ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

31日年末

2012年12月31日 | Weblog

 

昨日は結局一日雨降りだった。積もった雪も九割方溶けた。

そして31日。もう今年も終わりである。毎年同じことを言っているが、それにしても一年が経つのが早過ぎる。それだけ新しい体験が少なくなっているわけだが、パターン認識が進むと、その分新鮮なものが少なくなってきて、つい、物事はあまり学習しない方が幸せなのではないかと考えてしまう。

広告には福袋の宣伝が多い。昔は新年のどっさり来る広告でそれを知ったのだったが、今や年末にだ。フライング気味と思うが、徒競争のスタートで、直前にじわじわ前に出てくるのと同じ現象だろう。以前はこの福袋(衣料品)よく買ったものだが、お徳ではあるが、いらないものも多く(ダサ目のものが多い)結局着ないので、今はもう手を出さない。この辺りだと、取り敢えずダウンジャケットが入っていた。一点だけ寒いときの作業用に今でも使っている。bitchという一時その名前が問題になったやつであるが、今時持ってる人もいないので希少性はあるかもしれない。但し、昔のものなので、もこもこ具合が凄い。着た姿を見るとミシュランを思い出す。

 

 

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感動について

2012年12月30日 | Weblog

 

昨日は雪で今日は雨模様。

テレビの特番のつまらなさは多くの人が感じてる様に思われる、が、作る方だけがそうは思っていないようで同じような番組を作り続ける、というのがここ最近の構図であるようだ。あの感動をもう一度のオリンピック特集も押し売り的だし、試しに一度特番無しの普段通りにしてみればいいと思う。まあどっちにしても同じようなものと思われるのが悲しいことではあるが。しかし、この特番攻めも、年末年始の風物詩として楽しみにしている人がいるだろうことを考えると、結局特番の方がありということになる。

マンチェスターUの香川は二ヶ月ぶりに先発した模様。まずまずの動きだったようで、まずは一安心。と個としてはサッカーには関心があり、野球には無関心であるが、世の中的には野球の方が未だに圧倒的な人気だ。サッカー1に対して野球2或いは3くらいか?しかし、世の中にはどちらも無関心という人だって多いはず。一番多いのはどちらも無関心派かもしれない。だからいずれにしろ、日本中が感動(この言葉最近は大安売り気味)という言葉はありえないので、テレビのアナウンサー、キャスターが興奮気味に言うのは勘弁してほしいと見ていていつも思う。

 

 

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12月29日

2012年12月29日 | Weblog

 

本日は約20センチほどの積雪。朝から雪掻きで一仕事。気温は高めなので、午後には大方溶けるだろう。気になっていたオオワシのグルは、今年もどうやら諏訪湖に来たらしい。これで14年連続。4才のとき助けられたので、これで18才ということになる。このグルは、あまり知られていないオオワシの寿命を知るための貴重なデータを提供してくれる。

昨日は久しぶりにインテルの試合対ジェノア戦を見たが、何だか手詰まりの攻撃で、下位に対して勝ちきれないインテルを象徴するような試合内容だった。Yuto Nagatomoは既に帰国しているので試合には出ていない。テレビのニュースでは松井の引退を大きく取り上げていたが、それほどのニュースかといつもながら思う。この調子だとイチローの時は号外でも出るんじゃないか。

今年のスポーツ十大ニュースなども発表されていたが、一位は当然のことオリンピックであった。ニュース以外で殆ど見ていないので、オリンピックがあったという記憶すら薄い。実感は全く無いので、個人的にはオリンピックと言うのは益々あっても無くてもどっちでもいい存在になりつつあるようだ。

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初ピンチョン

2012年12月28日 | 芸術

 

