ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

M氏の嘆き

2009年06月30日 | 音楽


スノッブなM氏が、新しいアルバムを録音して持ってき
てくれた。
今回は、またまた女性ヴォーカル。
「アナ.マリア.ヨペック」という、ポーランドのヴォー
カリストということだ。
現在はニューヨークで、主に「パット.メセニー」と活
動しているらしい。
聴いてみると、ジャズという感じではなく、どこか土俗
性、或いは聖性を感じさるような、アイスランドのビヨー
クと同じものを感じた。
M氏は「フュージョンのような、なんと言うかそんなも
の」とわけの分からない言い方をしたが、要するに、
典型的な型にはまらないヴォーカルなので、そういう
言い方しか出来なかったのだろう、ということにしてお
こう。
「ジョニ.ミッチェル」にもどこか似ている。

そんなM氏は、最近アマゾンにやられているらしい。
そう、あのピンポイント攻撃に。
「あなたにお薦めの商品があります」という例のあれ
だ。
一度見ると、ついつい気軽にクリックしてしまうアマ
ゾン戦略には、分かっていながらもやられてしまう。
カードで買うのは、借金と同じことだが、買う時のハー
ドルが低いのだ。
現金を用意するというのは、視覚的な認識を伴うので、
それなりの考慮も働くが、カードの場合はそれがない
分気軽に行ってしまう。
アメリカ型の商売である。
買うほうに、必要以上のもを買わせ、破産しようが後
は知らない。
サブプライムローンなんてものも、その極端な形であ
ろう。
カードに慣らされると、正常な感覚が麻痺するのは間
違いないのだ。
と、忘れた頃にやってくるカードの支払いを見て、M氏
は嘆くのであった。

コメント

日本代表の実力

2009年06月29日 | サッカー


コンフェデ杯決勝、「ブラジル対アメリカ」の後半を
見る。
前半まさかの0-2のブラジルが、結局後半3点を入
れ勝ったのだが、アメリカの踏ん張りもブラジル相手
ではここまでかという試合だった。
が、健闘したことは間違いない。
これが日本であったら、5点は入れられたであろう。
アメリカを見て、これだったら日本も行けるとならな
いところが残念である。
フィジカルの強いアメリカのディフェンス陣だからこ
そ出来たことで、日本ではちょっと考えにくい。
日本の場合、1-0で守り勝つのはアジアまでの話で、
WC本番などの世界相手ではまず無理である。
この前のオーストラリア戦が良い例で、最後にはすっ
飛ばされるのが日本のディフェンスである。
守勢に回って耐えられるだけの力(精神力も含め)は
まだないのである。

となると、攻撃で頑張るしかないのだが、ここで問題
になるのが岡ちゃんの接近なんとかの攻撃スタイルだ。
ペナルティー周辺でチョコチョコパス回しの方法は、
確かに、スペインのように素早くしかもダイレクトで
回すことが出来れば得点の可能性を感じる。
しかし日本の場合、止めて遅いパス。
どうしても限界を感じてしまう。
岡ちゃんが言っていた「日本は技術はしっかりしてい
る」という認識そのものも問題だ。
速いパスを正確に、しかもしっかり止められるという
一番基本的な技術が出来てないのに、どうしたら技術
はしっかりと言えるのだろうか。
だから本人が言う、そこそこ出来ているという評価に
繋がるのだろうが、ここがオシムの日本に対する認識
との大きな違いだ。
きっちり相対化するというのは大事なことだと思うが。
ベストフォーなどという絵空事に近いことを言ってる
のは、その相対化が出来てないゆえか、或いは暗示に
かける心理作戦かどっちなんだ。
いずれにしろ、ここに来ての岡ちゃんに対する個人的
な評価は低いところで決まりつつある。
何だか、ジーコの二の舞になる可能性のほうが強いと
思われる今日この頃である。



