アンチョビのスパゲティ(スパゲティーニ)を食す。
キャベツとアンチョビという組み合わせで。
嘗ては、アンチョビのスパゲティといえば、アンチョ
ビとニンニクだけのものだったのだが、いつからかこ
のキャベツと合わせるものがポピュラーとなった。
確か、どこかのイタリアンが始めたのがきっかけだと
思ったが。
やってみると、結構旨い。
以来、キャベツがあるときはこれで行っている。
アンチョビは、最近は使いやすさからペーストが殆ど
なのだが、この前瓶詰めをもらったので、久しぶりに
フィレを使った。
まな板が生臭くなったり、オイルでべたべたしたりで、
今ひとつ使い辛い食材であるが、食材としてのポテン
シャルは高いので、特に、パスタには絶対欠かせない。
聞くところによると、本場には、日本のようなしょっ
ぱいばかりのアンチョビではなく、そのまま食べても
旨いやつがあるらしい。
一度、食してみたいものだ。
しかし、日本にある普通のアンチョビ(アホハタとか)
を初めて食べたとき、旨いと思った人はどれほどいる
だろうか。
まず考えられるのは、オイルサーディンと間違えて食
べて、「ゲッ、腐っている」という反応。
兎に角、使い方が分からないので、開けたはいいがし
ょっぱいだけのものに閉口して、結局廃棄、なんてパタ
ーン多かったと推測する。
いまだと、「サラダニソワーズ」には欠かせない、な
どと気取ったことも言えるのだが、そんなのもこの十
年ほどの話だろう。
今現在、田舎のスーパーでも普通に買えるようになっ
ていることから考えても、一応食材としては認知され
たようだが、一体どうやって使ってるのか、非常に興
味がある。
ピザのトッピングで使ったりしているのか。
個人的には、しょっぱくてあまり好きではないのだが、
ピザメニューではすっかり定着している。
後は、バーニャカウダーか。
しかし、都会ならまだしも、田舎じゃね。