護区で環境が保たれてるせいなのだろう、蝶の密度が
異常に高い。
それぞれ時期にそれぞれの蝶が。
この前は、ギンイチモンジセセリという蝶が何百とい
た。
知らない人が見ると、蛾が鬱陶しいなんてことを言わ
れそうだが(このセセリは飛び方といい特に蛾っぽい)、
これほどまでに見られるところは日本でもあまりない
(この部分適当)。
まあ、自然に興味がある人は、一度は行ってみる価値
はあるだろう。





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オシム

2006年06月25日 | サッカー


次期監督はどうやらオシムということになりそうだ。
誰がやっても、ジーコ以下はないだろうが、現時点で
オシムという選択は、ベストに近いのではないだろう
か。

思えば、全ての間違いはあのアジアカップで優勝して
しまったことにある。
殆ど負け試合を、首の皮一枚で逆転してとうとう優勝
までしてしまった。
ヨルダン戦で、あまりのしょぼさにさっさと負けろと
思った自分がいたのに、最後に優勝して喜んでしまっ
たことを今は恥じる。
チームの基礎力が上がっていってないことを感じてい
たのは間違いではなかったが、全体的には、なんとか
結果を出してしまうジーコの神通力、結局神頼みの世
界になっていたということなのだろう。

それにしても、相変わらずの成田の帰国風景だった。
誰も行かないくらいの厳しさがほしい。
案の定「ありがとうサムライ」などと掲げている完全
ミーハー、どうにかならないだろうか。
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ベック

2006年06月24日 | 音楽


先日、例のプログレ好きの友人の「ドアーズ」のテー
プを聴いていると、どこかで聴いたことがある感が非
常にした。

「ドアーズ」そのものは所謂プログレではないが、い
まだにその音楽性は色あせず、新たにファンになる人
が後をたたない(この部分適当)。
個人的には、地獄の黙示録の「ジ.エンド」が印象的
だ。
冒頭のヘリコプターがシルエットになっているところ
にこの曲がかかる。
ジム.モリソンのけだるいボーカルが実に効果的だっ
た。
確か、監督のコッポラとジム.モリソンは友達だった
ような。

で、テープの聴いてた曲は自分の知らない曲だったの
だが、聴いてるうちに誰だか思い出した。
それが「ベック」だ。
ある年代以降は、「ベック」というと「ジェフベック」
しか思いつかない。
自分もそうだった。
ところがこの「ベック」は、10年ほど前から結構な
人気で、それなりの地位をすでに築いているというこ
とだった。
それを知ったのは2年ほど前、別の音楽好き(彼はプ
リンス以降)にその「ベック」を借りた時。
その時も、なんだかいろんな「聴いたことがある要素」
満載だなと思った。
新しい感覚の音楽ということだったが、こちらからす
ると懐かしい、であった。

そして今回「ドアーズ」を聴いて確信した。
順番からすると「ベック」が「ドアーズ」に似ている
ということなのだが、30年の時を隔てて、新しい音
楽としてドアーズ的音楽が復活するということは、い
かに「ドアーズ」が優れていたかという証左に他なら
ない、かな?
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ラストサムライblue

2006年06月23日 | サッカー


やはりこの話題に触れないというのは不自然。
多分、これから日本では戦犯探しで大騒ぎとなる。
柳沢なんて、果たして日本に帰ってこられるのだろう
か?と心配になるくらいだ。
しかし何度も言っているが、今回の結果は全て想定内
の出来事。
マスコミにあおられてその気になってしまった人達は、
あおられた自分自身を反省するべきだ。
過去のスポーツ報道をみれば、いつも同じことが繰り
返されているのだからいい加減学習しないと。

さて、この先問題となるのは、この結果でもしまた、
「選手は頑張った」「感動をありがとう」などと甘い
ことばかり言って、同じような調子で再び日本のサッ
カーをやさしく見守るようになってしまうこと。
町内会の草サッカーではないのだから、頑張るのは当
たり前。
結果が出なかったら厳しく糾弾もされる。
本当に強いチームを望むのなら、周りの見る目の厳し
さが不可欠だ。
試合を見てて、一番腹立たしいのは何もせずに突っ立っ
てる選手。
必死さが感じられない。
中田が常々主張していたのはそういうことだろう。
ジーコファミリーなどと言われた時点で終わりだった
のだ。

責任の度合いは、協会、監督、選手の順だから、それ
なりのけじめはつけてもらわないと、とても納得はで
きない。
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ユリシーズ

2006年06月22日 | 映画


ワールドカップでお疲れの中、ギャオで「家路」とい
う映画を見てしまった。
ポルトガルのマノエル.デ.オリヴェイラという監督
の作品だ。
この監督は、日本での知名度はないが、本国では名匠
と言われ世界的にも評価は高い。
日本で言えば黒澤明といったところか。