久しぶりに未知の作家の小説を読もうと思い松本の丸善に行った。大体買おうと思う候補は決まっていて、アメリカ文学のコーナーへ直行。アメリカ文学?とピンと来ない人も多いかと思われるが、これでも過去に、レイモンド.カーヴァーやジョン.アーヴィングなどを読んでいた頃があるのだ。そう言えばサリンジャーも。しかし今回は、それらの作家とは一線を画す作家。それはトマス.ピンチョンである。以前からいつかは読まねば、と殆ど義務感のようなものを持っていた。そして今回遂に購入することとなったのだ。この作家の小説は読む人も多くないので文庫にはない。当然単行本ということになるから、それなりのお値段。初ピンチョン(まるでピンチョスでも食べるような)として選んだのは、「競売ナンバー49の叫び」というやつ。有名どころでは「重力の虹」というのがあるが、本棚の前に立ったら何となくこの本が呼んでいたのだ。こういうのが実際の本屋での幸福な出会いというものだろう(大分脚色)。

ということで、取り敢えず新たな世界が待っている。

追記:と思ったら、いくつか文庫で出ていた。失敗した。

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防寒仕様 つづき

2012年12月27日 | Weblog

 

今朝は寒かった。ところが、てっきりマイナス10度は越えたと思っていたのだが、マイナス9.3度だった。どうせなら10度はいってほしかった。

昨日の防寒仕様(厳寒仕様)は今日のためにとって置きたかった。昨日は結局0度前後のお試しとなったのだが、汗をかくくらいの状態で、とても厳寒というほどのものではなかったのだ。具体的に身につけたものは、下着からまずヒートテックの長袖、カシミヤのセーター(ここまでが下着)、その上にマイクロフリースのシャツ、そして薄手のダウンのジャンパー、最後にパーカーとマイクロフリースのマフラー。ズボンは暖ったかパンツ。靴は防寒ブーツ。手袋はムートンの手袋。帽子は毛糸のよくあるやつ。5枚重ねだが、薄手なのでさほどもこもこはしない。この格好で歩いていたら汗をかいてしまったのだ。

ところが、素材を考えての重ね着なので、汗でびちょびちょすることはなかった。ベンチレーションのために、パーカーの襟や、中のダウンの襟元を開けるという調整を施すと適度に湿気が抜け良い状態を保つことができた。この重ね着はいろいろ調整が効き使える。効率の良い防寒には結局素材が重要だったのだ、ということが最近やっと分かってきた。

 

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防寒仕様

2012年12月26日 | Weblog

 

今朝も随分冷え込んだ、と思ったらマイナス3度とそれほどでもなかった。体感温度ではもう少しいってると思ったのだが、どうも肉体感覚は年々衰えていく一方である様だ。ただ、予想最高気温が0度と、真冬日になりそうなくらい日中は気温が上がらなそう。

ということで、厳寒使用の服装一式を取り揃えた。と言っても、ヒートテックの長袖と、暖ったかパンツを新たに購入しただけだ。どちらもguで。後は、既にあるものを着込む。ダウンは薄手のLe coq sporitif(昔福袋で購入)があるのでインナー代わり。靴は、ここのところ急激に出てきたビーンブーツタイプという(多分原型はLL beanのブーツ)、これも十年以上前に福袋で購入したホーキンス(1980円)の防寒仕様のブーツ。結構昔買ったものが未だに役立っているので、それなりに良い買い物をしているのだろう(これらに関しては)。この格好で、この冬の防寒対策はほぼ完璧だ、と思う。これで、寒い戸外も快適に歩ける、かも。

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シュトレン

2012年12月25日 | 食べ物

 

この時期テレビでは、毎度毎度の特番花盛りとなる。しかし、さんまやたけしの既視感たっぷりの番組はいい加減飽きてしまっている。ましてとんねるずなど完全に過去形である(昔から面白いと思ったことはないが)。今の10代20代にとっては、これらの番組本当に面白いのだろうか。

となると見るのは自然とBSになるのだが、昨日はドイツのクリスマス風景を何かの番組(同じようなのが多く番組名は覚えていない)で紹介していた。そこでシュトレン(シュトーレン)という、クリスマスの定番菓子パンを取り上げていた。最近は日本のパン屋でも、予約販売などで売ってる所も多い。ドライフルーツを入れて焼き上げ粉糖を振りかけたずっしりしたパンで、薄く切って軽くトーストして食べるのだが(個人的には)、クリスマスの頃から正月過ぎまで(もっとか)と、非常に持ちの良いパンである。

