ただの葦の茂った水辺だが、ここは少なくとも一昨年まではマダラヤンマ(当地ではかなり希少)がそこそこ生息していた場所。ところが河川工事の影響で環境が変わったからなのか、去年は一頭も見ることなく、とうとう消滅してしまったかと残念に思っていた。
そして今年。一応チェックと思い(9月が最盛期)天気のいい日に来てみた。一瞬いたかと見間違えるのはギンヤンマだったり(大きさは違うのだが遠目には)オオルリボシヤンマ(ギンヤンマと同じで大きさが違うがこちらは柄が似ている)。とそんな時、ちょっと小型のヤンマが飛んでいるのが見えた。マダラヤンマだった。一頭だけだが生き延びているのを確認できた(少ないのが気になるが)。望遠を持っていなかったのでこの写真が精いっぱい。拡大すると辛うじて確認できる(次の写真、セルリアンブルーの美麗種)。
ハチの巣を取ってほしということで、魚用の網でささっと取った。アシナガバチなので放っておいても問題ないのだが(しかも二階の軒)、最近はスズメバチの恐怖が浸透してきて、ハチ全般に対して異常に怖がる人間が増えてきた。刺されれば痛いが。
そんな危険なスズメバチも過去一回全滅させたことがある。網も殺虫剤も煙幕も防御服もなしの状態で。巣があったのは親戚の山荘の二階のベランダの床と屋根の間。ベランダに出たときにスズメバチがいやに多いと思い観察するとその隙間にあったのだが、どう考えてもここにあるのは危険。試しに箒でスズメバチを払ってみると、いきなり羽音を震わせ向かってきた。聞いてはいたがその凶暴なこと。一応危険なことは分かっていたので直ぐに部屋に入れるような体勢は取っていた。直ぐにサッシを閉めて危険回避をしたが、そのガラスに向かって突進してきて、次から次とぶつかってきた。
勢いが収まってさてどうしようかと考えた。そこで思いついたのが熱湯攻め。上からかけられるという巣の位置が丁度良かった。ベランダの板と板の間からかけられそうだ。早速湯を沸かしヤカンから直接どぼどぼと一気に注いだ。殺虫剤と違い内部まで速攻でしかも速効。スズメバチは熱湯で溶けた巣と共にあっという間に消滅。効率の良い方法であった。
このカメムシ街道というのは上り坂林道7キロ下り坂車道7キロ平地車道6キロ、計20キロの周回コース。カメムシが多いのでこう名付けた。年に二三回季節を変えて行っていたが、今年は今回が初めて。周回コースと言ったが、大体は下ったところでガストに寄りビールなんかを飲むので6キロ区間は電車となるパターンが多い。今回は久しぶりということもあり大分足にきたのでいつものガストコースしかもハッピータイムでビール200円。写真の湖が折り返し地点。
名前の由来となったカメムシは今回もそこそこいた。まずはホソヘリカメムシ。成長段階が違う三匹。幼虫がアリに擬態と言われているが今回初めて確認。確かにちょっと角ばったアリであった。
ロードバイクの前輪が縁石に接触した時の影響かパンクしていて、タイヤだけ持って自転車屋に行った。今回は近くの歩いて行けるところではなく車の距離の自転車屋。何故かというと、前回頼んだ時にぼられたのではという疑念があったから、それとそこの店主がめちゃめちゃ感じ悪いというのもある。それに関してはどうも定評があるらしく(店主に関して)、グーグルマップのコメントでも同じようなことを複数に書かれている。一般的にこの手のコメントはあまり当てにならないが、極端に低い場合はそれなりの理由があり参考になることが多い。特に食べ物や以外に関しては。
で、今回のタイヤ交換の費用はというと、前回と比べて2000円ほど安かった。やっぱりぼられていたか。
この溜池は定点観察していて、一昨年から土手改修工事で水が抜かれていて今年やっと元通りになったところ。湿地帯もあり生物多様性は同じ溜池の次のものよりだいぶ上。ところが人気という点ではその溜池の足元にも及ばない。
その溜池が「御射鹿池」。こんな立派な名前まで与えられている。凄い差である。名前まで神秘的なこの御射鹿池は、東山魁夷の絵や、吉永小百合のテレビコマーシャルで一気に人気化した。同じ道に面していて、最初の溜池の2キロくらい上に位置していて、今回久しぶりに行ってみたが、平日の天気の悪い日でも観光客の車が五六台。しかも驚いたことに以前は池の周囲は普通に歩けたのが完全に立ち入り禁止となっていた。車道から眺めるだけの溜池となっていたのだ。観光客はその車道から嬉しそうにカメラを構えていたので良いのかもしれないが、しかも霧がかかってるという効果まであり。しかしいろいろ観察したい人にとってはもう全く魅力なしである。実は最初の溜池も完全に立ち入り禁止となっていた。まあこちらは湿地帯の方には入れるし、人もまずいないから問題ない。いずれにしろ安全面から直ぐ立ち入り禁止となるのが日本である。