コメント

最近の出来事

2009年06月28日 | Weblog


「ヒメダカ」の稚魚は、結局、六匹隔離した。
天敵のいないポリバケツで、取り敢えずは安心して暮
らせるだろう。
その五ミリほどの小さな稚魚を見ていると、よくこん
なのが成長するものだと、つくづく思う。
しかし、歌のイメージもあり群れるのが好きかと思っ
ていたが、実際はどうも違うようなのだ。
二匹が接近すると、大体両者慌てて逃げる。
下手をすると、追いかけたりもする。
メダカの学校は、大荒れの教室だったのだ。
仲が良さそうなのは、イメージだけだった。
それにしても最近は、ミクロな世界に益々どっぷりだ。
完全にオタクの世界の住人である。

マイケル.ジャクソンの死亡は、大した驚きも無かっ
た。
もうこの十年くらいは、マスコミだって「異形」とし
ての扱いだったはずだが、亡くなると急に偉大なアー
チストだ(超一流のエンターテナーであることは変わ
りはないが)。
まあこれも今に始まったことではないか。
音楽的には、プリンスには興味はあってもマイケル.
ジャクソンには興味がなかった。
ジョン.レノンの時のような、その後の音楽活動を惜
しむというのともちょっと違うような気がする。

東国原知事の騒動は一体何なのか。
自民党が熔解寸前であることは分かるが、いい加減人
気目当てだけの候補者選びは何とかしてほしい。
お笑いタレント出身だからとかではなく、本当に能力
的にどうなのかというのが問題だ。
宮崎の広報担当としては、能力があることは間違いな
いが、今のところ地方分権しか聞こえないのだが。
今までの総裁の能力が低すぎたのが、そもそもの問題
だったのだが、これからは、それぞれの資質能力をもっ
と厳しく見る必要がある。
マスコミも、面白おかしく政局の動きのみを報じるの
ではなく(政治の芸能界化)、政治家の能力を問うよ
うな突っ込んだ取材をしてほしい。
と思うが、すでにマスコミにはそんな能力がなくなっ
ているのかも知れない。
コメント

トンボいろいろ

2009年06月27日 | 生き物 自然


ヤゴ4号が羽化していた。
所定の羽化棒(自分で設置したもの)にいないので、
今日は無しかと思って滝壺ビオトープの増えすぎた水
草を取り除いていると、突然成虫が滝壺ビオトープを
囲っている岩に止まった。
羽化したての瑞々しい成虫だ。
抜け殻もないのに、どこで羽化したのだろうと見渡す
と、止まった高さと同じくらいの位置の同じく囲って
いる岩にその抜け殻はあった。
水面から七八十センチくらいのところだ。
これじゃあ見逃すわ。
ということは、羽化棒は必ずも必要ではないというこ
とだ。
ちょっと見苦しいので少し減らすか。
因みに成虫は、過去三匹と同じく「オオシオカラトン
ボ」であった。
いまのところ「オオシオカラトンボ御用達滝壺ビオト
ープ」という態である。

中ちゃんの完全無農薬田圃に大量にいた「モートンイ
トトンボ」だが、大きさがイトトンボの中でも小さい
三センチほどなので、その小ささゆえ中ちゃんが「ハッ
チョウトンボ」と間違えたのも、無理も無いかもしれ
ない。
トンボに興味が無ければ、イトトンボの小ささもハッ
チョウトンボの小ささも情報としては同じだ。
実際は、形体が根本的に違うのだが、実物を見たこと
が無ければあり得ることである。

「ハッチョウトンボ」は今やかなり珍しいトンボであ
るので、限られた特定の場所にしかいない。
一方の「モートンイトトンボ」であるが、中ちゃんの
田圃には何百といて一見普通の種類かと思って調べて
みると、そうどこにでもいるという種類では無いよう
なのだ。
いても、せいぜい十数匹というレベルらしい。
ということは、何百と発生しているその田圃は、かな
り珍しいというか貴重な田圃である。
ここでも、流石、完全無農薬田圃。
今度会った時に、この辺のところをよく説明しなくて
はいけない。
喜ぶことは間違いない。