唯このパン、結構良いお値段がするのである。20~25センチほどの大きさで2500円前後。以前、知り合いのパン屋で買ったことがあるが、正直この値段でこの味かと思ったことがある。ところが、この値段は日本だけのことではなかったの。昨日紹介していた現地の値段も2500円ほどで殆ど同じであるということが分かったのだ。向こうでも高かったのだ。それにしても材料費が特別高いとは思えないし、この価格は謎である。ひょっとして縁起物値段なのか、と邪推したシュトレンであった。

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マグロの握り

2012年12月24日 | 食べ物

 

昨日、閉店間近にスーパーにいくと、マグロの中トロの握りが半額で売られていた。ノロウィルス以降、何故か寿司が食べたくなり、今回もついつい手を出してしまった。一般的に、スーパーで売っているような寿司は、基本的には美味くはない。だから、買うときは食べられるレベルであればいいと思って買う。つまり、体が何でもいいから寿司味的なものを欲している状態の時に出番、という食べ物なのである。

で、今回買った中トロ握りはどうであったかというと、ありがちな臭いマグロでもなく、一応食べられる状態であったので結果よしであった。勿論中トロなどと表示してあるが、中トロなわけもなく、赤味にやや脂肪部分がある、といった程度のものだ。しかし、この値段(六貫で398円)では絶対文句は言えない。十分である。

それにしても、最近食べる寿司と言えばスーパーのものばかりで、まともなものは今年は一回も食べてない。近くに新潟直送を売りにしている鮮魚スーパーがあり、ここで、近海本マグロの赤身でも買って手巻き寿司にでもすれば十分満足というこちらの状態もあるので、今の方がむしろ安上がりで良いと言えるので、これはこれでまた良しである。

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よしなしごと

2012年12月23日 | Weblog

 

ヘルタースケルターを観始めたが、あまりの退屈さに、真ん中辺りから飛ばしてしまった。大仰な音楽と共に、何処かで見たような映像の氾濫。前作のさくらんと同じく、映画的体験は全くできなかった。

どうでもいいことだがつい見てしまったのが、ネットのニュースの、準ミスソフィアがAKBの前田敦子似の美女というもの。そもそも、元となる前田敦子が美女という前提に大いなる疑問があるので、似てるということは決して誉め言葉にならないと思うのだが。一方テレビで言っていたのはロシツキー(アーセナルの選手)似。彼の顔を知っている人にとってはこれは笑える。正に壷である。と、どうでもいいことしか思いつかないので、本日はこの辺だ。

 

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12月22日

2012年12月22日 | Weblog

 

先日はマイナス7度を記録し、今日は積雪5センチ、何だか冬が前倒しで来ているといった感じだ。ということは、2月にでもなれば春到来か?

ファンヒーターが壊れたので、普通の石油ストーブを買った。もしものとき電気がなくても使えるということを考えてのことだ。使ってみると、ファンヒーターに慣れてしまったせいか、温まり方の遅さが気になる。それと臭いも。便利なものに慣れると、いつしかそれが基準となり、もっと前のことを忘れてしまうという典型的な例だ。

ところで、久しぶりのビオトープだが、アネックス(盥)の方はポリバケツに移して室内に移動した。一気に移し変えるので何が何頭いるかは分からない。確かタカネトンボのヤゴが8頭はいたはずなのだが、小さいのはすでに死亡している可能性が高い。室内に移してから毎日覗いているがその姿は確認できない。過去の例からすると、今生きているものはまず順調に羽化(6月頃)まで行く。が、まだまだ先は長い。

前回と較べると、安倍ちゃんの表情がいやに落ち着いて見える。元々喋りは頼りなくおどおどした感じが強かったのだが、それがあまりないのだ。一方すっかりイメージダウンしたのが橋下一派。石原とくっついた時点で急降下(東国原が入って3割減)。あまりに節操がないと見限られたのだろう。確かに、現実主義といえば聞こえがいいが、理念もないと見られ始めているように思う。いずれにしろ自民党が何をやるのかはしっかり見ないといけない。