「家路」の主演は、ミッシェル.ピコリ。
渋いフランスの役者。
日本で言えば佐分利信。
と言っても今や知ってる人も少ない。
「お茶漬けの味」のあの人、と言っても同じか。
まあそんな渋い役者のでている、渋い映画なのだが、
最後にピコリ(映画の中でも老優という役柄)が、「ユリ
シーズ」のマリガンという人物の役をすることになった。
この「ユリシーズ」を撮る監督役はジョン.マルコビ
ッチ。
それにしてもいろんな映画に出てくる。
しかし、問題はマルコビッチではなく「ユリシーズ」だ。

実は今ちょうどその「ユリシーズ」が手元にある。
ジョイスの。
ところが、2刊の130ページからとんと進んでない。
中断してからもう1年ほどになるだろうか。
その訳は、集中力の低下。
ブロードバンド導入後、しょうもないインターネット
をついつい見てしまって、読書エネルギーがみるみる
うちになくなって、今の体たらく。
ただでさえ読みずらいジョイス。
こんな状態では一生駄目かもしれない。
第一、これだけ中断したら続けて読んでも読んだこと
になるだろうか。
ジョイスに関しては前例がある。
「フィネガンズウェイク」だ。
あれは30ページで放棄した。
その二の舞にならなければいいが。

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くるみオイル

2006年06月20日 | 食べ物


普通、野菜サラダにはドレッシングを使う。
一般的なのは、フレンチドレッシングと言われるヴィ
ネグレットソース。
酢とオイルと塩コショウ、それにマスタードなども使
って攪拌したもので、メーカー別にいくつも市販され
ている。
個人的には、この市販されているドレッシングが好き
ではない。
なんだか余計なものがいろいろ入りすぎているのだ。
勿論旨味調味料も。
そんな人工的な味がどうも駄目だ。

で、くるみオイルの登場となる。
「HUILE DE NOIX」
フランス物が殆どなので、この表示が多い。
このオイルの特徴は、なんといっても香り。
ナッツの香ばしい香りが食欲を誘う。
これに、今はシェリー酒酢を合わせサラダを食べてい
る。
作り方も攪拌などせず、サラダに直接塩を振り、その
後オイルと酢をかけるだけ。
後は適当に混ぜて食べる。
これで十分。

ナッツ系のオイルは他に、ハシバミ(ヘーゼルナッツ、
フランスだとノワゼット)アーモンドなどがあるが、ど
れも香ばしくそれぞれいい。
香りの強さだと、ハシバミが一番かもしれないが、値
段的にはくるみが一番なので、結果くるみという選択
になる。

これからは畑の(自分で作ってるわけではないが)ロ
ケット(フランスだとマーシュ)も出てくるし、野菜
サラダがますます美味しくなる季節だ。
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WC

2006年06月19日 | サッカー


正直ほっとしている。
何故かというと、最悪の事態にならずにすんだから。
最悪の事態というのは、0-5くらいで負けて、中田
完全孤立、チーム崩壊、指揮官失踪、前代未聞の事態
に世界が失笑というものだったから。
一応理論上は(現実的には初戦で決まったが)可能性
を残し最終戦を迎えられるから、良しとせねば。

それにしてもヤナギザーワ、いかんいかん想定内想定
内。
イケメン枠の玉田も、批判を払拭する唯一の機会だっ
たのになんでパスなんだ!
こんな駄目フォワードを使い続け、成長させなかった
ジーコ、いかんいかん想定内想定内。

イケテナイ枠のナベヤカン似イチョンスと、浪人生顔
パクチソンの韓国は、フランスとドロー。
うらやましいぞ。
ここはもう韓国に、アジア代表として頑張ってもらう
しかない。

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ツバメ3

2006年06月18日 | 生き物 自然


ツバメの第二弾が、どうやら巣作りを始めた様子。
去年崩れた巣を(そのとき一羽墜落死)今現在補修中。

改めてネットでツバメに関して調べてみると、孵化ま
で約2週間、巣立ちまで約3週間で、主に台湾、フィ
リピン、マレーシア、インドネシア、オーストラリア
辺りから渡ってくることが分かった。
一日の移動距離は300キロだから、10日から20
日かけての移動ということになる。
昼間移動で夜は休みということだが、一体どこで休む
のか、と疑問は尽きないが、その辺はまだまだ解明さ
れてないらしい。
そもそも何故渡るのか?もはっきりした理由は、多分
餌のためだろう程度にしか分かってない。

こういうものは、物好き研究者の執念に任せるしかな
い。
一般的にこの手の研究は、「何のためになるの」と冷
笑的に見られがちだ。
多分「お金のため」と答えれば彼らは納得するのだろ。
「好奇心のため」或いは「もの好きだから」なんて答え
ると、不思議な顔をするであろう事も容易に想像できる。
個人的には絶対後者を支持だ。
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アルゼンチン

2006年06月17日 | サッカー


いやあ、強すぎるよアルゼンチン。
セルビアモンテネグロだって弱くないのに。
もし昨日の相手がざる守備日本だったら、10対0だ。
メッシなんて体は大きくないのに、ヤナギザーワ或い
はタカハーラとはえらい違いだ。
今回のWCは、世界との差をはっきり認識するための
ものであった、なんてところで落ち着くんだろうねき
っと。