本日の写真も、昨日に引き続きその時の「モートンイ
トトンボ」(♀)。
成熟前だとこんな色。
コメント

田圃から見る自然

2009年06月26日 | 生き物 自然


「モートンイトトンボ」(本日の画像)がワサワサい
る畦道伝いに、田圃を覗き込む。
一見、水生昆虫の姿は見えない。
予想では、もっと一杯いると思っていたので、ちょっ
と意外というか残念であった。
が、じっくり腰を落ち着け観察すると、いるいる。
昔の田圃を思い起こせば、ちょうどこんな感じだった
ろう。
当時だって、例えば「ゲンゴロウ」(ナミゲンゴロウ)
がうじゃうじゃ田圃にいたわけではなかった。
今回確認したのは、「コガムシ」(推定、幼虫も数匹)
「コオイムシ」「ヒメミズカマキリ」(ミズカマキリ
の小型)「マツモムシ」「ツブゲンゴロウ」(の仲間、
ルイスツブゲンゴロウというやつか?)「チビゲンゴ
ロウ」(の仲間)などであった。
これだけいれば、やはり大したものである。
「ガムシ」「ミズカマキリ」など、最後に見たのがい
つだったか思い出せないくらいの久しぶりの対面だっ
た。

現地についた頃には、日も出て一気に暑くなってきた
が、そんな中での観察。
小学生の頃の記憶が蘇る。
昔は、これが普通だったんだ。
自然に、これらの自然と戯れていたのが我々の子供時
代だ。
基本的には、今の子供もこういうものには興味はある
のだと思う。
人間の根源的な好奇心というものがある限り。
ところが、最近の親は特に虫を忌み嫌う。
そんな親の元にいたら、子供は親の恐怖心をそのまま
植え付けられる。
実に困ったものである。
虫あっての自然という、ミクロでマクロな世界観を植
えつけるのなら結構なことだが、見た目がきれいなの
が自然の良さという(花のきれいさのみを抽出)ある
一面のみしか見ないのは、自然という記号と戯れてい
るに過ぎない。
例えば最近だと「シバザクラ」、ちょっと前なら「コ
スモス」、それらの花がきれいなのを植えれば、自然
豊かなどと喜んでいる図式がそれだ。

結局、本来その土地にある植生に沿った、虫も含め植
物も多様な状態が望ましいのではないか。
きれいな花をつけるものばかりではない植物。
当然、そこには気持ち悪い虫だって存在している。
その全体が良いのである。
コメント

モートンイトトンボ

2009年06月25日 | 生き物 自然


ヤゴ三号が羽化していた。
一号二号から二週間と、ちょっと間が空いたが、いよ
いよこれからが本番という感じだ。
因みに成虫は、一号二号と同じく「オオシオカラトン
ボ」であった。
そう言えば、昨日は、早くも「オオシオカラトンボ」
が産卵に来ていた。
残念ながら、鯉の池のほうでの産卵なので、無事に孵
る可能性はかなり低いが、もし「滝壺ビオトープ」か
ら飛び立った成虫であれば、故郷に帰ってきたという
ことになる。

もう一つ「滝壺ビオトープ」で孵った「ヒメダカ」の
稚魚だが、どうも親に食べられて無事に成長できなさ
そうなので、とうとう隔離することにした。
別に稚魚用の専用ポリバケツを用意して、早速一匹捕
まえて移動したが、元気に泳いでいたので多分大丈夫
だろう。
現時点では、ボウフラと同じくらいの大きさである。
透き通っているので、点状の小さな黒い目しか見えな
い。

そろそろ観察には良い時と思い、中ちゃんの完全無農
薬田圃に行ってきた。
行く前に店により、野菜カレーを食べ、中ちゃんに田
圃の様子を聞く。
今年は、蛍が多く発生した言う。
そして「ハッチョウトンボ」が大発生とも言った。
「ハッチョウトンボ」?と思わず聞き返した。
可能性としては無くは無いが、というのも、元々が発
生していた地域なので。
しかし、ちょっと考えにくい。
どうも、小さいトンボということだけで中ちゃんはそ
れが「ハッチョウトンボ」(世界で一番小さいと言わ
れている)と言ってる可能性が強いのだ。
イトトンボの何かと間違えてるのでは、とその時点で
は予想。
兎に角行ってみれば判ることだ。

