ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

困った時のテレビ批判

2009年09月29日 | Weblog


自民党総裁選、終わってみれば谷垣さん。
結局今回も茶番であった。
しかし、小泉息子にインタビューというのは、東国原
知事に意見を聞くのと同じくらい意味のないことに思
えるのだが、どうしてもマスコミ(テレビ)というの
は、そういう実質には関係ない色物(役者)を作りた
がるのか。
政治の世界を大衆演劇とみなせばスターがほしいとい
う一点がその理由になろうが、そんなことばかりやっ
てるから信用されなくなってきてもいるし、一体そう
いう現実を考えたことがあるのだろうか。
テレビの特権というのは(局員の特権意識)、いつま
で続くのだろうかね。

ついでに地デジに関しても。
画像が良いというのは、中身が同じ限り意味のない改
善だし、実際比較しても、より鮮明な地デジでなけれ
ばいけないと思うことはないし(実際地デジにしない
ほうが多い)、アナログで全く問題ないのだ。
考えれば考えるほど、地デジなどいらないという結論
しか現状の番組を見る限り出てこない。
テレビそのものもいらない、と言いたいくらいだ。


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ポランスキー.五輪

2009年09月28日 | Weblog


ロマン.ポランスキーが身柄を拘束されたらしい。
1977年アメリカでの少女に対する強姦罪で、というこ
とらしいが、早速日本ではロマン.ポルノスキーなど
と揶揄され始めた。
個人的には好きな監督でもないが、確かT君は一番好き
な監督が彼だったはずだ。
バルテュス好きのT君としては、ポランスキーの作品に
も同じ視線を感じたのかもしれない。

今週オリンピック候補地が決まる。
マドリッド、東京、リオデジャネイロ、シカゴが横一
線のように言われているが、本当は殆ど決まってるん
じゃなかろうか。
これを梃子に経済的に最後の仕上げをしたいところ、
と言えばリオデジャネイロしかない。
つぎ込むお金がものをいう世界が五輪と考えれば、リオ
デジャネイロが一番順当だと思う。
本当はどこでもいい(というよりどうでもいい)のだが、
石原都知事のがっかりする姿を見たいというのは本音と
してある。
侍の心境だ、などと言っていたが、彼を見てると侍とい
うより唯の傲慢頑迷親父にしか見えない。
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ビオトープ二号

2009年09月27日 | 生き物 自然


先日も、一匹の「タカネトンボ」が、鯉の池の真上を
ホバリングしながらパトロールしていた。
この時期になると、産卵態勢にあるのは「タカネトン
ボ」ぐらいのものである。
あと、アカネ類もまだまだこれからではあるが、あま
り池周辺には現れない。
それに、今年はアカネ類の数そのものが少ないように
感じる(羽化時期の長雨が影響しているのかもしれ
ない)。
それより「タカネトンボ」だ。
どうにか、鯉の池ではなくビオトープの方に産卵させ
たいと思っているのだ。
そこで今回は、より確率が高くなるようにと「ビオト
ープ号」を用意した。
と言っても、大きめな盥に水を張ってホテイ草を浮か
べただけのものであるが。

この「ビオトープ二号」の誕生には、実はもう一つの
理由があった(順番からするとこちらが先だが)。
「滝壺ビオトープ」(これがビオトープ一号)の増え
すぎたホテイ草を除去した時(二株)、そのまま廃棄
するのではなく、一旦、水の張った盥に移した。
ホテイ草の根は、毛細血管のようにかなり密に生えて
いて、様々な生き物の住処になっているから、一旦盥
に移しその生き物をより分けそして元に戻そうと考え
たのだ。
案の定、アカムシやら、何だか判らないうごめくいろ
んな生き物がいた。
そしてヤゴも十匹近く(多分すべてオオシオカラトン
ボ)。
最初は、当初の予定通り戻そうとしたが、ここで考え
た。
観察するには、このままのほうが都合が良い。
盥だから、底も深くないし。
しかし、この盥は他で使うものだからビオトープ専用
にするわけにはいかない。
ということで、ホームセンターに行き同じような大き
さの(直径80センチくらいの)盥を買って来てそれに
当てたというわけだ。
その後、底用の砂も買ってきた。

