カーテンレールの取り付けは思ったより時間がかかり、結局一時間半の作業となった。原因はもくねじ。今回取り付けたレールはそれまでのシングルとは違いレースカーテンありのダブル、それゆえ付属のネジが長い。ところが100年の梁は相当締まっていてそのネジがすんなり入らないのだ。途中でネジ山が切れてしまう。五分の一も入らない状態でネジ山が切れてしまい、これは駄目だと手持ちの短いもくねじでやってみることにする。しかしそれも半分ほどで切れる。結局切れたら新しいもくねじに変え、最終的に締まるまでやることにした。短くてもこれだけ締めれば強度的には大丈夫だろう。この一連の作業でもくねじは七八本駄目にした。しかも手のひらは力を入れたドライーバーの所為で皮がむけた。カーテンレールの取り付けだけでこんなに苦労するとは。
今まで40年近く居間の片隅でかなりの空間を占拠していた電気治療椅子(親が購入)をやっと撤去(廃棄)したら、今度は急に空間に余裕ができ今一つ落ち着かない。それが置いてあったところは嘗ては障子で区切られていたのだが、その障子が今どこにあるかは不明、もう消滅してるかもしれない。そこでその部分にカーテンを取り付け区切ろうかと考えた。暖房効率からもその方が良い。梁があるのでそこにカーテンレールを取り付ければ大丈夫だ、とカーテンレールをネットで検索して(そこそこの値段する)注文。カーテンは半オーダーメードを同じくネットで注文(以前購入したところ)。後はそれを取り付けるだけだが、寸法色などしっくりくるかはやってみないと分からない。
昨日のキトンボ池からバイクで十分(寒くて今年のバイクは終わり)くらいのところに小淵沢駅がある。ここの駅そばがえらく気に入ってるのがいて、盛んに勧めるのでちょっと行ってみることにした。頼んだものは野沢菜の天ぷらそば(これもお勧めだった)。食べてみると標準的な駅そばの味だった。濃い目の甘めのだしと腰のない茹で蕎麦。天ぷらがあって初めて成立する定番蕎麦だ。しかしここのは天ぷらがちょっと問題だった。作り置きの天ぷらで(これも普通だが)、それが古すぎてスーパーで売ってる天ぷら位に美味くなかったのだ。ひょっとすると昨日の残りかもしれない。それくらい美味くなかったのだが、そんな美味くない天ぷらそばを食べていると、突然ピアノのBGMが流れ出した。この駅BGMなんか流してたかと思ったが、普通に上手かったのでそばをすすりながら暫し聴いていた。曲はショパンの「戦場のピアニスト」で弾いてたやつ。ノクターンだ。それにしてもBGMにしては音がでかい。蕎麦も食べ終わったので階段を下りていくとそこで気付いた。駅ピアノで誰かが弾いていたのだ。ここにピアノがあったことも知らなかったが、最近よく見る(テレビで)空港ピアノとか駅ピアノ、初めての生駅ピアノとの遭遇だった。
腕時計の電池で思い出したが、車のカードキーの電池も同じボタン電池。所持してる車(古いデミオ)のカードキーがこれまたチープで、電池の装着がかなりアバウト。隙間から無理やり押し込むという方式で、カード自体も安っぽくこれで大丈夫なのかと不安になるような代物だ。しかも二枚あるのだがどちらも洗濯機で洗濯というアクシデントを経験。ただでさえ接触に不安があったのがさらに悪化。今は電池を抑えるためにマッチ棒をかませてガムテープで押さえるというみすぼらしい姿。一層のこと新しいカギにすればいいのだが、それだけで20万近くかかるらしい。車屋さんに言わせるとこの車のカギはちゃちでトラブルが多いということだった。結局だましだまし使うしかないようだ。
電池切れで動かなくなった腕時計が五本、その内四本はチープ腕時計。1000円くらいのもので電池交換よりは使い捨てを選択した方が良い、というもので、いずれにしろ捨てるにしろ電池は取り出さないと(分別のため)と分解を試みた。ねじ止めのものは簡単に蓋を外せたが他のものは無理やりこじ開けた。無理やりのはこれでお終いだが、ねじの方は電池を取り出せば新しいものを入れられそうだった。要するに自分で電池交換できそうなのだ。内部は昔の手巻き式とは違い大分シンプルで精密さも必要なさそう。そこで電池の番号を確認。ところが電池が小さく裸眼では全く読み取れない。虫眼鏡で拡大してやっと読み取れた。その番号を控え取り敢えず100円ショップを当たることにした。
100円ショップにはちゃんとその番号のものが売っていた(一番小さい電池)。早速それをはめてみる。すんなりはいかなかったがどうにか嵌めて確認すると、ちゃんと動き出した。1000円のものを100円で交換だったら十分な結果だ。五本の内二本は廃棄、一本は自分で交換、残りの二本は時計屋さんに持って行って交換してもらった。費用は2400円。総額は2500円。これで眠っていた腕時計の三本が復活した。
このところ初めての蕎麦屋に何軒か行ってるが、どこもそれなりのレベルには達してると思うが、これだという決め手に欠ける。この点に関しては自分でもちょっと分からないのだが、そばのキレなのかコシなのかそば自体の風味なのか大分曖昧だ。要するにさらに美味しいと思う基準そのものが曖昧ということだ。
そんな曖昧な部分とは違い客観的にはっきりしているのは値段。盛一枚では全然足らないので二枚頼む。するとそれだけで大体17~800円となる。結構なお値段だ。単純にお腹を満たしそれなりに美味しいとなると、駅そばのかき揚げ付き6~700円の方が断然良いとなるが、そば自体の美味しさを求めるとそうはならないところが悩ましい。蕎麦はやはり趣味の食べ物か。