と、現地に到着してみれば、案の定イトトンボであっ
た。
それは「モートンイトトンボ」という種類のものだっ
た。
しかし、その数は中ちゃんが言ってたように凄かった。
何百という「モートンイトトンボ」。
ミジンコなどの発生数に関係するのだろうが、流石、
完全無農薬田圃である。
近隣の田圃でも発生してることは発生しているが、そ
の数の桁が違うのだ。

続く
コメント

テレビドラマ「刑事一代」

2009年06月23日 | Weblog


中村は、正式に「エスパニョール」入りが決まったら
しい。
二三年前なら相当期待したが、持病もあり年齢的にも
そろそろ下り坂、大丈夫かというのが正直なところだ。
活躍できたら、万々歳なのだが、一気に駄目になる可
能性もある。
本人の夢でもあったスペインリーグ、上手く行けば良
いのだが。

久しぶりに、見るに耐えられるテレビドラマをやって
いた。
「刑事一代・平塚八兵衛の昭和事件史」という、叩き
上げの名物刑事を主役とした、ノンフィクションを基
にしたドラマだ。
番組宣伝の時は、また例の如くの大仰な宣伝の仕方で
興味は持てなかったのだが、途中から見だしたら、丁
寧な作りで、他のドラマとは一線を画すまともな物だっ
たたので結局最後まで見てしまった。
普段は、日本のは嘘っぽく幼稚なドラマばかりなので
見ることはないが、たまにこんなものがあるとかなり
新鮮だ。
ことドラマに関しては、アメリカのものの方が相当上
である。

今回のドラマは、実際の事件が題材なので、どうして
もリアリティーというのが重要になるから、少しでも
嘘っぽい部分があると興ざめとなる。
相当緻密な脚本と演出が必要である。
ということは、今の日本のテレビ界ではこういうドラ
マを作り続けるというのは不可能に近いことになる。
実際、そんなひどいドラマばかりである。
木村拓哉などの主演ドラマなんか、その良い例だろう。
しかし、スターを主役にした安直ドラマは、それなり
に視聴率が取れるという現実があるから、絶対無くな
らない。
それにしても、あの手のステレオタイプの登場人物の、
予定調和的筋書きドラマというのは、一つの定型とし
て根強いものがある。
韓国ドラマなんかも、そこのところを衒い無くやるか
ら人気なのだろう。

で、「刑事一代・平塚八兵衛の昭和事件史」だが、特
に、「吉展ちゃん事件」の小原保とのやりとりが見ご
たえがあった。
萩原聖人が本物の小原保に見えてきた。
こういうのを見ると、良い役者なのかと思う。
一般的には名演技というのは期待しないし必要ないと
思うが、自然にそう感じさせるというのは、それだけ
上手いというか、良い役者の証拠なのだろう。
全体の配役が良かったのも今回のドラマの特徴だが、
有名役者を端役で使うという贅沢が許された結果だと
したら、それはそれでちょっと問題だろう。
ただ一人、相武紗季だけははっきり下手糞であった。
普段の少女漫画的ドラマでは全く問題ないのだろうが、
今回のようなドラマでは気の毒だった。
典型的なミスキャストだろう。
でも、可愛いから良いか。
コメント

世界の動向

2009年06月22日 | Weblog


最近気付いたことに、カタツムリを見なくなったとい
うことがある。
この時期、いちばん似合う虫といえば、なんと言って
もカタツムリであった、嘗ては。
ところが、この前ふと考えてみると、ここのところ見
た記憶がないのだ。
ナメクジには、いやと言うほど遭遇している。
ところが、カタツムリには出会っていないのだ。
以前は、庭のいたるところにいたのだが、どういうわ
けか消えてしまった。
一体、何故だろうか。
それにしても、ワラジムシのここに来ての増え方は尋
常ではない。
あまり増えたら、鯉の池に放り込むぞ。