以上が経緯だが、置く場所によっては、まるで庭の一
部にある水溜りにも見える(これはタカネトンボ視線)。
「タカネトンボ」というのは、暗い環境の水溜りのよ
うなところに産卵するのだ(置いているところは庇の
下で暗さばっちり)。
つまり、「ビオトープ二号」の誕生は、まず観察用の
別館として、そして「タカネトンボ」産卵の確立を増
すための、という後付のような理由からであったのだ。
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日本映画.感想

2009年09月26日 | 映画


この前借りた、日本映画について。
「OUT」「闇の子供達」「魂萌え」「からっ風野郎」
「図鑑に載ってない虫」の五本だが、途中のものもあ
るがほぼ見終わった。
知らなかったのだが「闇の子供達」「魂萌え」は、監
督が同じ阪本順治であった。
「どついたるねん」の監督だ。
個人的にはそれ程良いとも思わないが、それぞれの作
品はそれなりに評価されている。
今回の「闇の子供達」も、いろんなところで目にして
いたから、結構話題作であったのではと思われる。
ただ、関心がなかったので監督の名前はインプットさ
れていなかったのだ。

で、感想だ。
まず「闇の子供達」。
幼児買春、臓器移植のための人身売買という、社会の
闇を告発するという、テーマのはっきりした映画で、
ポイントはいかにその闇の深さを納得させるかにある
と思うが、適度に娯楽性などを盛り込み描かないとい
けないという事情が、全体を中途半端なテレビのよう
なしょぼいものにしている。
ステレオタイプな演出もとってつけたような印象を与
える。

「魂萌え」
こちらの方が、面白かった。
しかし、同じ主婦の姿を描くにしても、「トウキョウソ
ナタ」の方が間の取り方、ショットのつなぎ方が映画
的であると思う。

「OUT」
面白くない。
話のえげつなさだけで引っ張れると思うが、その分乾
いた演出が必要かと思うが、中途半端。

「図鑑に載ってない虫」
「時効警察」の乗りは好きなのだが、映画にした場合
テレビとの違いが必要かと思うが、どうにもテレビ的
で、映画にする必要を感じない。

「からっ風野郎」
上記の作品と比較すると、これぞ映画と納得する。
この作品が特別良いかどうかは置いといて(三島由紀
夫の演技がどうのとか)、増村保造の作品は常に映画
であった。
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地方空港

2009年09月25日 | Weblog


地方空港が、採算的には厳しいというのは初めから判っ
てることだ。
計画側の都合の良い予想に基づいた試算など、まず当っ
たためしがない。
にも拘らず、地方経済活性化の名目で(その実建築関
係に金が落ちれば良いだけ)造ってしまったのが静岡
空港(正式には富士山静岡空港というらしい)だろう
(他の地方空港も大体似たようなものだと思うが)。
そして開港間もなく、JALが撤退という憂き目に遭いそ
うな気配。
この先、赤字だけがかさむのは間違いない。
それに伴い県民の負担が増すわけだ。
こういう事態になっても、責任者は絶対に責任は取ら
ない。
こうやって、同じような失敗が繰り返されるのだ。

と、決して他人事でもなく、松本空港はJALが手を引く
と全く定期便がなくなるらしい。
つまり否応なく閉鎖という事態になるのだ。
松本の青年会議所か何かの人間が、これで陸の孤島に
なるのは間違いない、などと言っていたが、こういう
ことを本気で言える感覚が全く理解できないが、これ
もはっきり言って致し方ない。
利用者が少ないのだから。
松本が、本当に陸の孤島であるなら、利用者数以外の
観点が必要かと思うが、東京から高速、JRでほんの三
時間程度のところに空港などなくても何の問題もない
のも事実なのだ。
ちょっと便利になる程度のことに、赤字をたれ流すこ
とはない。
よって、緊急時に使えるような、最低限の保持で(こ
れも相当かかるなら緊急ヘリ用のみ)残せば良いと思
うのだが、それで何か問題でもあるのだろうか。

それにしてもJALだ。
ずっと改善しないといけないと言われ続け、結局最終
段階にきてしまった。
かつての就職先一番人気も今はこの体たらく。
国営企業当時の無駄の構造を温存して、最後に国に泣
きつくといった風にしか見えないのが悲しい。

