結局中古レコードセールには行って来たのだが、思ったより高くてびっくりした。1280円というのが平均的お値段で、中にはプレミアがついたキングクリムゾンの「アースバウンド」3800円なんてのもあった。大体持ってたレコードは処分して残ってるものが少なく、そこに来てちょっとしたレコードブームの復活という状況でこんなことになってるのだろう。
何がどこにあるのか分からないので、段ボールに入ったレコードを一枚一枚覗くわけだが、この辺りちょっとした宝探しのようで好きな人にはたまらない、と思うのだがこちらはあまりそういう趣味はない。そんな中、700円くらいのプログレのキャメルとジャズのMJQを買った。キャメルは、昔渋谷にあったプログレ専門のロック喫茶「SAⅤ」に初めて行ったときかかっていて知ったグループだ。所謂懐かし親爺的購入であったのだが、聴いてみると、針飛びがひどくてまともに聴けない。中古だとこれがあるから。
初めて入るカフェに行った。去年は初のカフェは一回も行ってない。その前の年も行ってないかも知れない。以前は新しいカフェができると一回は行ったものだが、いつしか殆ど行くことがなくなった。それほど好きではなくなったというのが主な理由だ。それと最近流行りのカフェ、古い建物をリノベして古いものを活かしたインテリアのちょっとお洒落な店は、大体どこも似たような感じで、こだわってるものが健康に良いとか自然素材の小物とかそんなものが多く、どこか薄っぺらいファッションのように感じて敬遠するところがある。
で今回入った店は、古民家改装カフェ。流行りのスタイルだ。しかしそこは飲み物のみで、よくあるキカレーやワンプレートなどのランチはやってない。今時珍しい潔さ。しかもテーブルなどの配置がもの凄く余裕をもっていて、席数2倍くらいいけるのでは、と思うくらいの広々した空間。築100年ほどの建物らしいが(雰囲気が自宅の玄関と同じ)、そこにジャズレコードが数多く置いてありそれをかけるようだ。行ったときはCDがかかっていたて、それはグリークの弦楽何重奏のクラシックだった。オーディオも高そうなもので、完全にちょっと本物感が漂う店主の趣味の空間だ。カウンターもないし店主とのコミュニケーションも必要ない、一人静かに過ごすには最適な空間だったが、唯一つ残念な点が。御多分に漏れずここも最近のカフェに共通の冬場は寒いが当て嵌まった。
一時えらい勢いだった高級食パンが失速気味らしい。この手のものは元々長続きするものではないし、それなりの価値があればいずれ定着するだろうしで収まるところに収まるのだが、この高級食パンは果たして定着するだろうか。
個人的には一回も食べたいと思ったことはない。一番の理由はその馬鹿馬鹿しい値段。そしてそもそもの食パンの味がそれほど魅力的ではない。小麦の風味を求めるなら断然バゲットだ。基本的に食パンは甘いしイースト菌の香りが気になる。サンドイッチかトーストで食べるのが一般的だろうが、最近はどちらも滅多に食べない。サンドイッチは安易なマヨネーズ味が好きではない。トーストは昔厚切りでたっぷりのバターというのが好きだったが、今はそれを食べる機会がない。サンドイッチで思い出したが、今ちょっと流行りのフルーツたっぷりのフルーツサンド、あれも美味いと思ったことがない。イーストの香りが邪魔だし根本的に食パンと合わないと思う。
メロンパンが流行り白たい焼きが流行りタピオカが流行りと次から次と流行りものは生まれは消えていく。そのどれも食べたいと思ったことがないし実際食べてない。本当に流行りもので美味いものなど存在するのだろうか。
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最近来たメール。有名どころからくると信用しがちだが今回の場合はあまりに文書がおかしい(自動翻訳特有の文章)。これだけ分かり易いと騙される人もあまりいないと思うが、クレジット会社から来るのはもっと巧妙。不正利用されたというメールで、一瞬信じて、自分の使用明細を確かめた。しかし何でもなかったので怪しいとなり、ちょっとそのメールの通りに進めたら警告まで出て完全に詐欺と分かった。この手のものはどんどん巧妙化するから日々気を付けないといけない。
この前カモ観察した時(目的ではなく結果)昼飯に中華料理屋に入った。町中華ではなく最近流行りの中華だ。昔ながらの町中華は一部の間ではちょっとしたブームだが全体では絶滅危惧種。その代わりにのしてきたのは中国人経営の、赤多用の安っぽいインテリアのメニュー豊富で価格は安いが味が濃い(うま味調味料多用の)中華だ。今や地方にもいっぱいある。そんな中華の一つに入ったのだ。イマイチ体に悪そうで入る気がしなかったのだが、歩くコースの途中にあり新しい店でちょっと入ってみようかという気になったのだ。ランチだと麺とチャーハンなどのご飯もののセットで700円。確かに安い。
王道のラーメンとチャーハン(半チャーハンではない)のセットを頼んだ。ついでに瓶ビールを。生ではなく瓶ビールというのは町中華では基本。店は中国人夫婦(多分)で回してるようだ。奥さんがオーダーを中国語で通し旦那が作る。早速食べてみると予想に反し濃い味付けではなくチャーハンなどそこそこ美味しかった。これだったらビールとセットで良い昼飯になる。この先も利用することがあるかもしれない。いずれにしろこれからは、こういう中華料理店が町中華のスタンダードになるのだろうとも思った。中国人の逞しさ恐るべしだ。
キースジャレットの日本公演をまとめた10枚組のレコードアルバム「サンベアコンサート」を聴きたくなり、急遽ポータブルレコードプレイヤーを買った。そして何十年ぶりかにのこのアルバムを見たら、買った当時のことをいろいろ思い出した。確か学芸大学の学生に生協から買ってもらったのだ。予約販売で、いくらか安くなったのだろうか。定価は19800円。パンフレットも残されていてカセットのセットは18000円とある。カセット販売なんてあったのか。ちょっと安くてもカセットでは多分劣化して今では聴けないだろう。時代としか言いようがない。
久しぶりにかけると、いやに短い。20分くらいしかない。CDに慣れB面があることをすっかり忘れていた。そうそうレコードはこんなものだった。実際聴いてみて部分部分のフレーズが記憶にあったことにびっくり。因みに音質は、カセットラジオに毛が生えた程度のものだ。が、持ち運びできどこでも聴けるというのが良い。