岡ちゃんは、南アフリカに視察に行ったらしい。
そんなことより、日本代表の弱点克服の具体的プラン
を練ってもらいたいと思うのだが。
それに、本当に南アフリカで開催できるのか、まだ疑
問に思っている。
ソマリアの混乱が波及することは無いが、治安問題は
全く改善されてないのではないか。
代替地オーストラリア。
この可能性は依然あると思う。
それより、イラン問題が、革命に発展して、それが中
東全体に大混乱を巻き起こし、各地でテロが頻発。
イスラエルは消滅の危機、WC中止なんてことになるか
も。
核で通じていた北朝鮮は、何故か焦って韓国に侵攻。
朝鮮戦争勃発。
何てことが、可能性としてはゼロではないのが世界だ。
この先どうなるかは誰にも判らない。

コメント

黒オリーブのペースト

2009年06月21日 | 食べ物


何だか梅雨らしい天気になってきた。
先週だったら、ソフトボールの試合も中止だったろう
に、残念。

この前、黒オリーブのチューブ入りペーストというも
のを買った。
しかし、買ったは良いが、何に使うと効果的か今ひと
つ掴んでいない。
トマトソースなど、何にでも使えるが、問題はそれが
効果的かということなのだ。
アンチョビペーストなどは、旨味において決定的だが、
黒オリーブの場合はどうなのだろう。
どっちでも良いのであれば、わざわざ買う必要はない。
面白そうなので買ったのだが、結論はまだこの先だ。

アンチョビペーストと間違って買った、ジェノベーゼ
ソースの同じくチューブ入りは、あまり使い道が無い。
魚介系のパスタなどに使ってみるが、特別美味くなる
とも思えない。
ビン入りにしろチューブ入りにしろ同じことがいえる
が、バジルの香りが、やはり生には叶わない。
市販のそれらは、どれも同じような味(香り)である。
同じであるが、特に良くないのは日本製。
余計な香料や成分が入っていて、かなり不自然な味な
ので、これだけは手を出さない方が良い。
オイル、ニンニク、松の実、バジル以外に何か入って
いたら要注意だ。
基本的には、ジェノベーゼソースは作り立てが一番だ。

市販のものでは、「蛸とジャガイモのサラダ」でたっ
ぷり使ったのが、今までの使い方では一番良かった。
蛸は烏賊に代わってもいけそうだが、蛸だからこそ相
性が良かったということもあるかもしれない。
この点に関しては、保留、だ。
何か、他に良い使い方は無いだろうか。
コメント

デパートの未来

2009年06月20日 | Weblog


デパートの売り上げ減少が止まらない、らしい。
確かに、個人的にもデパートなどを使う機会はまずな
いのだが、そういう人間が確実に増えているというこ
となのだろう。
田舎のデパートの場合、殆どスーパーと変わらないとい
うか、雰囲気、値段、品揃え全てにおいてスーパーに
も劣るので、もうとっくに終わっている。
東京などの場合は、取りあえず雰囲気だけは華やかさ
がある。
それと、食料品売り場だけは賑わっている。

問題は、デパートでなくてはいけない品物があるかとい
うことだろう。
以前は、同じ品でも、老舗デパートで買えば、それなり
のブランドイメージが付加されたと思えた時代があった。
特に年寄りなどは、未だにそういうイメージを持ってい
るかもしれない。
しかし、その次の世代にとっては、デパートそのもの
のブランドイメージなど無くなりつつあるのではない
か。
唯一、お中元或いはお歳暮の時にだけ発揮される。
ブランドイメージが無くなれば、別にどこで買っても
良いということになる。
実際、本当のブランドはブランドショップに行けば良
いわけだし、専門的な品は専門店、安い品はそういう
店、センスの良い品はセンスの良い店という風に細分
化され、デパートである必要性はなくなっている。
デパートの品は、どこか中途半端なのである。
残るは、その器による空間だ。
要するに、テーマパーク的祝祭空間の要素があるか、
ということである。