コメント

カフェ.DVD

2009年09月24日 | Weblog


火曜の夜、「クリヨー.ド.ヴァン」にて「LE CAFE
 LA NUIT」を気取ってきたが、連休を一日残した日
でもあり、結構次から次とお客さんが入ってきた。
テラス席は、若干足元が寒く、最初はテラスを選択し
てもその寒さで移動する人なんかも一組いたが、それ
でもその後数組チャレンジしていた。
それにしても、テラスと入り口周辺の雰囲気は、本当、
パリそのままである。
相変わらず、信号が変わるたびの「通りゃんせ」は聞
こえて来るが。
ついでに、メニューも相変わらずであるが。

「LE CAFE LA NUIT」を気取るのは良いが、ここの
ところまたまた腰痛が悪化しつつある。
四週続けての池のクリーナーの掃除と、先週久しぶり
の自転車で、立ち漕ぎを目一杯やったのがまずかった
のか。
日に日に、悪くなってることだけは実感する。

ということで、DVDでも見ようかと「ツタヤ」へ。
しかし、入ったはいいが、さて借りようというDVDが
見つからない。
借りたい物がレンタル中という意味ではなく、興味を
引く映画そのものがないのだ。
気楽な、話題の娯楽作でも見ればいいのだが、今ひと
つ食指が動かない、困ったことだ。
外国映画は結局駄目で、仕方無しに日本映画のコーナ
ーへ。
ここで、やっと二作品を選択。
ここまでで30分もかかってしまった。
その2本を持ってカウンターに行くと、今なら5本借り
ると1000円ですよ、と言われ、それじゃあ5本にしよう
ということで再びコーナーへ。
こういう時には、適当に普段見ないようなものを借り
れば良いのだが、そのつもりで選択しようとしたのだ
が、今回はそれもなかなか決まらず、結局決まったの
は40分後。
いやあ、選ぶだけで疲れてしまった。
その五本というのは、「OUT」「闇の子供達」「魂萌え」
「からっ風野郎」「図鑑に載ってない虫」。
この中で本当に見たいと思ったのは、増村保造監督、
三島由紀夫主演の「からっ風野郎」だけで、他は何と
かこういう機会だからといってやっと選んだものだっ
た。

コメント

映画談義

2009年09月22日 | 映画

ゲロゲロ少年Yが、マノエル.ド.オリヴェイラ監督
の「神曲」のDVDを携えてやってきた。
相変わらず、DVD購入のペースは変わってないようだ。
この「神曲」は当然未見なので、ありがたく借りるこ
とにする。

「ところで、オリヴィエ.アサイヤスってどうですか」(Y)
「どうって言われても、名前しか知らないよ」(私)
「僕は、結構好きなんですよ」(Y)
「何があるの?」(私)
「今回見たのは、<クリーン>っていう映画ですけど、
マギー.チャンが主演で、映画のタイプで言うとウォン.
カーウァイって感じですかね」(Y)
「ウォン.カーワイか、じゃああまり好きじゃないな」(私)
「あれっ、ウォン.カーウァイ駄目ですか?」(Y)
「よく出来てるとは思うけど、映像もきれいだし、調
和は取れているけど、それが何?って言ってたのはあ
る評論家なんだけど、それと同じことを感じるんだよね、
それより、マギー.チャンって、フランス人と結婚して
最近別れたんじゃなかったっけ」(私)
「そうなんですか」(Y)

ここで、ネットで調べてみる。

「何だ、その相手がアサイヤスだ」(私)
「そうなんですか」(Y)
「じゃあ<イルマヴェップ>もアサイヤスか」(私)

ここで確認。

「なるほど、でも<イルマヴェップ>も見てないんだよ
ね、借りようとしたことはあるけど、今ひとつ食指は動
かなかったというのが正直なところ、でも、今度借りて
みよう、一応どんなものか見てみないとね。ところで、
マギー.チャンも相当年取ったんじゃないの」(私)
「確かに、それと<クリーン>にはベアトリス.ダル
も出てたんですよ」(Y)
「えっ、<ベティーブルー>の」(私)
「そうなんですよ、タラコ唇は健在でした」(Y)
「とっくに、精神的に崩壊してると思ったけど、まだやっ
てるんだ、何だか懐かしいね、でも懐かしいと言えばこ
のまえの<柔らかい手>の主演の、あれが一番だよ」(私)
「誰ですか」(Y)
「ほら、あの<あの胸にもう一度>の...そうそう
マリアンヌ.フェイスフルだよ」(私)