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カレーうどん

2012年12月21日 | 食べ物

 

カレーうどんというのは、昔から大衆食堂のメニューにもあるくらいのポピュラーな食べ物だが、個人的には全く食指が動かない食べ物だ。何故かと言えば、かかってるカレーの餡そのものが好きではないというのもあるし、うどんはシンプルなたぬき、きつねで十分だという思いもあるからだ。だから、最近流行(かどうかは分からないがテレビで紹介される)の、ミルクで溶いたクリーミーなカレー餡のカレーうどんも決して食べたいとは思わない。

そんなところに、東京のデパートで買ったというカレーうどんセットを貰った。そこで、それをちょっと食べてみようかという気になったのだ。カレーの中身が栗とキノコという変な組み合わせというのも、興味をそそられた。更に、揚げの甘辛煮まで付いている。うどん自体は茹で上げなので、そこらのスーパーで売ってるものと大差ない。唯、好みからすると、ホットうどんは讃岐のような腰の強いものよりこの手の方が好きなのでノープロブレム。餡を温め別口の揚げと共にうどんにかけ食す。感想は、栗とキノコは合うのか?カレー餡は別に不味くはないが敢えてカレー味にする必要も無い、普通の出汁で揚げだけのきつねうどんのほうが食べたい、というものだった。結果、普段から思ってることを再確認しただけであった。カレーうどんよりは、駅の立ち食いかき揚げうどんの方が数倍美味いと思う。

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愛車について

2012年12月20日 | Weblog

 

やっとスタッドレスタイヤに交換。このところのノロウィルスで体力がなくなっているので、タイヤ交換作業が例年になくしんどい。時間も、いつもなら30分ほどで終るところ、小一時間もかかってしまった。まあそれでも無事に終了したからよし。

先月車検で、取り敢えず車は同じ。が、この車(オペルヴィータ)の会社、既に部品が無い(サイドブレーキの調子がおかしいのだが)という何とも心もとない体制で大丈夫かといったところだが、多分大丈夫ではないと思う。今現在でも、突然エンジンが止まることがあるが(原因は不明)、これは新車でも良くあるらしく、兎に角問題の多い車のようだ。当然人気は無いから売れない。となれば会社自体も良くない。既に経営はGMで、最近ドイツ国内の工場を閉鎖するなどという情報が流れた。ドイツ車のイメージはとはかけ離れたオペルというブランドが、この先生き残るのは難しいと思う。

となると何故そんな車を所有してるのかと言うことだが、理由は簡単で、3年落ちの中古(距離は2万キロ)にしては物凄く安かったからなのだ(知り合いから購入)。相場の半額以下で20万円台。つまり、決してこの車が好きだったわけではなく、単純にお値打ちだったからに過ぎないのだ。しかし、徐々に部品交換などが増えるにつれ、ちょっと後悔した。兎に角部品代が高い。外車はここが問題なのだ(そう思う人間は端から買うなと言うことだが)。といろいろ文句を言いながらも、既に8年目に突入。これだけ乗ってれば十分か、と最近は思うこともある。

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店側対客側

2012年12月18日 | Weblog

 

ある日のフレンチCafe。

そこは、パリにあるCafeそのものの雰囲気で、調度品も向こうのものを使ったり、提供するものもパリのCafeと同じようなものをという徹底した姿勢を打ち出している。料理は典型的なCafeビストロのような、ステックフリット(ポテト付きステーキ)、コンフィ、チキンソテーなどで、あまり手の込んだものはない。軽食のサンドイッチは勿論バゲットサンド。ハムやパテドカンパーニュなどの具。当然ご飯物はない。通しで営業なので使い勝手はかなりよい。