死のグループと言われたもう一つの、コートジボワール
対オランダもすんなりオランダが勝って、終わってみ
れば順当。
コートジボワールは、今回のアフリカ勢では一番だと思
ってたが残念でした。
昔、象牙海岸といっていた国がいつからコートジボワール
になったのか、なんてことも考えながらこの先ドログバの
活躍を期待していたのに。
そもそも象牙海岸という名の由来は、昔象牙がごろごろ
していたからなのか、ここが象牙の輸出基地だったのか、
結局それも課題として残ってしまった(聞き飽きた表現だ)。

それにしても馬鹿親父マラドーナの喜びようはすごかった。
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緑の光線

2006年06月16日 | 映画


「Green Flash」と英語でいうらしい。
緑の光線というのは、日の出或いは日の入り時に、太
陽が一瞬緑色に輝くその自然現象のこと。
昨日の新聞に、その瞬間の写真が載っていた。
実物というかそのものを見たのはこれが初めてだ。
実際のところ、このことを日本で緑の光線というかは
知らないが、それを題材にした映画のタイトルが「緑
の光線」だったので、その名前でずっと記憶していた。

「Rayon Vert」これが原題。
邦題が緑の光線(そのまんまや)。
フランスのエリックロメール監督の作品。
ちょっと生活に疲れた女性が、緑の光線を見ると幸せ
になれるという言い伝えを信じ、それを求めていくと
いう、筋だけ見ると珍気な映画と思われるが、実際は
全然違う。
ありふれた日常を題材にするエリックロメールの映画
は、これに限らず、劇的な展開をすることは一切なく、
ハリウッドに毒された目からすると、一体何が面白い
んだと言う作品ばかりだ。
エンターテインメントの対極。
確か、カメラ一台あれば映画は撮れると言っていた。
殆どロケで、セットはなし。
制作費も、ハリウッドの何百分の一かもしれない。

しかし、日常の、何気ないのだがはっとするような輝
き、それを映画に表現できる監督というのはそうはい
ない。
日本でいうなら、小津安二郎だ。
小津安二郎も筋だけ見ればどこが面白いんだかという
ものばかり。
でも面白いというか、良い。
ヌーヴェルヴァーグの一員でもあるエリックロメール
は、映画史からはずすことのできない、個人的にも好
きな偉大な映画監督なのである(断言)、勿論小津安
二郎も。
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霧が峰

2006年06月15日 | 生き物 自然


言わずと知れた信州の観光名所。
日本を代表する高原、と言ってもいいくらいの知名度
はあるのではないか(エアコンでの名前の方が有名か)。
一般的な関わり方は、ドライヴついでに爽やかな空気
を味わい、広々した草原と、その向こうのアルプスな
どの雄大な風景を眺め、束の間の爽やか体験を胸に帰
っていく。
とこんなところではないか。

自然を売りにしているところは、基本的に同じような
使い方をされ、同じような観光客相手の商売が生まれ、
結果同じような印象を持ち帰る。
だから、あまりリピートはせず、行った事がないとこ
ろという基準が優先される。
一般的な観光客の行動パターンは、やはり物見遊山が
その本質ではないだろうか。
何を言いたいかというと、自然というのはそれだけで
はなかなか人を満足させるものではない、というか見
ただけではその良さは分からないということ。
まずは歩かないと。

しかし一番の問題は、そういった自然に囲まれたとこ
ろにいる人間が、その自然の良さが分からず、歩かず
郊外のファミリーレストランやユニクロ、或いはパチ
ンコやばかりに行きたがるということ。
そして荒廃した風景だけが残されていくのである。

写真はそれとは対極の風景。
霧が峰の、以前カモシカを撮ったその数分後に出会っ
た鹿。
この場所は、防火帯という、森林火災の延焼を防ぐため
に人工的に作った森のなかにできた道のようなもの。
それが何キロも続いている。
完全な穴場です。
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アジア枠

2006年06月13日 | サッカー


今日はどこもかしこもWCの話題だと思うが、結果は
予想通りで残念でしたとしか言いようがない。
問題は、このままアジア勢が負け続け全滅したときだ。
つまり、あまりにアジアのレベルが低いということにな
ると、今ある4.5のアジア枠が間違いなく減らされ
るという方向に向かう。
次回からオーストラリアも加入するので、より厳しく
なってくるところに、3枠とかになったら相当大変に
なる。

それにしても今回他の試合を見てみると、日本のしょ
ぼさがなんだか際立ってるような。
フィジカルの差なんてことは、ずっと言われてたこと
でいまさらなのだが、スピードでも劣ってるように感
じる。
組織力がなくなった分それが目立つってことなんだろ
うか。

このままいくと、川渕キャプテンの引責辞任という、
殆どこちらのシナリオどおりの展開となる。
外れてほしかったのだが、どうも悪い方に進んでいる
ような気がする。



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