最近、名前が直ぐに出てこない、今回も書くと一行だが、
実際は十行分はあった。

「<あの胸にもう一度>と言えば、ええっと<オートバ
イ>が原作の」(Y)
「そう、マンディアルグ、でも何で知ってるの」(私)
「実は、最近読んだばかりなんですよ」(Y)

と、また変なところで偶然が重なってしまった。
Yと共有しても嬉しくはないが。
コメント

総裁選.B級グルメ

2009年09月21日 | Weblog


自民党総裁選の街頭演説は、一体どういう意味がある
のだろうか。
一般の人に向かってやっても投票権があるわけでもな
いんだから。
小泉ブームの時は、その熱気を投票権のある人間に伝
播させようとし、確かにその時は成功したが(メディ
ア戦略が)、今回の場合はどう考えても盛り上がるわ
けでもないし、冷ややかな視線を浴びせられるだけで
はないだろうか。
相変わらず、森元総理のような駄目政治家が裏で糸を
引いているようだし、自民党を変えないと、なんて言
葉が全く説得力を持たない状況になっている。
河野太郎も父親と同じ道を歩むか、それともこのまま
冷や飯を食らう立場に甘んじて埋没するか。
地方票で当選したりしたら面白いのだが。

今年のB級グルメグランプリは「横手やきそば」という
ことだが、どうもこの手のものは、祭りの屋台で食べ
る分にはいいが、改めてグランプリだからといって食
べたいとは思えない。
他のものも同じ。
ジャンク色が強く、味も共通して濃そうだし(油たっ
ぷり)、かと言って、地方の伝統食を基本とした食文
化から生まれたわけでもなく、どこかコンビニ食を思
わせるものが殆どだ。
競輪場内味のグランプリだったら納得するが、B級グル
メは、影でひっそり盛り上がっていればいいという気
がする。
コメント

マルケスについて

2009年09月20日 | Weblog


mが、ガルシア=マルケスの「100年の孤独」を抱えて
やってきた。
カフカの「城」はどうやら諦めたらしく、今度はガル
シア=マルケスだという。
代表作が「100年の孤独」であることは知っているが、
こちらも読んだことはない。
見ると、二段構えで小さな字でぎっしり詰まっている。
読み応えはありそうだが、果たしてmは読破できるだ
ろうか。
奇想な物語として、多分カフカの「城」よりは読みや
すいのではないかと想像はできるが。

ガルシア=マルケスというと、他には「予告された殺
人の記録」「エレンディラ」辺りが有名なのではない
だろうか。
なぜかというと、この2つは映画になっているから。
両方見たような気がするが、「予告された殺人の記録」
に関しては全く覚えていない。
「エレンディラ」に関しては、エレンディラ役の少女
が、「雪村いづみ」の娘に似ていたことぐらいしか覚
えていない。
娼婦となった少女が、聖性を獲得するような物語だっ
たような、そんな程度の記憶しかないのだ。
要するに、映画としての印象は薄かったのだろう。

結局、ガルシア=マルケスに関する知識はこの程度で、
マルケスといわれると、下手をするとFCバルセロナの
マルケスか(メキシコ出身)、なんて言いかねないく
らいのものなので、当然書くこともこのくらいしかな
いのが現状。

と、本日ネタが見つからず、無理無理書き付くるなり。
コメント

H2Bとサッカー

2009年09月19日 | Weblog


H2Bの成功と聞くと、素直に嬉しくなるのは、やはり
自分も日本人だったかと思う瞬間だ。
技能オリンピックなどでも感じることだが、所謂普通
のオリンピックの優勝より、遥かに価値のあることだ
と思うが(日本にとっては)、世間の関心は今ひとつ
と感じる。
熱狂する必要はないが、関心と感心はほしい。
一般的には、注目度に伴う熱狂が、そのまま価値のバ
ロメーターになっているようなところがある。
ノリピーの記者会見に注目してるようでは話にならな
いということだ。

