
てっきり三連敗だと思っていた日本代表、まさかのコロンビア戦勝利でイブラヒモビッチの予想二位通過(予想ではコロンビア一位だが)が一気に現実味を帯びてきた。ポーランド戦を見てみるとセネガル強しだからコロンビアをセネガルに変えれば良い感じ、かもしれない。ということでこれからの予想。日本は対セネガル0-2で負け。コロンビア対ポーランドは1-0でコロンビア。三戦目日本対ポーランド3-3のバカ試合で引き分け。ちょっと解説。後がないポーランドは超攻撃態勢で攻め、それまで不発のレヴァンドフスキが意地の三発。ゆるゆるデュフェンスの隙を突き日本も3点という内容。そしてコロンビア対セネガルは0-1でセネガル。結果二位は日本、という妄想。
やっと大滝詠一ショックが癒えたらしいゲロメッティYが登場。開口一番「浦和の無観客試合どうですか!」といきなり興奮気味。どうですかと言われても、大した感慨もないので「日本も世界並になってきたね」と答える。「原理主義的な行動は、どんどんエスカレートして過激化するので、小さなうちに芽を摘まないと、それにナショナリズムとむすびついて隙あらば暴走するし、兎に角初期の対応が重要だよ」と尤もらしい解説も付け加えた。
続いてYは「ミランの本田はどうなんですか?」と聞いてきた。「現時点では使えないというのは事実だし、そもそも本田って何がいいんだ?」と逆に聞き返した。「足は遅い、走らない、セリエでは並みのフィジカル、しかもチームでは浮いている、実力さえあれば周りをねじ伏せられるんですけどね」とY。「日本代表では結果も出して何故か活躍するけど、ストロングポイントが何処なのか今一つ分からないんだよね」と言うと「本人はいつもの自信過剰に見える言動で、いずれ結果を出すなどと言ってますがどうなんでしょう」とY。この本田に関しての見解はYとは一致していて、二人ともその実力はあまり買っていない。
「香川は試合に出なし、本田はこんな状態だし、WC本番も期待できないですね」とY。「変に期待して大ショックを受けるよりはいいだろう」とYの典型的パターンを過去何度も見ている私は答えた。「もう、サッカーもいいですね」とまた始まったYに「いい機会だから卒業すれば」と答えておいた。
鳴り物入りでACミランに入った本田、今のところ目だった活躍もなし。この先どうなるか、果たしてミランにフィットするのか、全く読めないというかミランについてよく知らないので分からないというのが正直な所。ついでに言うと、本田もよく分からない。
一方、マンチェスターUの香川は、相変わらず使ってもらえない。こちらは、監督のモイーズがどういうサッカーをしたいのか全く分からない。従来の、サイド攻撃主体の力技のサッカーなら香川は必要ないし、必要ないならさっさと放出してくれればいいのだが、そう簡単にはいかないらしい。スポンサーの関係と、アジア戦略上の要員として重要ということらしいのだ。今の状態が、WCに向けて良くないことははっきりしている。調子のいい本田よりは、調子のいい香川を見たいのだ。
マインツの岡ちゃん、2ゴールの活躍(特に2点目は凄い)と今回は好調を維持している。一方マンチェスターUの香川は、このところ出番なし。今日の試合を見たが、今のチーム状況だと香川はあまり必要とされていないように感じる。伝統的なサイド攻撃が機能すると、香川の入り込む余地はないのだ。どうも、始めから言われていた、チームとのミスマッチがここにきてまた顕在化しだした。移籍時かもしれない。
で、マインツの対戦相手ハンブルガーSV(嘗て高原も在籍)の監督は、今はファン.マルバイクなんだ。前回のWCオランダ代表の監督で、小野が行った時のフェイエノールトの監督でもある。小野が入ったときに、サーカスみたいな技術はいらないと言われたのはよく覚えている。そしてその時の同僚が、今はマンチェスターUで香川の同僚のファン.ペルシーだ。当時のフェイエノールトには、他にもカイトとかトマソンとか錚々たる面子がいた。小野もその中で中心選手として活躍してたのだ。それにしてもあの時と今を較べると、日本人選手が海外へ行く数はそれこそ数倍の違いがある。こんなに行くようになるとはね。
WCの組み合わせが決まった。日本は楽なグループに入ったように思われるかもしれないが、どこの国もそう思ってるような微妙なグループとも言える。つまり、力は拮抗してるとも言えるわけだから、逆に難しいとも言えるのだ。ただ、いずれにし日本が下位なことに変りはない。