映画のジャンルで、一番興味の無いのが「ミュージカ
ル映画」。
昔から、面白いと思ったことがない。
基本的に「ショー」と言われるものが好きではないの
で、同じ匂いのする「ミュージカル」も好きではない
のだろう。
それでも、今まで数多くの「ミュージカル映画」は見
てきてはいるのだ(本当は数えられるほど)。
有名どころの「マイ.フェアレディー」とかジェット
団の、えーと何だったか(ここで確認)。
そう、「ウェスト.サイド物語」とか「サウンド.オブ.
ミュージック」とか。
もっと古いところでは「雨に唄えば」とか。
もっともこれは、断片的にしか見ていない。
そんな数も多くないミュージカル体験からの結論とし
て、「一体何が面白いんだろう」が導き出されたのだ。
映画以外の、所謂ブロードウェイなどの本格的ミュー
ジカルなどは、もう言わずもがなだ。
しかし、そんな非ミュージカル体質な私だが、それで
も例外というものが存在していた。
唯一ちょっと面白いと思ったミュージカル映画があっ
たのだ。
こういう言い方をすると、例えば、チーズ嫌いが「私
でも食べられるくらいに美味しかった」とまるで美味
しさの証明をしてるつもりで言ったりするが、この場
合実際は全くその証明にはなってなく、「味の判らな
い私が食べられたくらいの個性の無い味だ」の証明に
しかなっていない、ということと同じで、これから挙
げる映画も、ミュージカル映画として良くできている
という意味ではなく、個人的には結構興味深く面白か
ったという程度の意味である。
それは「オズの魔法使い」。
まず極彩色の古っぽいカラー。
そしてそこに登場するフリークスの楽園。
毒を感じるのは私だけか?。
そして、いろんな解釈が可能な寓話性。
品行方正な映画ではないと感じたのだが。
それと、内容には関係ないが「Yellow brick road」は
エルトンジョンのあの歌と関係あるのか、とか、これが
一番気になるのだが、悪い魔女の城の衛兵達が発する掛
け声「オーイーオ」というのが、「プリンス」の「サイン.
オブ.ザタイムズ」の中に同じフレーズであるのだ。
何かいわれのある「オーイーオ」なのかずっと気になっ
ている。
と、そんなこんなで、衛星でやっていたミュージカル特
集の「オズの魔法使い」をまたまた見てしまったのだ。