東京ヴェルディは、下手をすると消滅する危機にある
ようだ。
そもそもが、親会社の読売にとってメリットがないと
いうのが発端だろうが、嘗てのヴェルディも、今やそ
の姿さえ消えるかもしれないという、正に栄枯盛衰を
絵に描いたような状況である。
大分トリニータも、スポンサーが手を引き一気に経営
状態が悪くなりそうだし、Jリーグは淘汰の時代を迎え
そうだ。
野球体質の日本では、サッカーは厳しい。
これからが本当の正念場か。
コメント

新しい内閣について

2009年09月18日 | Weblog


内閣支持率77パーセント。
いつも感じるのだが、支持したりしなかったり、人は
そんなにころころ支持不支持を変えるものだろうかと
思うが、急落したりするわけだから実際そうなのだろ
う。
やったことの評価で決めればいいことで、やる前のこ
ういう数字というのは単なる人気投票で意味はないと
思うが、マスコミ的には重要らしい。
新しい内閣に対する期待感の表れだが、もしそれなり
の結果を出さないと一気にこの数字は逆転するから、
民主党は肝に銘ずるべきだ、なんて如何にもなコメン
トが出そうだが、多分出てくるだろう。

そして、新しい内閣の顔ぶれを見て、いろいろ思うと
ころがあった。
まず菅さん。
あんなに「ジャッキー.チェン」に似てたか(新しい
発見)。
原口さん。
流石に緊張してたようだが、キャラクター顔が悪役顔
にならないように。
亀井さん。
自民党の時には時に悪代官風であったり、兎に角食え
ないやつといった雰囲気だったが、人の良い叔父さん
風になってきているように見えるから不思議だ(まあ、
曲者だろうが)。
岡田さん。
信頼できるとは思う。
前原さん。
自民党の若手と変わらないというその体質は、この先
どんな問題を起こすだろうか。
知ってる同系統の顔の人間は、どうも好きになれなかっ
た(性格的に)。
藤井さん。
昔から悪そうには見えない。
鳩山さん。
弟はどうにも悪代官顔だったが、本人は宇宙人とか言
われて人間離れしてたが、首相顔になってきた。
少なくとも、海外にて、前首相のような見た目で恥ず
かしいという思いにとらわれることはないだろう。
ビジュアルのみだが、多きな違いだ。
それと、教養的にも。
問題は、神がかり的な妻の存在かもしれない。

あと内閣ではなく民主党の女性議員。
厚化粧で兎に角一言いたいという我の強いタイプや、
男だか女だかわからないといったひどいのはいなく、
全体的に感じが良いと思わせる人たちだ。
小沢チルドレンとか言われてるが、小泉チルドレンよ
りははるかに初々しくて良いのだが、それはそれだけ
経験もないということを意味しているから100パーセン
ト良いというものでもないが、小泉チルドレンだって
大したことはしてないのだからい、ビジュアル的な分
いいだけでも結構なこと(現時点では)。
それよりこういう人選をした小沢さんというのは、本
当に策士なのだと、つくづく思う。
コメント

トンボについて

2009年09月17日 | 生き物 自然


「タカネトンボ」が鯉の池に産卵していた。
しかし、残念ながらここでは生き残る確立は相当低い。
「タカネトンボ」としては、鯉がいることなど分かる
はずもなく、取りあえず環境的に木に囲まれたような
所の水溜りに産んどくか、ということなのだろうが、
こちらとしては、「ビオトープ」の方に産んでくれれ
ばばっちりなのに、とその行為を眺めているしかなかっ
た。
一般的にトンボは、可能性のあるところには取りあえ
ず産んどく、が基本姿勢のようだ。
一時的に出来たような水溜りでも、よく産卵している。
万が一水が枯れなければラッキー、というくらいの取
り組み方である。
しかし、これも種類による。
普通に見かけるトンボ、例えば「シオカラトンボ」な
どはこのタイプ。
要するに、環境の変化に対する柔軟性を備えたしぶと
いトンボなのだ。

