
500円と1000円のシャルドネ(白ワイン)を飲み比べたら、味に倍の違いはあるだろうか。と思ったのはこの前スーパーで買った500円ちょっとのチリのシャルドネを飲んだ時。昔は500円或いは1000円レベルの白ワインなんて飲めたものではなかった。それが今やどちらもそれなりに飲める。このチリワイン、店でグラスワインで出てきても何ら問題ない。一杯七八百円で出てくるグラスワインで美味いと思うようなものは滅多にないのだから、このチリワインが一杯三四百円で出て来た方が遥かに嬉しい。それでも原価七八十円、十分だろう。
最近はそこそこ飲めるワインが増え、そういうワインばかりを飲んでいる。そのおかげで、すっかりもの凄く美味しいというワインの味を忘れてしまった。

先日年おっさんグループから呼びだしがかかり初めて行くスナックに行った。基本的にスナック自体行くことはめったにない。しかしそのスナックのママさんは顔見知りで、呼び出したおっさんグループ(三人)の内二人は知り合いで一人は顔は知っているという関係だった。店内はスナックというより小綺麗でちょっと豪華な喫茶店という雰囲気。そこでの会話は、高松次郎がどうの草間彌生がニューヨーク時代一緒だったとかローリーアンダーソンが講師でどうのとか、と、ちょっと特殊な内容だったり、キングクリムゾンのジョンウエットンが死んでとか、ピンクフロイドがどうのと、これもちょっとマニアックな話題が殆どだった。
スナックには真空管アンプとレコードプレーヤーが完備されていて、最後にピンクフロイド(レコードはいろんなお客さんからのもらい物でそれこそアバからピンクフロイドまでと脈絡なくいろんなジャンルのレコードがあった)の原子心母をかけてもらいお開きとなった。

最近「いきなりステーキ」の迷走ぶりがちょくちょく話題になっている。それにしてもほんの二年前のモールに入っていた店のあの想像を超えた行列、そして今の状況の激変ぶり、辺りには祇園精舎の鐘の音が鳴り響くのみだ。
あの行列に並んでいた人々はどこへ行ってしまったのだろう。リピーターにならなかったということははっきりしている。当時は話題性があったのだろう、そして行列、そしてそれを見た人間が飛びつく、一巡すると閑古鳥、何度このパターンを見たことか。しかしその期間はメロンパンよりは大分長かった。しかしこの先盛り返すことはないと思う。個人的には一度も行こうとは思わなかったが、あのマスク代わりの変な矯正器具のようなプラスチックのやつが気持ち悪かった(外から見てても)というのは強く印象に残るだろう。

今はカプレーゼという名前は定着したかと思う。最初の頃は何度聞いてもイタリアンの料理名は覚えられず、いろんなものと混同していた。きっちりモッツァレラチーズとトマトのサラダであると認識したのは結構最近のことだ。シンプルな料理(というほどでもない気がする)なので本格的なイタリアンというよりイタリア風の店に多い印象がある。唯、未だかつて美味しいと思ったことがない。そもそもモッツァレラは生で食べても美味しいものではないのではないか。マルゲリータには欠かせないと思うし、ブッファラ(水牛)ならよりミルクっぽい風味がして美味い、というのはあるがそれをわざわざサラダにしても。熱を通して風味が増したピザで食べるのが一番だ。

最近のユニクロはセルフレジ化していて、近くの店も去年行ったときそうなっていて驚いた。それより驚いたのは、読み取りセンサーの素早さだ。スーパーなどのセルフは自分でバーコードを当てないといけないが、ユニクロの場合はボックスに置けば勝手に読み込んでくれる。その精度にびっくりだ。
昨日ちょっとほしいものがあり(基本はguだが)セルフレジを使ったのだが、ボックスに商品を入れると、すかさずどこからか店員が来て、大丈夫ですか?と聞いてきた。大丈夫そうに見えなかったのだろう。最近はスーパーは勿論、映画館もセルフだしガソリンスタンドもそうだしいろんなところでセルフをやってるのですっかり慣れてしまった。残るはペイペイでの支払いだけだ。