移転してからは前ほど行かなくなったが久しぶりにランチタイムに。大体のお客さんはランチを頼んでいる(バゲットつきのサバやチキン)。そこに30歳代の(推定)男1女2のグループが入ってきた。地元の会社の同僚のようだ。この店は初めてらしい。メニューを見て選んだのはオムライスとハンバーグ。このメニューに関しては完全に日本風。前はなかったのだが、客層に合わせての店側の苦肉の策と思われる。しかし店側も最低限の抵抗はしていて、ライスはケチャップ味ではなくバターライス、ハンバーグの肉は普通のひき肉ではなくほぐしたすね肉(推定)を使っている。オムライスを頼んだ男性客は、盛んにご飯はないのかと聞いていたので、所謂定食屋の定食を食べたかったのだろう。多分この店もちょっとおしゃれな洋食屋位に思っていたはずだ。出てきたら出てきた、スプーンも所望していた。女2は、ここがどういう店なのか雰囲気で分かっても良さそうなのだが、ここが田舎と都会の大きな差である。

つまり、多くの人は、店の雰囲気センスでそこがどういう店なのかなんてことは分からないのである(興味もない)。客側にそういう感性がなければ、店側の意図などは理解されない。前述のフレンチCafeは、店側と客側の齟齬の典型例。となれば、客側に合わせろという事になる。それが商売の鉄則だ。結果隆盛を誇るのは、コンビニや外食チェーンだけということになってしまう。そんな店ばかりというのは何とも魅力の無い街だが、そう思う人が少ないからこんなことになってるのだろう。

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ノロウィルス その後

2012年12月17日 | Weblog

 

金曜に発症し、下痢は昨日まで続く。この三日間で口に入れた固形物は、菓子パン二個とリンゴ一個とケーキ二個、食事っぽいものとしてうどん一杯、それと昨日の夜のブリトー(ハムチーズ)一本だ。このブリトーがやっと何とか美味しく感じられた初のものだった。水分はなるべくこまめにと注意。そして今日。昨日よりは食欲は増している、と思う。ところが、すっかり自分が感染源となってしまったようで、次から次と家の人が感染。その感染力は強い。予め症状を説明してあるので、罹ったほうは遂に来たか(招かれざる客だが)と言う感じかどうかは分からないが、激しい症状だから体力的にはきついかもしれない。水分補給に気をつける以外大した手立てはなさそうだ。

選挙は予想通りだが、投票率が低い所を見ると、結局入れたい所がなかったという人が多かったということだろう。こうなると、旧来の支持者がせっせと足を運んで大躍進の自民党が、この先どういう政治をするのかというのが見ものだ。

 

 

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選挙の日

2012年12月16日 | Weblog

 

本日も食欲なし。

そして今日は選挙。が、行く前から自民圧勝と結果が分かってるのってどうなんだ。事前調査である程度推測はついてしまい、ほぼその通りになるというのも面白くない。そしてどこのテレビ局も同じように嬉々として特番を組み(お祭り感覚)、国民の審判は果たして、などと大袈裟に構えてやるが、AKBの選挙番組と大して変らないのではと思うくらいの内容だ。競うのは、当確を如何に早く出すか、それだけだ。選挙事務所の万歳風景とか、落選議員の落胆など見せる必要も無い(覗き見趣味としては面白いが)。スタジオの評論家は評論家で、今回の結果について、保守回帰、つまり自民党政治の安定(幻想だが)を望んだ結果ではないでしょうか、程度の意見を言って、キャスターがこれからの日本に望むことは...と尤もらしく締めて終わりである。はっきり言って、実況でやるほどの意味は無い。

それにしても安倍ちゃんで良いのか?日本を取り戻すなどとナショナリズムを心地よく刺激する言葉を吐き、まるで嘗て理想的な日本があったような幻想を国民に植え付けるのは胡散臭さいだけだ。精神面をコントロールする占い師でもバックにいるのではないかと邪推する。いやに自信満々なところが気にかかる。経済面では、公共投資、財政は成長による税収アップなどと、言い古されたしかも効果がない政策しか言わないし、基本的にはアメリカ頼みの外交(アメリカはアメリカで国内回帰だからそこまで責任を取るかどうか)。中国に強気にやるらしいが(この点でもある程度支持されているのだろう)、関係悪化したら経済も同じように悪化となるだろう。肝の据わったリーダーにはとても見えないのだが、こんな人間が返り咲くというのは自民党の人材不足も相当なものと言える。

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