減少傾向にあるのは、この逆だ。
特定の環境でしか生き残れないものは、その環境が変
化すると一瞬にしていなくなる。
昔は普通にいた「ミヤマアカネ」なんかもその仲間だ
ろう。
流水性のこのトンボは、田圃の周りの小川などに生息
するのだが、小川の環境の変化に伴いその数は一気に
減った。
「ハッチョウトンボ」は更に極端な例。
今や、日本で生息している場所は数えるくらいしかな
いのでは。
浅い湿地のような池で、しかも水草が多く生えている
という難しい条件を満たすような場所は、日本からは
真っ先に消える運命にあったのだ。

郷愁を誘う風景というのは、蝶がいるものより圧倒的
にトンボなのではないだろうか。
「赤とんぼ」に歌われているというのが一番の理由だ
ろうが、田圃周りにはわんさかいる虫であり、昔の生
活に自然に溶け込んでいて、しかも見上げるとそこに
は無数のトンボが飛んでいた。
郷愁のイメージとして焼きつくのも無理はない。
あと、蝶と違い、幼虫がイモムシではなくヤゴという
のも、一般的には親しみがわくというか抵抗感がない
というのは言えるのではないだろうか。
尤もこれは、郷愁とは関係なかった。
コメント

ウォッシュタイプ.ニュイサンジョルジュ

2009年09月15日 | 食べ物


スノッブなM氏よりチーズを貰う。
「ニュイサンジョルジュ」(ニュイドールという表記
もありどちらが正式なのか判らない)というウォッシュ
タイプで、当然ウォッシュタイプ特有の臭いを伴った
チーズである。
買ったときに店の人に、皮を取って食べてくださいと
言われたらしいが、それはその臭いが皮に凝縮してい
るゆえの助言で、臭いが気にならなければ食べても問
題ないということだろう。

当然皮ごと食べる。
熟成が進みすぎてアンモニア臭がするようになると、
流石に皮は美味くないが、まだ熟成手前のこの程度だっ
たらむしろ皮も美味いくらいだ。
塩気のきついものが多いが、この「ニュイサンジョル
ジュ」は、適度な塩気で、旨味もあり、まろやかさも
あり、かなり美味い(好みの味)。
このところあまり食べてないが、直近で食べた「マン
ステール」や「ポンレベック」よりは間違いなく美味
かった。
もっともこれは、熟成具合という要素が大きく(つま
り個体差のようなもの)、このまま銘柄の違いによる
美味さの違いとは言い切れないところがある。
まあしかし、今回の「ニュイサンジョルジュ」が美味
かったという事実に変わりはない。

のだが、ここに問題が一つ。
その臭いだ。
食べる分には全く良いのだが、保存している時に問題
になるのだ。
ビニール袋を二重にして口を輪ゴムできっちり閉じて
も、そのビニール袋からもれる微かな臭いは、微かな
はずなのに個性を主張し冷蔵庫一杯に広がり、沢庵で
も入ってるのかという状態にする。
沢庵ならまだ良いが、下手をすると足の臭いだ或いは
UNCHI。
勿論タッパー程度でも駄目。
兎に角頑固な臭いなのだ。
皆どうしているのだろうか。
チーズ専用の冷蔵庫など持っている人もいないだろう
し。

ここで登場したのが最終兵器。
正式な名前は知らないが、ガラスビンで、蓋を圧力で
密閉するあの容器。
ピクルスを作るときによく使うのではないだろうか。
というわけでそのビンに密封して冷蔵庫に入れたのだ
が、果たして効果抜群であった。
臭いは一切もれずほぼ完璧であった。
これで次回からの保存は決まった。
ただまたしても問題が。
以後、そのビンはチーズにしか使えなくなってしまう
のだ。
蓋のパッキンの臭いは完璧に落ちない。
尤も、専用にすれば良いだけのことだから、問題にす
ることでもないか
コメント

成型肉

2009年09月14日 | 食べ物


「砂肝のコンフィ」、ソテーする時カレー粉を振ると
更に美味くなるのは間違いなかった。
砂肝特有の癖が、カレー風味とよく合うのだ。
ということで、「砂肝のコンフィのサラダカレー風味」
は、立派なオードブルとして店に出せる(もしフレン
チレストランでもやっていたら)。