と、どちらにしろ縁の無いデパートの話など、本当は
どうでも良いことなのだが、ついつい書くことが思い
当たらず書くことと相成りました、です。
コメント

羽化.老化

2009年06月19日 | Weblog


羽化寸前だと思ったヤゴ三号は、どうやら天に召され
たようだ。
こうやって自然界では、順調に行ってる様に見えても、
最後の最後に上手く行かないなどという結末を用意し
ている。
羽化できる成虫というのは、全体からすればほんの僅
かなむしろ奇跡的なできごとなのかもしれない。
そういえば、この前、初めて「ヒメダカ」の稚魚を確
認した。
五ミリほどの、白魚のような透き通った状態の「ヒメ
ダカ」であったが、何だか直ぐに食べられてしまいそ
うな予感。
一番可能性があるのは、親メダカ。
上手く生き残ってくれれば良いのだが。

T君にチェット.ベイカーのCDを借りた。
コペンハーゲンのライブアルバムのようだ。
チェット.ベイカーの他のCDでも買おうかと思ってい
たところだったので、ちょうど良かった。
うるさくも無く、安心して聴けるこのような音楽を聴
きたくなるというのは、間違いなく歳をとった証拠だ。
しかもそれは、この一年ほどの出来事だ。
ここに来て急激に老けてしまったのか。
スノッブなM氏にように、昔から年寄りのような人間は
問題ないが。

そのM氏は、久しぶりに生を聴きに行くと言う。
なにやら楽しみでしょうがない様子だ。
「メロディー.ガルドー」という女性ボーカリスト。
最近、結構な人気らしい。
コメント

里山ビオトープ

2009年06月18日 | Weblog


休耕田を池にしているところ、つまりビオトープの本
格的派を観察してきた。
山の水が汚染される前に入るところなので、農薬の心
配の無い理想的なため池だ。
周りは林で、自然環境もばっちり。
水の取り入れ口に、「鹿威し」を設置しているのはご
愛嬌。
音は、確かに反響する。
そんな環境なので、さぞかしいろんな生き物がいると
思って覗くが、これがまた水の透明度があるからよく
見えるのだが、「アメンボウ」以外見えないのだ。
「おたまじゃくし」はいた。
生き物は、その二種しか確認できなかった。
「シオヤトンボ」のオスが五六匹舞ってたので、「シ
オヤトンボ」は発生しているようだ。
他の水生昆虫の「ミズカマキリ」などがいてもよさそ
うなのだが。

ぱっと見て、足りないと思ったのは植物だ。
抽水植物(蘆などの)が全然生えてないのだ。
もう少し、池そのものに多様性が必要なのではないか、
が第一印象であったが、それがこの池の改善点である
かどうかは分からない。
何せ、一メートル四方にも満たない「滝壺ビオトープ」
の経験しかない者の推測であるから。
方や、十メートル四方だ。
他にも、水が冷たすぎるとか、流れが強すぎるとか、要
するにきれい過ぎてプランクトンの発生条件が今ひとつ
整ってないというのが大きな理由かもしれない。
いずれにしろ、ポテンシャルは高そうだから、いじり甲
斐はある。
が、当事者ではないのが残念。

夜は、「日本対オーストラリア」。
雰囲気的には、WC本番の試合のようになった。
日本が得点したことによって、オーストラリアは、肉
体のレベルを一段階上げたように見えた。
その差がそのまま結果となって表れた。
相手に吹き飛ばされて力負けというのは、一番本番で
考えられることだ。
最後は勝てない、というのが今の日本の実力なのだろ
う。
自分自身、ちょっとこの前の「チリ戦」「ベルギー戦」
のバブルで評価が甘くなった。
しかし、今回のオーストラリア戦でその辺がはっきり
したのは良かったのではないか。
結論としては、日本はまだまだひ弱である。
それにしても「北朝鮮」も勝ち抜けか。
WCに出てる場合じゃないだろうに、と思う人は多いだ
ろう。
コメント

政治の季節

2009年06月16日 | Weblog


女性局長逮捕には、何か裏がありそうだ。
麻生内閣支持率も、再び下がってきたが、いつも不思
議に思うのは、何故にそうめまぐるしく上下するのか、
ということである。
その時その時のムードが一番影響しているようだが、
そんなもので上下する支持率というのは、意味あるの
かと思うが、実際それが選挙になれば得票に繋がるの
だから、意味あるということになるのだろう。
される側からすれば。

