ミュージカル嫌いが「ララランド」を見た。初っ端のワンカット長回しから度肝を抜かれる、と、多分ミュージカル好きなら言いそうなシーンから始まる。全体の色彩感覚がフィフティーズを思わせ、何となく懐かしく感じさせるのもこの映画の特徴。ヒロインの乗ってる車がカマロとかではなくトヨタというのが今風と言えば今風。全体を通して、内容は定番で(ひねる必要はない)、ミュージカル好きであれば満足すると思われる。ただ、ミュージカル嫌いが見た場合の感想としては、よくできてるとは思うが、良い映画とはならない。まあ、予想通りの結果と言えば結果だ。因みに過去見たミュージカルで良いと思ったのは「オズの魔法使い」「ダンサーインザダーク」の二つ。あと、主演の二人はどっちも魅力的には見えなかったが、一般的にはそうでもないのだろうか。
昨日のマイナンバーのための住民票取得に関しては、ちょっと恥ずかしい間違いを犯した。マイナンバー記載のための理由を書く欄を前に、理由ねえ、とちょっと考えて税金申告のためだから申告用と書くことにしたのだが、、ここで、申告の申はどういう漢字だったかと考えてしまった。すっと出てくる時は問題ないが、詰まった時は要注意。何故か伸と書いてしまったのだ。それに気付いたのは帰りの車の中。気付かなければ問題ないが、分かってしまうと、何でこんなのを間違えたのかと恥ずかしさが一杯。普段あまり書かないとこういうことになるのだろうか。例えば戸籍謄本の謄の字を間違えたというのなら寧ろ(この当たり前のように出てくる寧ろも)書けない人の方が多いと思うが、伸はないだろう。
ふと、以前現地系カレー屋で食べたというか飲んだスープを思い出した。現地系というのはインド人ネパール人スリランカ人など、多分あの辺り周辺の人がやってるだろうカレー屋のことだ。
相変わらず増えている状況なのだが、最近は現地系同士で比較されるので、現地系だけで入るとはなかなかいかない。
で、思い出したそのスープというのがちょっと笑っちゃうものだったのだ。カレー屋のスープでまともに作ってること自体あまりイメージできないが、そこのはそれを超えていた。一口目で何処かで飲んだことがある、と思った。直ぐに分かった。サッポロ一番の塩ラーメンのスープだ。当時はお気に入りのインスタントラーメンで(その後インスタントは一切食べなくなった)、薬味も同じものだったから100パーセント自信がある。多分、麵だけ使ってスープが余っていたのだろう。東南アジアではそういうやり方をすることを以前テレビで見たことがある。しかもお湯が多くてちょっと薄かった。肝心のカレーも、全くスパイスが効いてなく旨くなかった。案の定、程なくして店は閉店となった。
この前シチリア料理を売りにする店で、モツバーガーを食べた。これはシチリアのファストフード、郷土食でモツは脾臓ということだ。予め調理した脾臓を薄切りにしてラードで焼きそれらをパンで挟み、リコッタチーズなども挟んだりというのが現地での食べ方らしい。そこで食べたものもほぼ現地スタイル(多分)。で問題の脾臓の味は、何せ初めてなので本来そういう味なのか分からないのだが、食べたものはレバーを更に臭くして繊維質にした感じ。はっきり言って旨くない。かなりクセが強い。想像するに、これはシチリアという貧しい土地の全てを無駄にしない故に生まれた食べ物ではないのか、と思う。因みに脾臓は、血液を浄化したりする器官で、血が集まりやすいところのようだ。血臭いのはそのためか。