このところ、サイコロステーキのO157問題がよく取り
ざたされている。
知らなかったのだが、それらに使っているのは成型肉
ということらしい。
この成型肉というものの存在を初めて知ったのは、も
う25年以上前のことだ。
ある、フランス料理を出している店でのことだった。
今から考えると、当時のフランス料理を取り巻く環境
はひどいものだった。
特に、地方では。
で、その店では牛肉のポワレ、要するにステーキなの
だが、それを出していた。
一見ヒレ肉っぽいその肉を、地元産の如く表示して(完
全に不当表示)平気な顔をして提供していた。
一度ランチで食べたことがあるが、その牛肉を使った
ランチは他より高く、まあ牛肉だからという消費者の
納得を計算した上での価格設定となっていた(えげつ
ない)。

味のほうは、当時、勿論成型肉の存在を知らなかった
のだが、何か違うと感じたのは本当のことだった。
感触が、いやにぷりっとしていて人工的な感じがして、
しかも形が整いすぎていた。
そしてちょっと内蔵系の風味もした。
不味くはないが、美味くもないというものだった。
その時は、疑問形を抱えたまま店を後にした。
しかしその後、テレビでたまたま成型肉の紹介をして
いて、これだと思った。
材料は、横隔膜(ハラミ或いはバベットステーキのも
と)だったのだ。
これで、感触と風味の謎が解けた。

店はよく知っているところだったので、ある時ずばり
聞いてみた。
あれは成型肉でしょ、と。
店の人間は、素直に認めた。
考えてみれば、ひどい店だが、他にフランス料理を出
す店など無く、使うほうも田舎だからしょうがないか
という寛容な態度で接していたのだ。

そんな成型肉も、多分進歩したのだろう。
今は霜降りが主流なのか、使う肉も、股肉と、脂肪は
和牛だという(本当かどうかは判らないが)。
しかし、そうまでして接着肉の霜降りを食べたいもの
か、と素朴に思う。
それより、そもそもが霜降りというものがそれ程美味
いものなのかという根本的な疑問もある。
兎に角、ラーメン鮨ネタ含め、脂肪だらけの食品が多
すぎるのだ。
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レッドキドニー

2009年09月13日 | 食べ物


さて、「砂肝のコンフィ」は完成した。
カレーで下味した効果は如何ほどかと一口味見してみ
る。
が、殆どカレーの風味がしない。
どうやら、ソテーする時にカレー粉を振るのが正解の
ようだ。

今回は、同時に三種類の肉類を(子牛の脛肉、鶏股肉、
砂肝)コンフィにしたので、当分楽しめるのだが、こ
こは折角なので「カスレ」も作りたいところだ。
考えてみると、このところ豆類がすっかりご無沙汰な
のだ。
「レンズ豆」「白インゲン豆」「レッドキドニー」「ヒ
ヨコ豆」が常備されているのだが、出番がなく眠った
状態が続いている。
いくら保存性がよく、しかも冷蔵庫で保管していると
は言え、永遠に持つわけではない。
コンスタントに使わないといけないのだが、どうも食
べ物というのは、ある時は集中して食すが、突然ぷっ
つりと食べなくなるというパターンを繰り返す。
久しぶりに食べようと引っ張り出すと黴が生えていた、
なんてことは一度や二度ではない。
もしそれが、一つの味は続けると飽きるという人間の
もって生まれた嗜好によるなら、これはもう不可避で
あるので、せいぜい、管理だけは気をつけないといけ
ないということになる。

ところで、「白インゲン豆」は「カスレ」だったり煮
込みで使うから良いが、「レッドキドニー」(赤イン
ゲン豆)に関してははなかなか使う機会がない。
ネットでレシピを見るとカレーに使うのが多い。
有名なのは「チリビーンズ」なのだが、そもそも「チ
リビーンズ」というものを食べた経験が、ファストフ
ード店での一回しかない。
それも、大して美味いとは言えず、魅力的な料理とし
て記憶されていない。
ファストフード店の一回だけでは、本当に美味しいも
のを食べたことにはならないという理屈は成立するが、
所詮はアメリカの食べ物、高が知れている、という理
屈も成立する。
というわけで、後者を支持。
やはり、「レッドキドニー」に関しては、もう少し美
味しい食べ方を探求する必要がありそうだ。
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