アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

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立春

2010-02-04 11:21:40 | Weblog
春は名のみの風の寒さや 谷の鶯歌は思へど 時にあらずと声もたてず
本当に歌の通りの寒い朝でしたね。
今日は立春、いにしへの暦(レキ?)や風水に従えば、今日から新年、年が新まったということになるようですね。ということは昨日の節分は大晦日にあたるわけか…
それで豆撒きをして厄 を祓い福を呼び込む準備をするわけね…
最近では、もともと関西の風習だった恵方巻がブームになってますよね。
去年までは馴染みのお鮨屋さんで恵方巻を頂いていたのですが、今年は自宅のベランダから恵方=西南西を向いて、願い事などを次々に思い浮かべながら頂きました。
何故今年は自宅でだったのかといいますと、我が家のベランダから真っ直ぐ真西南西に当るところに富士山 がありますので、富士山に向かって恵方巻を頂くのがもの凄ぉ~く縁起が好い感じでパワーアップ出来そうな気がしたから、です。
ところで、この恵方巻、なぜ切らずに1本丸ごとの太巻きを頂くのだろう、とかねがね疑問に思っていましたら、折りよくTVで解説していましたよ。
『江戸末期から明治初期の頃に関西の商人が、取引先=お客様との“縁が切れないように”大切にすれば長く商売を続けていける、と験を担いで始めた』
ものだそうです。
だから太巻きを包丁で切らずに“太く長く”なんですね
商売人にとってだけでなく、誰にとっても人と人との繋がりや関わりは大切なことだから、この恵方巻が飲食業界の戦略や単なるブームに堕することなく、“縁を大切にすること”を忘れないための、ごく当り前の慣わしとして続いていくといいなぁ、と思いました。
そして、豆は撒きませんでしたが、自分の年の数だけ豆を食べて厄を祓うという慣わしにはチョコっと従って、豆料理を作って食べたの。だって年の数だけ鬼打ち豆をそのまま食べたらお腹を壊すような数になるんだもん…
恵方巻も頂いたし、豆も食べたし…、よしっ…
しかぁ~し、こうやって豆を撒いて家内の厄を祓い、年の数だけ豆を食べて自分の中の厄払いもして福の訪れを願い、恵方巻を頂きながらさらに幸運と繁栄を願い…、その上それぞれの節句のたびに浄めもするし厄も祓うし願い事もするし……、それなのにっ…
12月31日の大晦日には108つもの煩悩を溜め込んでしまう(それも毎年…)私たちって、見方によってはなんか、スゴいわね…
コメント
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