そのムードだけで突っ走ったのが小泉元首相だ。
今は自分の息子の当選しか興味ないだろうが、どうせ
楽勝するのだろう。
世襲だから駄目ということではなく、世襲で議員にな
るのはろくなやつではないという現実があるから禁止
した方が、少なくとも、そこでひどいのはふるいにかけ
られる。
利益構造も継ぐのが多いし(これが主な目的だろう)、
やはり禁止した方がすっきりする。
世襲議員十人のうち、良いのは一人くらいか。
だったら、九人を入れないほうが良いということだ。

そんな世襲問題はどうでも良いが、政党に望むのは、そ
んなことより年金問題の具体的な道筋とかはっきり提示
してほしい。
それと、道路新幹線などの、無駄と思える出費、外郭団
体への天下りとその組織の無駄など改革するべきところ
はあるのだから、具体的になにをするのか提示せよ、だ。
抽象的なマニフェストはいらない。
コメント (2)

見るべき無料映画

2009年06月15日 | 映画


「モジラ」で駄目なのが、無料映画の「ギャオ」。
そのギャオを覗くために、「エクスプローラー」を久
しぶりに開ける。
たまに覗くぐらいが、ちょうど良いというのは、やっ
てる方からすれば嬉しくないだろうが、見てる側から
するとそれが実感。
大体がしょぼい映画中心なので、それも致し方ない。

で、久しぶりの「ギャオ」には、見たいものがいくつか
あった。
全て、すでに見たものであるが、また見てみようかと思
える作品だ。
その筆頭は、イーストウッドの「ペイルライダー」。
不思議な雰囲気のある、詩情豊かな西部劇。
話は、正義の味方が活躍するという定型である。
しかし、イーストウッドが撮ると、何故か他の西部劇と
は一味違う世界となる。
そこが魅力なのだが、例えば「夕日のガンマン」などと
比べると、アクションシーンなど全く物足らないという
ことになってしまうので、一般西部劇ファンからすれば、
面白くない西部劇という判定を下されるかもしれない。
しつこいが、そこがイーストウッド(監督として)の良
さでもある。

次の映画は、「陸軍中野学校」「陸軍中野学校 雲一号
指令」の二本。
市川雷蔵主演のヒットシリーズだ。
シリーズの中で良いのが、この始めの二本なのだ。
「陸軍中野学校」は増村保造、「陸軍中野学校 雲一号
指令」は森一生が監督。
監督が良いので作品も良いという、実に分かりやすい映
画の出来であるのだ。
歯切れの良い演出と、それによる緊張感。
それにぴったりの役者。
昔の日本映画は良かった、ともし言うならば、イメージ
としてはこの辺りということになる。
金さえかければ面白くなるというものではない。
そんな当たり前のことに改めて気付くのである。
監督が一番大事なのは言うまでもないが、役者も違うと
いうのは市川雷蔵を見ると強く思う。
コメント

ソフトボール

2009年06月14日 | Weblog


年に一度の「ソフトボール」大会。
前回(一年前)に続き、サードをやる。
毎年確実に足の動きが悪くなり、徐々に守備範囲が狭
くなるのはもう仕様が無い。
それより、その範囲内というか、正面に来たゴロをちゃ
んと処理できるかどうかの方が重要だ。
後、「やばい」と一瞬思うのは、ふらっと上がったフラ
イ。
距離感も一緒に衰えるので、昔なら打った時点でほぼ100
パーセントアウトだったものが、下手をするとファイン
プレーになる。
衰えというのは恐ろしい。
しかし、今回の守備に関しては、まずまずといったとこ
ろだった。
打つほうでは、ツーアウト満塁でサードゴロ。
その前は、ツーアウト走者無しでレフト線ヒット。
肝心なところでしょぼい。
どうも毎度のことだがスカッとしない。
体は確実に筋肉痛になるが、それに応じた快感が足ら
ない。
これも対費用効果が悪いということになるのか。
試合結果は20-2の負け。
但し、これは想定内。
コメント