黒沢清の「蛇の道」をAmazonプライムで見た。柴咲コウ主演の映画で殆ど話題にならなかったと思うが、本人全編フランス語を喋ってて違和感はなかった。話としては医師(柴咲コウ)が自分の子供も犠牲者である臓器売買の組織に復讐するというもの。協力者と共に一人一人容疑者を誘拐して監禁して、やがて組織の中枢にたどり着くという一応サスペンスではあるが、途中まで何故誘拐するのか説明がない(全体でもそうだが)ので見てても何か置いてけぼり不穏さだけを感じる不思議な感覚の映画である。これは黒沢清の映画の特徴(魅力)でもあるので、この辺りが感受されないと全く面白くないと思う。菅田将暉主演の「クラウド」もその例に漏れずだ。どちらも一般受けはしなさそう。
「蛇の道」では一つ役者に関して。有名どころのマチュー.アマルリックが情けない役で出てくるが、これは多分、黒沢映画だからでということだろう。
マキタのバッテリー(互換タイプの18Ⅴ)が予備として二台あり、その一つを何か違うものに利用しようと思い何が良いかと検討した結果投光器が良いのでは、ということになった。始めは同じマキタのライトをと考えたが、遥かに安く中国製にマキタ対応の投光器があり、スマホ充電端子も付いているのでいざという時より役に立つと思いそれを買うことにした。それらの製品を買う動機は大体同じで、余ったバッテリーの活用法として選択ということのようだ。
製品レビューはこれで充分というものが多く、実際バッテリーを装着してみると確かにこれで充分だった。暗い中で何かの作業をするときにはかなり役立つ。夜のビオトープ整備にはばっちりだろう。後、お蔵の中でも活躍しそう(電灯は無いので)。納得の買い物であった。
アミノ酸などを入れてない本物のベーコンがあったのでカルボナーラを。以前はよく作ったが嗜好の変化でこの十年くらいは殆ど食べてない。要するにこってりしたものがあまり食べたいと思わなくなったのだ。最近よくある生で食べるのは全く好みではなく、基本的にカリカリにしたベーコンしか食べたくない。その点でカルボナーラは丁度いい。
今回のベーコンはちゃんと燻煙熟成したものなのできれいにカリカリとなり(スーパーで普通に売ってるのものはそうならない)、塩気もきつくカルボナーラには最適。全卵にパルミジャーノのすりおろしと胡椒をいれゆで上げたパスタ(今回リングイネ)と合わせ、上手い具合に半熟状にするのだが、これがなかなか理想通りにいかない。チーズもたっぷり入れたいのだが、パルミジャーノがいつ買ったのかも覚えてないくらい前のでカチカチ(変なカビは生えてなくよく持つものだと感心した)。すりおろしても量が確保できない。結果そこそこ美味いがう、ま、い、と言うほどではなかった。もう一回分くらいあるのでまた挑戦ということか?